青山俊董(しゅんとう) 尼の話。
「アンテナを張っていないと、どんなにいい話を聞いても、
師匠にめぐりあっても、書を読んでも、それを掴みとること
ができない。アンテナが立つのは、病気になった、不幸が
あった、困難にぶつかったなど、困った時。悲しみや苦しみ
のおかげで道を求める心が起こる」と。
なるほど、法然は子供の時、父が殺され「仇を討つな」との
遺言で出家した。五木寛之『親鸞』では、親鸞も両親が
いない。そして愛する人を失う。
朝起会でも真如苑でも集っている人の話を聞くと、大変な
苦労をされている方が多い。結婚して、子供が生まれてすぐ
妻が障害者となり、会社を辞めて35年も妻の介護をしている
という人。他人の借金の保証人となり、家、財産全てを
失って、タクシー運転手として頑張っている人。その奥さん
や大学生の二人の子も、家族支えあって明るく生きている
姿に感動する。ガンと闘っている人も。当人はちっとも嘆いて
いない。そしてガンも治ったという話もたくさん聞く。
今朝の朝起会の演談で、Kさんの話。「父を戦争で亡くし、
顔も知らない。生きたくても生きられなかった父のことを
思うと、その命を受け継いだ私です。父の代わりに生きな
ければと、どんな苦労も乗り越えてきた」と。今では幸せ
そうな奥様。そんな過去があったとは知らなかった。語る
言葉に重みがある。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

「アンテナを張っていないと、どんなにいい話を聞いても、
師匠にめぐりあっても、書を読んでも、それを掴みとること
ができない。アンテナが立つのは、病気になった、不幸が
あった、困難にぶつかったなど、困った時。悲しみや苦しみ
のおかげで道を求める心が起こる」と。
なるほど、法然は子供の時、父が殺され「仇を討つな」との
遺言で出家した。五木寛之『親鸞』では、親鸞も両親が
いない。そして愛する人を失う。
朝起会でも真如苑でも集っている人の話を聞くと、大変な
苦労をされている方が多い。結婚して、子供が生まれてすぐ
妻が障害者となり、会社を辞めて35年も妻の介護をしている
という人。他人の借金の保証人となり、家、財産全てを
失って、タクシー運転手として頑張っている人。その奥さん
や大学生の二人の子も、家族支えあって明るく生きている
姿に感動する。ガンと闘っている人も。当人はちっとも嘆いて
いない。そしてガンも治ったという話もたくさん聞く。
今朝の朝起会の演談で、Kさんの話。「父を戦争で亡くし、
顔も知らない。生きたくても生きられなかった父のことを
思うと、その命を受け継いだ私です。父の代わりに生きな
ければと、どんな苦労も乗り越えてきた」と。今では幸せ
そうな奥様。そんな過去があったとは知らなかった。語る
言葉に重みがある。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
