現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

アンテナ張れば

2009-03-18 10:38:46 | 心の問題
青山俊董(しゅんとう) 尼の話。
「アンテナを張っていないと、どんなにいい話を聞いても、
師匠にめぐりあっても、書を読んでも、それを掴みとること
ができない。アンテナが立つのは、病気になった、不幸が
あった、困難にぶつかったなど、困った時。悲しみや苦しみ
のおかげで道を求める心が起こる」と。

なるほど、法然は子供の時、父が殺され「仇を討つな」との
遺言で出家した。五木寛之『親鸞』では、親鸞も両親が
いない。そして愛する人を失う。

朝起会でも真如苑でも集っている人の話を聞くと、大変な
苦労をされている方が多い。結婚して、子供が生まれてすぐ
妻が障害者となり、会社を辞めて35年も妻の介護をしている
という人。他人の借金の保証人となり、家、財産全てを
失って、タクシー運転手として頑張っている人。その奥さん
や大学生の二人の子も、家族支えあって明るく生きている
姿に感動する。ガンと闘っている人も。当人はちっとも嘆いて
いない。そしてガンも治ったという話もたくさん聞く。

今朝の朝起会の演談で、Kさんの話。「父を戦争で亡くし、
顔も知らない。生きたくても生きられなかった父のことを
思うと、その命を受け継いだ私です。父の代わりに生きな
ければと、どんな苦労も乗り越えてきた」と。今では幸せ
そうな奥様。そんな過去があったとは知らなかった。語る
言葉に重みがある。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking

病は気から

2009-03-18 09:38:04 | 心の問題
昨晩は花粉症で顔がグシャグシャ。頬の筋肉が
痛くて、午前3時に目が覚めてしまった。
「花粉症で眠れない」という人の気持がわかった。
それでも、4時半、朝起会に行って、演談の自分の
番を待っているうちに、あら不思議、鼻水も止まり、
花粉症が治ってしまった。

毎年この時期、空咳が出ていたが、咳こんでひどい時
でも、NHKの録音の最中は、咳は止まるのだ。地唄の
名手が歳とってゼイゼイやっていても、舞台に立つと
シャンとして、演奏中一度も痰をつまらせなかったと
いう話も聞く。

思えば、「今日は、黄砂や花粉が特に多いですので
ご注意」という放送が テレビ、ラジオでガンガン
流されるので、不安にかられ、心に迷が生じたのだ。
花粉情報なんか無い時代には花粉症にはならなかった。

そういえば、今年は咳も出ない。背中の痛みもいつの
まにか治った。これもTVの「本当は恐い家庭の医学」
だったか、あれを見て不安になったからだった。迷惑
な番組だ。すべては“気”の持ちようなのだ。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking

花粉症デビ゛ュー

2009-03-18 04:17:07 | 虚無僧日記
空は晴れているのに、どんより淀んでいる。
黄砂と花粉のダブル襲来。
ついに私もなった花粉症。夜も眠れない。
起きていても目が開けられない。
鼻がつまって、尺八が吹けない。
虚無僧に出れない。

「春が来た」替え歌

 花粉が来た、花粉が来た ついに来た
 鼻に来た 目にも来た 頭に来た

 薬が効かない 薬が効かない どれも効かない
 鼻水が出る 涙が出る 咳も出る

春は、風も強く、雨も降る、
その上、花粉症では、虚無僧にとって最悪の季節
春なんか来ない方がいい!

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking