うちを13時頃出て、葉山へ。
まだ蝉の声が聞こえた。
ススキ現る。穂が瑞々しい。
海は凪、潮澄み、ほぼ無風。
はなれ岩まで泳ぐ。
Cは2回目の実験失敗。
岩まわりは水がとても澄んでいて、
たくさんの魚たちが見えた。
海の中はすべてが美しい。
黄色に黒の縞もようのひらべったい魚や、
赤黒くてエラ周りに白いもよう入りの魚。
この子たちは回遊熱帯魚で、
冬になると死んでしまうというのは悲しい。
それでも毎年来てくれるそう。
かわいくて、いつまでも見ていたかった。
ほかに、大きな魚もいたけど、
息つぎする間に消えてしまう。
黄色ブルーの大きな魚が、
私の後を追いかけてるのを見た、とC。
水は澄んでたけど、透明のプランクトン?
みたいなのがいっぱいいた。
薄赤いクラゲもいた。
薄ぐもりで、風が出ると寒い。
はなれ岩は暖かくて、寝転んで温まる。
寒いので、早めに山に移動。
木や葉、草、土の熟した濃厚な甘い香り。
薄い雲のヴェールに包まれたしっとりとした空気は、
秋の匂いがした。
鳥居を超えるごとに、匂いが濃くなる。
虫が減ったので、天狗のお宮のさらに上まで登る。
息が切れて、足はぷるぷる。
展望台のさらに上の、
山の中のちょっとした空間まで行く。
そこに、幹の白っぽい大きな木があって、
特別な存在感を放っている。
久しぶりにお会いできて嬉しい。
天狗のところに戻りベンチに横になると、
身体が山と一体になって、
身体のあちこちで美しい虫の声が
鳴ってるみたいだった。
境内に戻る頃には日が落ちた。
ベンチでストレッチ。
泳いでさらに山登りの後なので、
ヨガする体力はもうなかった。
雲のヴェールで、星は見えず。