現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

戦国ブーム

2009-03-11 09:38:36 | 虚無僧日記
3/10 中日新聞 「若い女性に戦国ブーム」

「歴史好きな女の子」→「レキジョ」
「戦国乙女」    →「センゴクオトメ」
急増中とか。背景にはゲーム「戦国BASARA」などの
影響がある。「ゲームの武将は美形。鎧に見る美意識。
死と隣り合わせの精神性の高さ。戦略を練る知性など、
女性にとって理想的な男性像」だそうだ。

歴史書も売れており、忍(おし)城の戦いを書いた『のぼう
の城』(和田竜、小学館) が 30万部でベストセラーとか。

虚無僧寺の本寺、青梅の鈴法寺は、この忍城の戦いで
討ち死にした秋山惣右衛門の倅が虚無僧になっていたのを、
同僚だった吉野織部之助が見出して、彼の為に田地を
提供して建ててやった寺だ。
北条家の家臣の多くは尺八を吹いたという。そして秀吉の
小田原攻めで、高崎や忍他、関東一円に勢力を張っていた
北条方の城が次々攻め落とされ、7万人もの兵が浪人と
なった。そして徳川家康の関東入封とともに、多くが帰農
したが、農民や商人になれない無頼の徒が虚無僧となった。
それで関東各地に数十軒もの虚無僧寺ができたのだ、と
私は考えている。

「時代小説」や「武者絵」に夢中だった私の青春時代が今
甦るか。
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出自

2009-03-11 09:12:58 | 虚無僧日記
3/11 中日新聞 五木寛之『親鸞』
いよいよ範宴 (後の親鸞) は 法然のもとに行く。
「念仏を唱えるだけで本当に救われるのか」「なぜ
人々は、法然のもとに引き寄せられるのか」。私も
知りたいところだ。

「将来は比叡山を背負って立つ逸材といわれた法然。
万巻の経典や書物を読みつくしたあげくに、誰にでも
わかるやさしい言葉で語っているのだ。<念仏ひとつで
救われる>と。もし、出自も知れぬ乞食(こつじき)の
聖(ひじり) が同じことを説いたところで、だれが耳を
かすだろう。」

そうなのだ、一休も後小松天皇の皇子だったからこそ
「地位も名誉も肩書きも要らぬ」という生き様に、皆
感服するのだ。もともと地位、肩書きに無縁な人が
言っても、負け犬の遠吠えだろう。

虚無僧も、ただの乞食では、人をひきつけられまい。

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ななおじょう

2009-03-11 08:16:50 | 虚無僧日記
「ななおじょう」。「七尾城」ではない「奈々お嬢」。
一珍くんの妹。兄が頭が良く常識派なのとは対照的。
兄と比較すれば頭の悪い分、努力でカバーし、学校の
成績では兄とそう変わらないのだ。さらに生活力では、
兄より天才だと思っている。とにかく発想がユニーク。

子供の頃から、ごねたり、わがまま言ったり、泣いたり
わめいたりせず、いろいろ知恵をめぐらせて、これが
ダメならこっちでと、自分の思い通りに親や周囲の人を
動かしていく。彼女に“不可能”という文字はない。

その決め手は大きな目と笑顔。時には、訴えるような目で
ウルウル、そしてニコッと微笑みかけられると、相手も
素直に云うなりになってしまう。その彼女も高校受験。
面接で「将来何になりたいですか」と聞かれて、さすが
「“銀座の女帝”とは言えず、テレビの前で注目される
人に」と。後で「口が勝手に動いて、変な日本語になって
しまった」と。私は爆笑。人の名前、顔、数年も前に私と
食事した時のメニュー、その時交わした話の内容、バレン
タインデーに私からプレゼントした品など、7 ~8年前まで
遡って全部記憶しているのだから、「銀座の女帝」も
まんざら「夢」ではないのだ。

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林家ライス・カレー子

2009-03-11 06:43:14 | 虚無僧日記
夫婦漫才の林家ライス・カレー子がラジオに出演していた。
初代林家三平の弟子だが、寄席には出ず、全国つづ浦々、
「3人集まれば交通費だけで飛んでいきます」と、講演して
回っているそうな。環境問題、いじめ撲滅、飲酒運転撲滅
などのテーマで、小池百合子環境大臣から「(家庭の)環境
大臣」の認定と、「環境漫才」としての推薦を受けた。

さて、話の中で、二人の子供を「坊ちゃま、お嬢様」と呼んで
育ててきた。子供も大きくなってくると、いろいろ反抗期もある。
その時々、笑い飛ばして、上手に軌道修正し、いい子に
育ってきたという。

鈴花には一男一女二人の子供がいる。林家夫婦と同じく、
「〇〇お坊ちゃま」「△△お嬢」と呼んでいる。この兄妹、
全く怒ることをしない。家庭でも学校でも云い争いやけんかを
したことがない。クラス内でいじめやけんかなどがあっても、
持ち前のオーラを出して、その場を和らげるムードメーカー
として、先生からも感謝されているという。

もって生まれた性格もあるが、そういう子を産み育てた
両親も見事。感心する。家庭崩壊、学級崩壊が取り沙汰
されている昨今、こういう家庭もあることは救いだ。

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