北大路機関

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4月16日 舞鶴のユニバーサル造船にて新砕氷艦進水式

2008-04-13 21:36:07 | 北大路機関 広報

■いよいよ 新しらせ 進水

 4月16日、舞鶴のユニバーサル造船(ユニバーサル造船舞鶴事業所)にて建造中の新砕氷艦『しらせ』が進水式を迎えることとなった。

Img_0256  写真は4月11日に撮影した建造中の『しらせ』。満載排水量で22000㌧というだけあって、やはり大きい。昨年の大晦日には、まだ船体が出来ていただけの新『しらせ』も二月ごろから急速に建造が進み、いよいよ進水式を迎える日を来週に控えた。上部構造物は塗装を除いてほぼ完成しており、進水式を迎えれば、造船所からしかみることができなかった艦首などがみえることになろう。

Img_0261  進水式は海上自衛隊ニュースリリースによれば4月16日1200時から1210時にかけて開催。執行者は舞鶴地方総監の方志春亀海将。海上幕僚長の赤星慶治海将やユニバーサル造船の竹内信社長も出席する予定とのこと。一般公開は無いが、前島埠頭からであれば、その状況をみることができよう。

Img_0270  新『しらせ』は平成17年度計画で予算が形状された砕氷艦で、文部科学省の予算にて建造され、運用は海上自衛隊(現『しらせ』も横須賀地方隊直轄艦)が行う。1.5㍍の連続砕氷能力を有し、物資輸送用にCH-101輸送ヘリコプター二機、汎用機として観測ヘリコプター1機を搭載する。進水式ののち、公試などを経て、来年の2009年5月に就役することとなる。2008年の南極観測支援には間に合わない為、豪州の砕氷艦をチャーターする計画という(『おおすみ』にCH-47JAを搭載して空輸だけの物資補給で一年くらいは無理なのかな?)。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (4)
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