プロ野球選手、読売巨人軍の二岡智弘選手とタレントなのかアナウンサーなのか山本モナなる32歳の女性がラブホテルで不倫したことが週刊誌とかに暴露されたのか、名誉の大量報道を受けて、それが二度目とかで当分の間テレビ出演を自粛すると所属事務所が発表したそうだ。
余計なお世話だと言いたいが、「asahi.com」まで大騒ぎの報道している。
≪モナ宿泊のラブホ「何度か見たことある」≫(asahi.com/2008年7月11日)
<またも不倫騒動を巻き起こしたタレントの山本モナ(32)が、東京・五反田のラブホテルの常連の可能性が10日、浮上した。7日早朝に巨人二岡智宏内野手(32)と宿泊したホテルの従業員が「あの女性の顔は何度か見たことがある」と、証言した。また、モナが東京・新宿2丁目で一般人男性と親密に歩く姿が11日発売の写真誌で報じられるなど、深夜のプレースポットが見えてきた!?
モナが9日、マスコミ各社に配った騒動釈明の文書で「やむなく入りました」とした五反田のラブホテルはモナの“本拠地”なのか!? この日ホテルの従業員が取材に応じ「あの顔は何度か見たことがある」と目撃談を口にした。同氏は「テレビより実物の方が細く見えたし、100%本人とは断言できないけど」と前置きした上で「未明に泊まりに来る客は水商売の女性や若いカップルが大半。その中で際立って美しい女性がよく来るので覚えていた。彼女は午前3~4時に来ることが多い気がする」と証言した。
2人が訪れた7日早朝の担当者は、ホテルの責任者に対し「相手の顔や名前を確認するわけではないので当日の様子も覚えていない」と説明しているという。同氏によると、2人が一夜をすごした「宿泊9800円」の部屋は「うちで最も多いタイプ」。手続きなしで入退室が可能なため「何号室に泊まったか調べられないけど、部屋はシンプルでキレイな造り。SMとか変なプレーはできない普通の客室だよ」と説明した。
ホテルは、五反田駅西口に広がるラブホテル街の一角にある。都内のモナの自宅から車なら10分の距離だ。地域のラブホテル調査で上位にランクインする人気で、モナと二岡の不倫発覚から一夜明けた10日昼すぎも満室だった。ただ、2人が泊まった日曜深夜から月曜早朝にかけた時間帯が最も空室が多いといい「部屋は選び放題だったはず」。料金は通常8800円~1万1800円。メンバーズカードもあるが、モナが保有しているかどうかは不明という。
また、11日発売の写真誌フライデーでは、モナが「週5日は1人で飲みに行く」と公言する新宿2丁目で一般人男性と親密にする新たに姿が報じられた。6月中旬にゲイバーを訪れ、男性に腕を絡ませたり、胸を押し付けていたという。2人の関係は不明だが、男性が在京テレビ局のスタッフという情報もある。 >・・・・・
記事内容のすべてが余計なお世話の情報で成り立っている。野次馬根性もいいとこではないか。
山本ナオは独身らしい。一方不倫を認めた二岡の方は11日に予定されていた一軍昇格の見送りを受けたという。
これは懲罰なのだろうか。球団に向けられるかもしれない管理・監督の責任に対する非難逃れなのだろうか。
二軍で調整中の身で夜カラオケに行って酒を食らい、妻子ある身でありながら妻以外の女とラブホテルに行って不倫するとは何事だといった非難が集中しているらしい。
不倫とはどちらか一方でも交際相手、あるいは伴侶がいながら、別の異性との性関係を持つことを言うのであり、戦前で言うところの「姦通」、もしくは「不貞」のことであり、江戸時代で言うところの「密通」のことであろう
果して不倫は今の時代社会的犯罪とまで言えるのだろうか。二岡は妻子がいるから、一夫一婦制という結婚制度から言えばそれを侵す社会的な犯罪行為と言えるし、結婚に対する契約違反ということになるが、あくまでも夫婦間の精神的問題及び身分行為に関連する問題であって、厳しく社会的な犯罪行為だと断罪しなければならない程の問題だろうか。
もしそのように断罪しなけれがならないとしたら、すべてとは言わないが、離婚の多くが一方の当事者、あるいは双方共に対して一夫一婦制の結婚制度を破る行為として社会的犯罪だとしなければならなくなり、個人を「家」に縛り付けたい欲求を常に抱えている国家主義者たちは喜ぶかもしれないが、離婚への道を狭めることになる。
