■第10師団創設53周年
第10師団、東海北陸地方を防衛警備管区とする中部方面隊隷下の師団です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/8a/43590fd6a266db63fcac661c2652f7fe.jpg)
本日は師団創設53周年記念行事へ足を運んできました。陸上自衛隊は1962年に管区隊混成団制度を廃止し、全国に師団を配置する改編を行い、その際に14000名規模の師団と5000名規模の混成団を、9000名の四単位師団である甲師団と7000名の三単位師団である乙師団へ置き換えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/16/6a7a76a9b5173b7725dc28559e8579d0.jpg)
守山駐屯地は名古屋市内にあります、名鉄瀬戸線守山自衛隊前駅から駅前の師団司令部横断歩道を渡れば駐屯地が見えてきまして、ナゴヤドームの大曽根の近く、JR中央線も近く、政令指定都市の師団司令部です。そして大都市の交通が便利な駐屯地として全国的にも混雑する駐屯地祭の一つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/da/d17770c834fbc35aa8d5eb11fed21bda.jpg)
しかし本日は雨天予報、更に全国的に木更津航空祭や目達原駐屯地祭と大きな自衛隊行事が並ぶ関係か、来場者は比較的少なめでした、そして、本年当方が撮影場所と選んだのは通信搭と隊員食堂の中間にある観閲台右手、観閲行進を撮影するのに良好な位置であるのと、本年は一般用スタンド席がありませんでしたので撮影位置の陣地変換を避けて訓練展示と式典両方良好に撮影できる場所を、と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a3/94bc7b5d5e582ce676f1342735f6cf9b.jpg)
懸念された雨天なのですが、式典と云いますか開場直前までは降っていたようです。ただ、天候は回復に向かうとの予報通り訓練展示の最後の方に少しだけ水滴が舞う様子はありましたが、懸念された雨天による撮影への支障というものがありませんでしたのは、ほんとうに幸い。
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防滴機材が用意されていれば、豪雨でも水滴により撮影に支障が生じる事はありませんが、恐怖や暴風の状況下にありますと、防滴カバーの隙間からレンズに雨滴が付着する事は有り得ます、しかし、雨天ですとカメラの天敵である砂塵がレンズに付着する事をほぼ防げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/fb/31b27d2d8b61800592c05d3b6f2e0f78.jpg)
今回撮影機材は、EOS-7DmarkⅡとEOS-KissX7の二台体制、これをカメラ二台並列撮影可能とするフリーツインプレート上に連結し、PowershotG-16が従来になっていました予備カメラ用途をKissX7に対応させたかたちです、レンズはEF-28-300mmとEF-18-200mmにEF40mmを併用、大型のEF-300mmF2.8とEOS7D/EOS50Dは軽量化のため携行しなかったかたち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/ce/ba5dfe85b9ecf941779a0789b0943f4a.jpg)
しかし、ツインプレートを使うものの、肝心のレリーズが充分に明日ことが出来なかったため、少々こちらのKissX7による撮影はブレが生じてしまいまして、レリーズとコンパクト三脚を併用しての定点撮影の方がこの種の手振れ問題は起きなかったかもしれません、ね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/be/b5eca41cbaf9c83b5dcda64e31d0f84d.jpg)
訓練展示はツインプレートに28-300mmと18-200mm両方を装着して同時撮影、とも考えたのですが重くなりすぎるのと短焦点レンズ以外では二つのズーム操作は出来ませんので、一方40mmでは訓練展示の被写体まで距離があり過ぎるため、28-300mmの一本勝負、内容は野戦と市街戦展示の興味深いもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/58/935610d9e8edd5d6824997d9eb98c1cd.jpg)
第10師団は4個普通科連隊基幹の編成を即応予備自衛官主体連隊を中部方面混成団へ管理替えすると共に特科火砲を60門から3個大隊30門へ、戦車大隊を4個中隊から2個中隊30両へ縮小改編し、普通科連隊からも対戦車中隊を廃止するコンパクト化を実施しました、ただ、広域多用途無線機装備や施設機材と化学機材更新を行い、能力的には低くは無い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/65/4a1e56d433eed30f326b169a6670ec36.jpg)
守山駐屯地名物、市街機動です。市街パレードとは違うのですが、師団行事が終了しますと順次金沢や久居に豊川や春日井等へ部隊が撤収しまして、その様子を司令部正門から市内の師団司令部交差点で並んで進む様子が、あたかも市街パレードの様にみえる、第二の観閲行進のようなもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/19/760e2b7802c74891a8575d3b8a415c31.jpg)
