なぎのあとさき

日記です。

早春に見る“夏のオレ”

2014年03月11日 | 日々のこと

お寺にいつもいるカラスのミック(仮)。
いつも嘴を磨いではキメポーズで見せつけたり、
カーカー鳴いて美声を披露したりしている。
うっかりミックの存在に気づかないでいると、
イライラして騒ぎ出す、ミックは夏のオレ。
色の黒いのも共通点。

オレが好きすぎて、
この何年か彼女のできる気配がなかった。

ミックに会って、
「彼女できないねー」と言ってた一週間後、
お寺の下、山のふもとの木にとまり、
「カー!カー!」(オレ、ここ!)
山をのぼると先まわりしたミックはお堂の上にいて、
「カー!カー!」(オレ、ここ!)
からの目の前を滑空(オレの飛ぶ姿!)
大きな杉の木の枝にとまると、

なんとそこに、彼女が待っていた。

夕陽の方を向いて並んで、
中睦まじいミックと彼女。
彼女の方がミックに寄りそったり、
首元の毛づくろいをしてあげていた。
「カー!」(オレの彼女!)
ミックおめでとう!お幸せに!

しばらくイチャイチャを見せつけた後で、
ミックは一人で飛んで山を降りて行った。
次のオーディエンスを探しに行ったのか。

スミレちゃん(仮)のおとうさんは
黄色の花束、たぶんレンギョウを抱えて
山を上っていた。
やっぱり挨拶する方が自然だと思って、
挨拶することにした。

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ジムのプールガードにも夏のオレの生き残りがいて、
ジャグジーに入ってる人をオーディエンスにして
プールガード用のメッシュのタンクトップをあえて着ないで、
日に焼けたシックスパックを意識しながら
せっせと床のブラシがけをしていた。

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