日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

テレビを見ながら、考えたコト

2009-01-07 21:41:08 | 徒然
昨夜「学べる!!ニュースショー!」と言う番組を、見ていた。
その番組で、昨年秋から問題になった「妊婦受け入れ拒否」の問題が取り上げられていた。

この「妊婦受け入れ拒否問題」については、その後様々な動きがあった。
そのひとつが「コーディネーター」のような機関を置くことで、より迅速な受け入れ態勢を取ること。
もうひとつは、病床数を増やすと言うことだ。
もちろん、根本的な問題解消となる医師の充実が必要な事なのだが、医師数が突然増えるはずがない。
早くても、数年から12、3年の時間がかかるだろう。
特に産科や小児科などは、仕事が激務だと言うこともあり、待遇改善も急がれている。

ただ、このような充実・拡充だけではなくもう少し早く解決できる手段もあるのではないか?という気がしたのだ。
と言うのも、昨年妊婦さんの脳出血による受け入れ拒否となった、妊婦さんの年齢だ。
おぼろげな記憶で申し訳ないのだが、いわゆる「高齢出産」と呼ばれる年齢もしくは、その年齢に近い年齢だったように記憶している。
元々妊娠→出産そのものは、体力的にも精神的にもとても大変なコトなはずだ。
医療技術が進歩していても、流産や死産をしてしまう女性は決して少なくない。
私が会社員時代の後輩達の何人かは、流産や死産を経験している。
「結婚には適齢期はないが、出産には適齢期がある」と言われるのは、そのためだろう。

しかし、現在の女性のライフスタイルなどから考えれば、30代での初産は当たり前のことになってきてる。
そのことを否定する気はないし、否定するべきことでもないと思う。
とすれば、妊娠がわかった時点でこのような悲劇をひとつでもなくすために、予防方法の指導が有効なのではないだろうか?と言うコトなのだ。

おそらく「脳内出血」と言うコトであれば「妊娠高血圧症」だったのでは?と考えるのだが、ネットなどで調べるとやはり「高齢出産」の女性にはその危険性が高いようだ。
もし、妊娠の定期検診などで分った時点で食事治療や運動療法など、個々の妊婦さんに合わせた、いわゆる「生活習慣病予防」のようなプログラムを組むことで少しは減るのではないだろうか?と言うコトなのだ。

妊娠~出産と言う時間は、10ヶ月と言う長い時間だ。
その時間を豊かに過ごすだけではなく、その後の生活の豊かさのためにも、妊娠の定期検診の費用を含めた充実も大切なのではないだろうか?