殿は何事もなかったかのように甘えっ子に戻り、
和室では私のお腹をふみふみふみふみし、
夜ベッドに入ればすっと来て胸の上に乗っかり、
じーっと私の顔を見つめる。
ビーは、ダーが出かけようとすると
ん、行くのね、とダーの方を見て、
出かけたとたんに私に
おいちいもの!だっこ!おちょと!
と迫ってくる。
モンチは、日向でころんころんし、
洗濯物の上でころんころんし、
おいで、と床を指でトントンすると
ふわーっと来てころん。
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Kちゃんと横浜美術館で待ち合わせたら、
休館日でがびーん。
奈良美智、
今月の8日に一度来て、
まねして家中の猫用ダンボールに
3匹の絵を描いたらかわいくて、
もう一回見て技を学びたかった。
Kちゃんとは気をとりなおしてお散歩。
みなとみらいの海では魚が元気に跳ねていた。
象の鼻パークのビールはやっぱりどえらい美味さで、
酔いも気持ちよくて、話もつきない。
木の話や前世、彼、家族、
自然に溶けること、星の話などなど。
初秋の涼しい海風を浴びて、
港や空を眺めながら暗くなるまで飲んでいたら
ショーが始まった。
白いシャツの男女が、
カフェの中と外の広ーい空間を動き回る。
セリフはなくて、
視線の運動と音を楽しむ感じ?
船着き場では、クラゲと
魚がいっぱい泳いでるのが見えた。
大桟橋から見る東京湾は、とてもきれい。
ベイブリッジは特に、大きくてきれい。
なめらかな水面に夜景がにじむ。
木の香りのボードウォークに寝転んで、
空を見上げる。
横浜の港は明るくて、
天頂の大三角形まわりくらいしか見えなかったけど、
じっと見てたらイルカが見えた。
山下公園にも少し寄って、
どんぐり拾って帰る。
Kちゃんは今制作中で行き詰っていて、
Nちゃん以外の誘いなら断ってた、と
何度もいってた。嬉しい。
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どんぐりをダンボールに入れたら、
みんな前足でちょん、と触っては
転がして遊んでいた。