あるいは「婚姻の解消もしくは取り消しの日から300日以内に生まれた子は婚姻中に懐胎したものと推定する」とし、その子を例え別の男の子であっても結婚中の夫の子とする「300日規定」はどう変更しようと、結婚中の妻の懐胎を結果とする夫以外の男との行為は社会的犯罪だとして断罪の対象としなければならなくなる。
これが妻子がいながら、他の女性とも結婚するといった二重結婚ともなると、重婚罪に問われることになり、社会的な犯罪であると同時にそれを超えて刑法上の犯罪の部類に入るだろうが、例え不倫が継続的性格のものであっても、関係者の身分に法律的な変動が何らなければ、社会的な犯罪とまでは言えず、あくまでもプライベートな性行為を伴った恋愛行為と言えないだろうか。
尤も不倫が社会的な犯罪だとまで言えなくても、もし山本モナが政治家がオハコオにしている道徳だ、家族の平和だ、夫婦愛だ、正義だとか普段から口にし、そういった倫理性に価値を持たせた自己の存在性をウリにしていながらの不倫だということなら、マスメディアという言葉の信用性が常に問われる職業との関係から言行不一致の人格を問われることになる。いわば言行不一致を曝す不倫の場合は社会的な犯罪の部類に入れなければならない偽善行為ではないだろうか。
妻子ある政治家の愛人問題が大きく取り上げられるのはそのためであろう
もしも不倫を、それが一夜限りの出来事であっても、単に性行為を愉しむ個人相互の恋愛行為であることを超えて社会的犯罪だとするなら、刑法上の犯罪とすることにもなるが、姦通罪を復活して始めてそのような部類の犯罪だとすることができるのではないだろうか。不倫をすべて社会的犯罪の部類に入れて批判する人間たちは国家主義者・日本主義者以外で1947(昭和22)年に廃止された姦通罪を復活したいと願っているのだろうか。
「日本史広辞典」(山川出版社)にはこう書いてある。「第2次大戦後になると、姦通罪は刑法典から削除され、姦通は単に民事上の離婚原因にとどまるものとされるに至った」
社会的犯罪だと把えた書き方はどこにも見当たらない。勿論刑法上の犯罪だとも書いてない。
江戸時代は不義密通はお家の御法度と言って、「本夫による家宅外での姦夫・姦婦の殺害を公的に許容するまでになった(妻敵討・めがたきうち)。明治期の新律綱領・改定律例や旧刑法にもおおむね前代の規範が継承されたが、1907(明治40)年の改正刑法は、姦通罪を残しながらも本夫による殺傷権は否認した」(同「日本史広辞典」)と今で言う不倫(=不義密通)には1907(明治40)年まで厳しい制裁が課せられた。
男尊女卑の世界である。男のメンツに大きく関わったに違いない男にとって許し難い女の裏切りだったのだろう。特に武士にとっては妻が別の男と性行為を持つことなど許すことができなかったに違いない。だが、「不義密通はお家の御法度」と夫ある女の夫以外の男との性行為を厳しく禁止し、犯した場合の制裁を切り捨て御免の最懲罰の死を規定しなければならない程に「不義密通はお家の恥」が横行したということなのだろう。
いや、最懲罰の死を規定しながら、不義密通はなくならなかった。江戸時代の武士は参勤交代で一定期間江戸詰めを余儀なくされ、妻は一人家に残される。夫は江戸で公認・非公認の遊女を相手に、あるいは妾をこしらえて適当に性欲処理に走り、家を守ることを務めとされていた妻は耐え切れずに不義密通に走ってしまう。その結果の怒り狂った本夫の「不義密通はお家のご法度」となって姦夫・姦婦の殺害(妻敵討)が展開されることとなる。
中には夫の嫉妬がつくり出した不義密通が原因で妻と何の関係もない男が殺されるという悲劇が生じた可能性もある。
11世紀末から13世紀にかけてアラブ世界に向けて行われたヨーロッパキリスト教徒の十字軍の遠征では長期間家を留守にする騎士が妻の不貞を防ぐために夫が持っているカギを使わなければ外せない貞操帯を下半身に装着させて出陣していったというが、不貞防止により確実な物理的方法に思えても、カギ製造技術が現在のように発達していなかった時代であったろうから、合鍵を簡単に造ることができていつでも簡単に外せたといったことはなかったろうか。帰還した夫を迎えるときは夫が装着した当初の状態に戻しておき、装着以来初めて外すといった様子で夫自らの手で外してもらう。
貞操帯合鍵製造専門の職人がいて、女たちの切なる願いの足許を見て高額で売りつけ、しこたま儲かる商売となっていた可能性もある。
