庭のシラユキゲシ
エリナカスケードもたくさん咲いた
窓辺の日向に置いた段ボール箱の前で、殿はしばらくじっとして、箱を見つめ、見つめに見つめ、前足を入れようとしてやめ、と、しばらく迷ってから、やっと箱に入った。
水を飲む時も、水の前でしばらくじっとして、そのまま寝てしまうときもある。
あれしたいこれしたい、という欲求が抜けて、無意識に任せて体が動いてる感じ。
前の日は、先に入ってたビーを追い出して寝てたけど。
我、というものがなくなってきてるというか、主観が薄れてきてるというか、少しずつ、空気や水や、自然の一部に近づいていくというか、戻っていくというか。
おれ、なにしよーとしてたっけ?の、おれ、が薄れている。
脳の老化とは、そういうものなのか。
いつもそんな感じというわけではなく、ときどきそんなふうになる。
やっと20℃越えて暖かかったので、殿を庭に出したら、隣の庭の砂利の上で、しばらくごろっとして、帰って来た。
簡単に言えば、殿はちょっとボケてるようなとこがあるけど、品がよくてかっこよくてかわいいのに変わりはないし、幸せをくれ続けていることにも変わりない。
こうして、私の側で老いていく姿を見せてくれることが、私は幸せだ。
簡単に言えば、殿はちょっとボケてるようなとこがあるけど、品がよくてかっこよくてかわいいのに変わりはないし、幸せをくれ続けていることにも変わりない。
こうして、私の側で老いていく姿を見せてくれることが、私は幸せだ。
ゆっくりゆっくり、年を重ねていただきたい。
ビーは脳の老化は感じられない。
無意識に動いてる感じはほとんどなく、無駄なく動くのが昔から全然変わらない。
あの目力は無意識には出せないし、私を呼ぶ声もそう。
モンちゃんは、遊びたいときのアピールがすごくて、私のジーパンでバリバリ爪をといで、
「いたいよモンちゃん!」と私が反応すると、待ってました!といわんばかりに、「コッチきて!」と走っていくときに、いろんなものをふっとばしたり、なぎ倒したり、大きい音をたてたりする。
本棚の上から、いろんなものを落としながらジャンプしたり。
私が休みの日は昼にも外に出るし、夜はほぼ毎日外に出てる。
うちのマンションは、1階の庭がつながっていて、庭の両端には鍵付きのドアがあって、子猫が通れるくらいの隙間しかないので、庭の外には出れなくなってる。
なので、遠くに行く心配はない。
でもこの辺り、最近もタヌキを何度も見かけてるし、タヌキ界では疥癬流行ってるし、やっぱりあんまり外に出すのは良くないんだけど。
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13日(土)は巣鴨へ。
腹側(意識的な動き)と背側(無意識の動き)の話から、お母さんがトイレに入って次の動作に移れなくなった話から、外の猫が死ぬ時、意識はどうなってるのか、死は主観的経験なのか、の話。
この話が強すぎて、ほかの話をあまり覚えていないのだった。
今読んでるタコの本にも、殿の老いにもつながっている話。
「いたいよモンちゃん!」と私が反応すると、待ってました!といわんばかりに、「コッチきて!」と走っていくときに、いろんなものをふっとばしたり、なぎ倒したり、大きい音をたてたりする。
本棚の上から、いろんなものを落としながらジャンプしたり。
私が休みの日は昼にも外に出るし、夜はほぼ毎日外に出てる。
うちのマンションは、1階の庭がつながっていて、庭の両端には鍵付きのドアがあって、子猫が通れるくらいの隙間しかないので、庭の外には出れなくなってる。
なので、遠くに行く心配はない。
でもこの辺り、最近もタヌキを何度も見かけてるし、タヌキ界では疥癬流行ってるし、やっぱりあんまり外に出すのは良くないんだけど。
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13日(土)は巣鴨へ。
腹側(意識的な動き)と背側(無意識の動き)の話から、お母さんがトイレに入って次の動作に移れなくなった話から、外の猫が死ぬ時、意識はどうなってるのか、死は主観的経験なのか、の話。