装備面を見ますと、74式戦車が10式戦車に置き換わり、普通科中隊の87式対戦車誘導弾が中距離多目的誘導弾に置き換われば、それ以外の装備は非常に現代的な水準になっているのだなあ、とは考えつつ、一方で3単位師団となったことで規模の縮小は、考えがあっての事なのだろうけれども、大丈夫なのか、という印象がありました。
北大路機関:はるな くらま
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第10師団、東海北陸地方を防衛警備管区とする中部方面隊隷下の師団です。
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本日は師団創設53周年記念行事へ足を運んできました。陸上自衛隊は1962年に管区隊混成団制度を廃止し、全国に師団を配置する改編を行い、その際に14000名規模の師団と5000名規模の混成団を、9000名の四単位師団である甲師団と7000名の三単位師団である乙師団へ置き換えました。
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守山駐屯地は名古屋市内にあります、名鉄瀬戸線守山自衛隊前駅から駅前の師団司令部横断歩道を渡れば駐屯地が見えてきまして、ナゴヤドームの大曽根の近く、JR中央線も近く、政令指定都市の師団司令部です。そして大都市の交通が便利な駐屯地として全国的にも混雑する駐屯地祭の一つ。
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しかし本日は雨天予報、更に全国的に木更津航空祭や目達原駐屯地祭と大きな自衛隊行事が並ぶ関係か、来場者は比較的少なめでした、そして、本年当方が撮影場所と選んだのは通信搭と隊員食堂の中間にある観閲台右手、観閲行進を撮影するのに良好な位置であるのと、本年は一般用スタンド席がありませんでしたので撮影位置の陣地変換を避けて訓練展示と式典両方良好に撮影できる場所を、と。
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懸念された雨天なのですが、式典と云いますか開場直前までは降っていたようです。ただ、天候は回復に向かうとの予報通り訓練展示の最後の方に少しだけ水滴が舞う様子はありましたが、懸念された雨天による撮影への支障というものがありませんでしたのは、ほんとうに幸い。
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防滴機材が用意されていれば、豪雨でも水滴により撮影に支障が生じる事はありませんが、恐怖や暴風の状況下にありますと、防滴カバーの隙間からレンズに雨滴が付着する事は有り得ます、しかし、雨天ですとカメラの天敵である砂塵がレンズに付着する事をほぼ防げます。
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今回撮影機材は、EOS-7DmarkⅡとEOS-KissX7の二台体制、これをカメラ二台並列撮影可能とするフリーツインプレート上に連結し、PowershotG-16が従来になっていました予備カメラ用途をKissX7に対応させたかたちです、レンズはEF-28-300mmとEF-18-200mmにEF40mmを併用、大型のEF-300mmF2.8とEOS7D/EOS50Dは軽量化のため携行しなかったかたち。
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しかし、ツインプレートを使うものの、肝心のレリーズが充分に明日ことが出来なかったため、少々こちらのKissX7による撮影はブレが生じてしまいまして、レリーズとコンパクト三脚を併用しての定点撮影の方がこの種の手振れ問題は起きなかったかもしれません、ね。
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訓練展示はツインプレートに28-300mmと18-200mm両方を装着して同時撮影、とも考えたのですが重くなりすぎるのと短焦点レンズ以外では二つのズーム操作は出来ませんので、一方40mmでは訓練展示の被写体まで距離があり過ぎるため、28-300mmの一本勝負、内容は野戦と市街戦展示の興味深いもの。
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第10師団は4個普通科連隊基幹の編成を即応予備自衛官主体連隊を中部方面混成団へ管理替えすると共に特科火砲を60門から3個大隊30門へ、戦車大隊を4個中隊から2個中隊30両へ縮小改編し、普通科連隊からも対戦車中隊を廃止するコンパクト化を実施しました、ただ、広域多用途無線機装備や施設機材と化学機材更新を行い、能力的には低くは無い。
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守山駐屯地名物、市街機動です。市街パレードとは違うのですが、師団行事が終了しますと順次金沢や久居に豊川や春日井等へ部隊が撤収しまして、その様子を司令部正門から市内の師団司令部交差点で並んで進む様子が、あたかも市街パレードの様にみえる、第二の観閲行進のようなもの。
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装備面を見ますと、74式戦車が10式戦車に置き換わり、普通科中隊の87式対戦車誘導弾が中距離多目的誘導弾に置き換われば、それ以外の装備は非常に現代的な水準になっているのだなあ、とは考えつつ、一方で3単位師団となったことで規模の縮小は、考えがあっての事なのだろうけれども、大丈夫なのか、という印象がありました。
北大路機関:はるな くらま
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