現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

一絃琴の眞道さん

2009-03-24 21:03:11 | 筝尺八演奏家
津市分部の本願寺の尼僧、眞道さんとは、もう20年来の
お付き合い。眞道さんが出家する前からだ。そもそもの
出会いは、眞道さんが、カーネギーホールでリサイタルを
開くための資金集めと、PRを兼ねて、東京芝のABC
ホールでリサイタルを開いた時。当時、眞道さんは京都
に住んでいて、東京には全く人縁が無い。チケットを捌く
ために、千代田生命に売り込みに来られた。各生保はじめ、
東京に支社、本社がある主要な企業に片っ端から飛び込み
して、チケットを売り捌いたという、そのバイタリティには驚く。
私は「尺八を吹くので」と名刺を渡し、観に行った。

その後しばらくして、「桐生での公演に尺八を吹いてくれ」
と電話がかかってきた。私の尺八を一度も聞いたことのない
のにである。「あなたなら間違いない」と自信たっぷり。
私も舞踊や詩吟の即興演奏には慣れていたから、即刻OK。
以後、鎌倉など2、3回、公演に使ってもらった。

その直後、バブルがはじけて、眞道さんは2億の財産をすべて
失って、着の身着のまま坂本の西教寺に逃げ込んだ。
私は東京を離れ、名古屋に単身赴任。そして5年が経って、
私もリストラ、離婚、帰る家無く、サラ金に追われる日々。

その同じような境遇の二人が、偶然に再会したのだ。そして
眞道さんは、津分部の本願寺の安寿さまにおさまり、一絃琴
の演奏活動を再開された。そして私は尺八伴奏で、あちこち
呼ばれることとなったのだ。本当に、ご縁で、眞道さんには
助けられている。

10/23(金) 津市のリジョン・ホールで『小野小町』を上演する。
前回、昼夜2回公演で、立ち見も出る満員盛況。1,500人が
来聴された。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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無届、無認可

2009-03-24 06:56:13 | 社会問題
「入所者放ったらかし」おむつも換えず  老人施設火災 (朝日新聞) - goo ニュース

劣悪な老人施設。防災装置も訓練もせず。無届けで増改築。
喫煙も黙認。すべてが今回の火災事故につながる要因。
原因があって結果があるとすれば、起こるべくして起きた。
起きてから叩かれるのが行政の対応。

行政としては「無届け、無認可の施設は、検査指導の対象外」
との言い分。なるほどね。

以前、誘われて、ある「共済制度」の説明会を聞きに行った。
生損保会社は、法律に基づき、金融監督庁の厳しい監督下に
置かれている。その保険会社の料率よりはるかに掛け金は
安く、給付金は多く、至れりつくせりのサービスがつく。
しかもマルチだから3人紹介すれば、掛け金がタダになると
いう。多くの人が飛びつき、若者の間に広まっている。

東海財務局に「妖しいので取り締まってほしい」と連絡したら、
返ってきた返事は「管轄外なので取り締まれない」とのこと。
無認可なら、規制にしばられることなく、何をやってもいい
らしい。

無免許で堂々車を運転している人がいる。交通違反で捕まっても、
免許証が無いので「免許停止」等の処罰にならないから恐いもの無し。
もちろん罰金は払わされるから、無事故無違反に気をつけていれば
いい。免許取得の時間と費用が浮くと。そんな開き直った生き方も
あるのかと絶句。

ところで、虚無僧も無認可、無許可営業だった。ハハハお気楽。

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