貞操帯は愛だ、永遠だといった言葉の諭し、神の前での誓いといった人間に向けた倫理観への訴えの非有効性を物語っている。あるいは合鍵を提供すると同時に自分の肉体を提供する若くてイケメンの職人もいたに違いない。
性の解放が進んだ現在、不倫が社会的犯罪だとまで言えないとしたなら、また言葉で自分を高潔な人間に思わせていてそれを裏切る正体の曝しでなかったなら、 あるいは「日本史広辞典」が言っている「姦通は単に民事上の離婚原因にとどまるものとされるに至った」という考え方に立つなら、少なくとも結婚していない男女、あるいは交際中でない男女にとっては相手のいる男女、あるいは結婚している男女相手の性行為は一般的には不倫と言う言葉から罪のニュアンスを取り除き、性行為を伴った恋愛、あるいは性行為にまで行き着いた恋愛と把えるべきではないだろうか。
それを罪とするのは男女いずれかの配偶者、あるいは交際中の男女いずれかに限定されることとする。
この把え方に立つなら、山本モナはテレビ出演を自粛する必要はないし、また出演自粛の制裁は不倫を社会的犯罪だとする過剰な反応ということになる。
山本モナとしたら、こういったことではないだろうか。結婚したいと思う男に出会わない。結婚したいとは思わない独身の男と性行為にまで至る恋愛をした場合、付き纏われでもしたら困る。結婚している男が相手なら、例え性行為に至る恋愛をしても付き纏うことはないに違いない好都合な存在として愉しんだ?
自粛だ、謹慎だなどと言わずに、「私が今まで関係した男の中でテクニックは上の部類」あるいは「中の部類」、「肉体規模は・・・」とあっけカランと言える世の中になるべきではないだろうかと思うが、不謹慎極まりない考えだろうか。
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≪山本モナ 不倫騒動で無期限謹慎≫(ディリースポーツ/08.7.11)
巨人・二岡との不倫騒動で芸能活動を自粛することになった山本モナ。復帰時にはまたスイカのかぶりもので登場する!?
巨人・二岡智宏内野手(32)との“ラブホテル不倫”が発覚したタレント・山本モナ(32)が10日、キャスターを務めるフジテレビ・関西系情報番組「サキヨミ」への出演を当分の間見合わせることが決まった。他のテレビ番組出演も自粛する旨とモナ自身の謹慎処分も合わせて、所属事務所が発表した。また、巨人・滝鼻卓雄オーナー(68)は同日、11日の横浜戦(東京ドーム)から予定されていた二岡の1軍復帰にストップをかけた。
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1泊9800円の“ラブホ不倫”の代償はとんでもなく大きかった。妻子ある男性との2度目の不倫報道に所属事務所は迅速に対応。「オフィス北野」はマスコミ各社へ、森晶行社長の署名入りファクスを送り、モナのテレビ番組への出演自粛とモナ自身の謹慎処分を発表した。同事務所では期間について、「当分の間」としているが、キャスターとして負のイメージは致命傷。このまま番組を降板する可能性が大きい。
不倫イメージをスイカの着ぐるみをかぶるなど、バラエティー色で払しょくし、再びキャスターとしての一歩を踏み出したはずだった。「サキヨミ」第1回放送当日を無事終えたモナだったが、この日がまさかの不倫騒動第2幕の幕開けとなるとは誰が予想しただろうか。
06年10月、民主党・細野議員との“路チュー不倫”による「NEWS23」降板から1年9カ月、モナを支えた所属事務所も、この行動にはさすがにお怒りの様子。「キャスターという重責を預かった立場にはふさわしくない、自覚に欠けた行動」と生放送を終えて向かった新宿2丁目での“夜のお遊び”をバッサリと切り捨てた。
「サキヨミ」は13日の第2回放送分からモナの姿が消える。同局広報部によると「代役は検討中で、今週(13日)は伊藤利尋アナ1人で担当するものと思われます」としている。また、他のテレビ、ラジオすべての番組で出演を自粛するだけに、収録分を除き、しばらくはテレビ画面から姿を消すことになる。
バラエティーでは引く手あまただったモナだけに、不倫をネタにその道に進むことは可能だが、キャスターとして復帰の道は限りなく険しいのが現実。“魔性の女”は、どう立ち上がってくるのか。そして、二度あることは三度…となってしまうのか。不倫という“罪”の重さは、モナ自身が一番分かっていたはずなのだが…。