北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度七月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.07.28-2024.07.29)

2024-07-26 20:01:44 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 東北地方では山形県を中心に大変な豪雨災害が起こってしまいましたが皆様ご無事でしょうか、こうした状況ではありますが今週末の自衛隊行事紹介です。一部行事は変更の可能性がある事をご理解ください。

 北恵庭駐屯地創立74周年記念行事、2024年7月28日に行われます。この駐屯地は第72戦車連隊と第11戦車隊が駐屯しています戦車部隊の駐屯地で、納涼行事ではなく駐屯地祭、観閲行進も行われます。冷戦時代にこの駐屯地内道路で撮影された第1戦車団の戦車がずらり並んだ写真は有名ですが、ここで観閲行進などが行われるもよう。

 八戸航空基地サマーフェスタ2024、2024年7月28日に実施される。今年の一般公開はこのサマーフェスタだけという事ですが、夏祭りではなくP-3C哨戒機による飛行展示が予定されていて、陸海空自衛隊航空機などが展示される。キッチンカーなどもやってきまして、時間は0830時から1500時まで、まさに真夏の航空祭という装い。

 佐世保地方隊サマーフェスティバル2024、2024年7月27日と28日に開催されます。今年は事前応募による護衛艦じんづう体験航海、新みなと埠頭での護衛艦みくま一般公開と自衛隊装備品展示、三浦岸壁での補給艦はまな一般公開と米軍艦艇一般公開、倉島岸壁ではミサイル艇おおたか、潜水艦一般公開、特別機動船体験航海、電灯艦飾が実施だ。

 苫小牧西港護衛艦いせ一般公開、2024年7月27日に予定されています。ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦二番艦いせ、このところ北海道で毎週公開していますね。一般公開は苫小牧市入船町にあります苫小牧西港南ふ頭3号岸壁にて行われまして、午前の部0900時から1200時と午後の部1300時から1600時まで公開が予定されています。

 釧路港補給艦ましゅう一般公開、2024年7月27日と28日に予定されています。ヘリコプター展示としてOH-6Dの写真が示されていますので退役機が置かれるのでしょうか、このほか軽装甲機動車も展示される。時間は両日とも1000時から1600時まで。場所は釧路市南浜町にあります釧路港耐震岸壁、滑りにくい靴でお越しください。

 鹿島港掃海艦あわじ一般公開、2024年7月27日と28日に予定されています。鹿島、といいますと練習艦かしま艦名に繋がる鹿島神宮のちかく、茨城県神栖市の鹿島港鹿島北公共埠頭にて執り行われまして、27日土曜日は1300時から1500時まで、28日日曜日は1030時から1130時までと1230時から1430時まで、一般公開が行われます。

 自衛隊みなと祭り2024 in 鹿児島港北埠頭、2024年7月28日に予定されている。内容は中々凄く、護衛艦あきづき、訓練支援艦くろべ、ペトリオットPAC-3、基地防衛地対空誘導弾、19式装輪自走榴弾砲、軽装甲機動車などが展示されます。艦艇一般公開は0900時から1700時まで、場所は鹿児島市本港新町の本港区北埠頭1号岸壁です。

 令和6年度北千歳駐屯地北部隊夏まつり、2024年7月27日に予定されています。第1特科団の駐屯している駐屯地で東千歳駐屯地と区別するために北部隊と呼ばれている北千歳駐屯地の祭事、会場は駐屯地ではなく自衛隊施設となっていて一般にも開放される駐屯地西側のスキー山で、盆踊りや野外売店に加えて、打ち上げ花火も行われます。

 令和6年度八戸駐屯地納涼盆踊り大会、2024年7月27日に予定されています。第2対戦車ヘリコプター隊や第4地対艦ミサイル連隊などが駐屯する八戸駐屯地の納涼行事で、予定では1700時から2030時まで、盆踊りや太鼓演奏と野外売店とともに打ち上げ花火も行われるとのこと。打ち上げ花火は1940時から開始されるとのことでした。

 令和6年度姫路駐屯地納涼行事、2024年7月27日に予定されています。ここは編成完結成った中部方面特科連隊本部が今年から置かれている駐屯地で、納涼行事では太鼓演奏、盆踊り、野外売店、打ち上げ花火、そう、特科部隊の花火大会がみられるのですね。納涼祭の開門は1600時からとなっていて打ち上げ花火は2000時から開始とのこと。

 令和6年度宇治駐屯地納涼夏祭り、2024年7月27日に開催されます。黄檗の宇治駐屯地にて執り行われる行事でして、1630時から2040時まで一般公開が予定されています。音楽演奏に大久保駐屯地吹奏楽部と大久保駐屯地の三施太鼓、そして宇治市の学校吹奏楽部演奏が行われ、盆踊りや屋台村、そして1950時から打ち上げ花火が始まる。