この話が強すぎて、ほかの話をあまり覚えていないのだった。
今読んでるタコの本にも、殿の老いにもつながっている話。
あと、思考は脳だけでなく身体全体でするもので、身体を大きくするのも、相手を威圧するための思考だ、というような話。
どんどんでかくなるモンちゃんは、身体で思考してるのか、と考えたらおかしかった。
その日はダーが仕事だったため、懇親会で軽く飲んだ後、打ち上げは1時間だけで帰った。
カリカリ多めに入れといても、遅くとも9時半までには晩ご飯にしたいところ。
出かける前にリフレしといてよかった。
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14日(日)は海へ。
この日まで最高14℃くらいの寒さが続いていた。
由比ヶ浜。曇り、風が強くて寒いけど、南西の風で、冷たい風ではなかった。
ゴリゴリのオンショアでベシャベシャの波だったけど、サーファーがけっこういた。
その日はダーが仕事だったため、懇親会で軽く飲んだ後、打ち上げは1時間だけで帰った。
カリカリ多めに入れといても、遅くとも9時半までには晩ご飯にしたいところ。
出かける前にリフレしといてよかった。
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14日(日)は海へ。
この日まで最高14℃くらいの寒さが続いていた。
由比ヶ浜。曇り、風が強くて寒いけど、南西の風で、冷たい風ではなかった。
ゴリゴリのオンショアでベシャベシャの波だったけど、サーファーがけっこういた。
潮は、そんなに出汁も出てなくて、きれいだけど、砂が巻き上がって濁って見えた。
足だけ入ってヨガ。
八幡様に行ったら、白藤がとっくに咲いてたみたい。
つるが短く切られて、手に取ってかげなかったけど、近くにいるとふわっと香った。
源平池には、小さい魚の魚影があって、動きを見てると鯉の稚魚かも
お寺の牡丹
お寺も珍しく明るいうちについた。
高校や境内の桜はまだ花が残っている。
タケノコはあんまり出てなかった。
足だけ入ってヨガ。
八幡様に行ったら、白藤がとっくに咲いてたみたい。
つるが短く切られて、手に取ってかげなかったけど、近くにいるとふわっと香った。
源平池には、小さい魚の魚影があって、動きを見てると鯉の稚魚かも
お寺の牡丹
お寺も珍しく明るいうちについた。
高校や境内の桜はまだ花が残っている。
タケノコはあんまり出てなかった。
枝先に花の残る桜
あらゆる木々の芽吹きの緑が眩しい
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失われた時を求めて 3巻「花咲く乙女たちのかげに」
語り手は、ついに、スワンの家族と仲良くなって、昼食に呼んでもらえるようになる。
嬉しくて、舞い上がりまくる語り手。
○一歩一歩階段を上る時から、私は思考も記憶も剥奪されて…
○仮に一瞬、現在を見分ける能力を取り戻したとしても、それは過去を思い出したり、未来を予見したりする能力を回復させてはくれなかった…
すすめられた紅茶を飲み過ぎて夜に眠れなくなり、体調が悪くなる。
スワンは結婚した後で、かつての苦悩や嫉妬を思い出す。
特に、フォルシュヴィルがオデットの家にいた疑惑の日のこと。
○これ以上、自分の感じる恥ずかしさを掘り下げるのはやめて、ただ口の端をちょっとゆがめ、必要ならそれに足して「いったいそれがどうしたんだ?」という意味で頭をひとふりする。
○この嫉妬は病気のようなもので、患部や感染源は人間よりもどこか家の場所にあり…
オデット本人を対象にするよりも、失われた過去のあの日、あの時刻、スワンが家の戸をたたいてまわったあの時を対象にしていた。
それはまるでこの日この時刻のみが、かつてスワンの持っていた恋する人格の最後に残ったいくつかの断片を定着させており、その人格はそこにしか見出だすことができないようだった。
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