なぎのあとさき

日記です。

桜と悪夢と現代思想

2022年03月29日 | 日々のこと

3月28日、やっとここまで咲いた。今年は遅め。


ラナンキュラス ラックス ハリオスさんも咲いた。


けっこう迷ったけどこの方に来てもらって良かった。
クリームレモンイエローの明るい顔立ち


アリアドネもずっときれい。
夕方になると開いてた花びらが少しずつ閉じて、ひらひら感が増す。グラデーションもパールみたいな艶も見入ってたら止まらない美しさ。

きれいだきれいだとは聞いてたけど、思ってた以上だった。今年は2株でとどめたけど、来年はアプリコットのエリスを、2月上旬に、絶対かう。リキュアとティーバも。


ベロニカ オックスフォードブルーも咲いてきた


ふんふん
みどりがおおきくにゃってきた


一定の距離をしっかり保ってるまーりん。
私とTと二人がかりで毎日遊んで楽しそうなのに、呼んでも顔そむけたり、近づくと逃げたり、ツンしかない。いつになったらデレってくれるのか。

でも布団の中でゴロゴロいうこともある。数分間でハッとした顔で出てくけど。


ビーも好きだったゾゾ箱はまーりんもお気に入り

アイソのかけらもふりまかないけど、夜になると遊んでほしくてヒモを運んできてポトリ、ニャーン!ニャーン!


絶大な信頼を寄せてるのはモンにいだけ

モンちゃんは包容力のかたまりだからねー。わかるよー。
私もこのところモンちゃんにすごい助けられた。

3回目ワクチンで熱出て寒気がしたときも、イヤなことがあって寝付けないときも、モンちゃんは私のとこに来て体をくっつけて寝てくれる。
モンちゃんが密着してるときは、もう最大級の幸せしかない。

庭で春の芽だしの見回りしてるときもモンちゃんは専用シートの上にごろんして側にいる。
出かけても、モンちゃんのことをちらと考えると、帰ってモンちゃんの胸ぐらに顔つっこみたくなる。
6才になって、ますます特別な猫になった、上の3ぴきと同じように。
モンちゃんはもともと相当特別なんだけどね。モンチを送ったあとの私をぽーんとひっぱりあげて、殿ビー介護中も送った後もいつも私を支えて、支えというか暖かく明るく照らして包み込んでくれてる感じで、ほんとに太陽みたいに。

夢に体が大きくて可愛い顔した知らない若い男の子が出て来て、すごい楽しい夢で、誰だったんだ?と思って、あ、モンちゃんの擬人化だ、と思った。すごーいいい笑顔してた。


専用シート

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鐘が重くて5日めでも貧血頭痛がしてる中の3回目ワクチンだった。
初モデルナで明け方寒気がし、朝37.3
くらいの熱。大した熱じゃないけど数年ぶりの悪寒。寒気してるときにモンちゃんに抱きつくとあったかくて気持ちよくて、服反応さえ楽しかった。

昼頃には熱も下がり、夜にはプールとサウナへ。

プールは何日かぶりで、泳いですぐはきつい。泳いでるうちに水の抵抗が弱まってきてどんどんラクになる。

鐘7日目もまだ貧血から回復してなくてぼんやり頭痛。イブがすごい効いた。

土曜日はお花見で、風時々雨だったので屋内で。20代~60代の20人くらい、誰もマスクしないで6時間。思ってた以上にみんなコロナ気にしてなかった。気にしてたら何もできない、それより他方向に動いていたいみんな。
オミクロンは軽症とはいえ死者数は増えてるのだが。
途中、ぶらぶら花見に河原に出たけどまだ1ぶ咲き。ユキヤナギ満開でいい匂いがした。風強いといって皆すぐ屋内に戻ったけど、私はあの程度の風ならてっきり外で飲むと思っていた。
強風をこらえて外にいるのってわるくないから、といって同意する人はいない。
2年前と全く同じことをする子どもがいた。
その後ゲリラ雨も降り、低気圧激しくて夜は寝れないほどの頭痛で、でもお酒入ってて薬も飲めずにいたらモンちゃんが来て、寝れた。

そして日曜日は思い出したくもないことが起きた。なので詳しくは書かないけど私の軽く出た発言にCが激おこ。30年の付き合いでこんなことは初めて。
何度謝っても全くとりつくしまもなく、問いつめられ、責め立てられ、ちびりそうなほど怖かった。お互い話が通じなくて。ちびらなかったけど涙が出た。海は早々に切り上げて帰った。

まだ明るかったので、Tをつれてその辺の桜を見ながら、経緯を聞いてもらった。それで少し落ち着いた。
Nちゃんもそれくらい怖い、と。
もう会う気がしない、というと、そんなことでもう会わないなんて不寛容すぎてびっくりする、と。

人は差異でできている。私は差異の中に仮固定され宙づりになっている。
すべてはつながっていて、途切れてもいて、少しずつ変容していく。
人は違ってるから面白いって、最近なにかのCMでいってたな。

この週末は理事会もあって今回はTが出たのだが、細則に異常にこだわって、1対ほかで意見を頑固に譲らない某氏の話は、厄介だけど面白い。前回私が出たときと同じことをずーっといってたそうだけど、寒いエントランスでするほどの話じゃない。
理事の役割は監視や管理じゃなくてみんなが快適に暮らせるように考えることだと思うけど、そういっても、彼には全く通じない。聞こえてない。

差異のなかに人はいる、差異を受け入れなければ生きていけない。

Cと私もほとんどの部分で似てはいない。私はなんでも言葉で説明できると思ってない。なので理解できないことがあったとしても、話し合ってもあんまり意味がないと思ってる。

人はだれしもディオニソス的なものをもつ。無意識にそれが表に出てくることもある。そのことで相手がむかついたりイラついたりしても、それまで長い歳月をともにすごした相手なら、話し合いがうまくいかなくても個々で気持ちを落ち着ければ、もうそれでいい。人は差異でできている。すべてわかり合うことなんて、できない。それが寂しいなんてことはない。もともとそうなんだし、すべてじゃなくても何かでつながってるから。

とか、磯丸水産でTと話してるうちに恐ろしい一幕から抜けて救われた。外だと、家よりいろんな話ができていい。
この一件で、私は前より人に優しくなれる気はする。

磯丸水産、安くてそこそこうまいんだけど、イケスはやめてほしい、タイ類は見てられない。

でもふとしたときに思い出すと、あの時間は悪夢でしかない。実のところ、あんなに責め立てられるほど私がわるいことしたとは今だって思ってない。早く終わらせたくて、めんどくさいから何度もあやまった。
涙でたときもびっくりした。はじめなんの涙がわからなかったけど、たぶん単に怖いときの涙だった。激しいジェットコースターに乗ったときに勝手に出るような。そこまで人を追いつめるのは、やっていいことなのか。

が、Tにいわれて思い出すと、私もTに同じようなことをしたことはあった。
だから何がいいとかわるいとか、もういい。雨は降るがままにせよ、風に吹かれて生きろ。

ずぶ濡れになっても、モンちゃんが乾かしてくれる。
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