 令和6年奈良基地平城山納涼会、2024年7月27日に執り行われます。航空自衛隊奈良基地といえば奈良県唯一の自衛隊基地となっていて、航空自衛隊幹部候補生学校が展開しています。開門は1600時から、盆踊り、ステージイベント、打ち上げ花火、という予定で、今年は航空自衛隊創設70周年、納涼祭も気合が入ったものとなるのかもしれない。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・2024年7月28日:北恵庭駐屯地創立74周年記念行事
・2024年7月27日:令和6年度北千歳駐屯地北部隊夏まつり
・2024年7月27日・28日釧路港補給艦ましゅう一般公開
・2024年7月27日:苫小牧西港護衛艦いせ一般公開
・2024年7月28日:八戸航空基地サマーフェスタ2024
・2024年7月27日:令和6年度八戸駐屯地納涼盆踊り大会
・2024年7月27日・28日:鹿島港掃海艦あわじ一般公開
・2024年7月27日:令和6年度姫路駐屯地納涼行事
・2024年7月27日:令和6年度宇治駐屯地納涼夏祭り
・2024年7月27日:令和6年奈良基地平城山納涼会
・2024年7月27日・28日:佐世保地方隊サマーフェスティバル2024
・2024年7月28日:自衛隊みなと祭り2024 in 鹿児島港北埠頭

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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臨時情報:山形県記録的豪雨-第二次大雨特別警報発令,緊急安全確保-分水嶺分り難い豪雨災害の危険性

2024-07-26 03:33:54 | 防災・災害派遣
山形大雨特別警報
 豪雨災害は普通の大雨と災害の分水嶺と云いますか日常が災害に切り替わる瞬間が分り難く判明した時には被災地は危険な状況になっている事が多いのです。

 山形県では25日に二度に渡り大雨特別警報が発令され、最上川流域全体等で洪水被害の警戒が高まっています、日向川などいくつかの河川では既に氾濫が発生しています。気象庁によれば梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となり、東北地方では記録的な豪雨となっているもよう。大雨特別警報発令下ではすこしでも人命が助かる方法を呼びかけています。

 大雨特別警報が同一地域に一日の間で二度発令されるのは、気象庁が大雨特別警報気象警報制度を制定して以来初との事で、山形県内では7月の一ヶ月間雨量の1.7倍という雨量を24時間で観測する地点が有るなど、過去にない規模の豪雨となっています。豪雨被害は山形県に加え、秋田県でも大きな被害が有り、新潟県でも床上浸水などの情報があります。

 豪雨被害、この災害を警戒しなければならない最大の理由は、地震災害や台風災害と津波災害と比較し、そのはじまりが日常的に発生している“降雨”であることに尽きます。降雨は日常的に観測されるものであり、これが大雨であってもある程度の大雨は経験しています、しかし、それが河川氾濫に直結しているとは気づき難いのが降雨のこわさでしょう。

 河川氾濫は避難路である道路を簡単に塞いでしまいますし、日常で意識していない高低差から一軒避難路が自動車などで通行可能に見えた場合でも、手前は浸水数cmであっても数百m先が浸水数十cmとなり自動車が通行不能、エンジン停止などで行動不能になる場合や、見知った道路でも水没する、田畑や用水路と道路の境界線が識別不能となることも。

 落雷を伴う豪雨では、先ず停電など需要な情報源となるテレビラジオを封じる状況も起こり得ますし、特に夜間の豪雨では情報閉塞状態、それは深夜の内に周囲の状況が激変しており孤立している、孤立している中で河川氾濫などで危険な状況が悪化するということも生じます、住宅街に水が押し寄せていても夜間では気付かない事があるための事象という。

 こう、書きますのは、過去、西日本豪雨において、これが西日本における災害史に特筆される規模の災害の始まりである事を気付かず、舞鶴にロシア艦を撮影に行きまして翌日は沼津へ陸上自衛隊の上陸を撮影に行っていて、しかしその間に大雨は歴史的な水害に発展していた、ということがあったためです。大雨は災害となる分水嶺がわかりにくいのです。

 夜間の避難は、災害が差し迫っている状況では自動車でも避難経路によっては既に移動不能となっている場合がありますので、先ず現在特別警報や洪水警報など危険な状況に居られる方は、スマートフォンなどで現在位置のハザードマップを、現在位置の市町村HPから確認し、避難所と現在位置の間に燈色や赤色の危険表示が無いかを確認すべきでしょう。

 自宅が三階建て以上である場合は、多くの場合で二階までしか浸水する事例はありませんので、自宅の上層階に避難するのが一つの選択肢です、この場合は一階部分の電気冷蔵庫や水道から必要な飲料水や非常食を上層階に移動させるのが選択肢です。二階建の場合は、二階部分の押入れ上部に屋根裏へ至る点検口などがありますので、万一に備えその確認を。

 洪水の場合は、河道というかつての河川の流れを土地改良した地形などは、再現する様に浸水します。平屋にお住まいの方は、斜面や河川近くの場合はその逆方向に、浸水しますと固定していない家電や家具は浮き上がり押しつぶされるなど危険が生じますので、押し入れなど平屋でも高い位置を確保する、浸水時には、屋根に上る検討なども必要です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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