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【京都発幕間旅情】関ヶ原合戦祭二〇二四,鉄砲隊前へ!関ヶ原鉄砲隊笹尾山山麓に進出

2024-09-16 07:00:48 | 日記
■九月の砲声
 九月十五日は西暦一六〇〇年に関ヶ原地峡において日本の歴史を左右する関ヶ原の戦いがくりひろげられた日にちです。

 関ヶ原合戦記念日ということで、岐阜県関ケ原町にいってまいりました。関ヶ原会戦といえば、1600年、徳川家康と石田三成が全面衝突し、のちに日本における覇権を確立する上での徳川家康にとり要諦となる戦いで、関ケ原町は古戦場のまちとして知られて。

 決戦、歴史を左右する決戦というものは日本史においても幾度かありまして、天王山の戦い、明智光秀と羽柴秀吉が本能寺の変ののちに山崎で激突した戦いもまさにその一つですし、幕末の鳥羽街道の戦い、ミッドウェー海戦やレイテ沖海戦もこれにあたります。

 古戦場で鉄砲隊の演武がおこなわれる、こういう話を聞きまして、古式銃は黒色火薬をつかいますからかなりの発砲炎がでるものですから、なかなか巡り会ってこなかった撮影の機会、この際に火縄銃の知識以上の経験とか体験に接したいと思うものですが。

 宇治駐屯地祭か関ヶ原祭りか、土曜日と日曜日そして敬老の日というこの三連休、発砲炎を撮影するにはどこかなあ、ということで考えますと、宇治駐屯地祭は観閲行進や訓練展示は無いということでしたので、じゃあ火縄銃にしよう、と、いうわけでは無いが。

 蒼龍会、ちょっと迷った、この日に清水寺にいきますと蒼龍がいるという。この二十年に始まった清水寺の新しいお祭りえす。かなり大きな蒼龍はお寺の守り神ということでして、ただ、龍ということで水と関係があるのかこの日は悪天候の予報もでていて。

 清水寺で蒼龍、艦娘の蒼龍さんなら、火縄銃は今度でいいか、となるのですけれども、その蒼龍ではない、正確には青竜祭ということでしたので、それならば、歴史を学ぶためにも関ヶ原の方にいって空包射撃の発砲炎を狙おうでは無いか、となりますよね。

 鉄砲隊の空砲射撃が行われる、空砲と書かれていましたので空包ではない、撃たないのではと懸念しましたが、それなら口砲射撃でばーんばーんと書くだろうし、空砲と空包を混同する方も多い、そういうことでまあ、会場となります笹尾山へ向かいました。

 笹尾山の山麓、ここはJR東海道本線関ヶ原駅から、25分はみておいたほうがいい、緩い上り坂を登った先にある。25分というと迷ってしまいそうだけれどもそこは古戦場の街、笹尾山までの経路があって、駅の隣に古戦場博物館というものさえあるのですから。

 石田三成最後の陣地、といわれていますのがこの笹尾山でして、城郭なんてものは当時も造営されなかったのだけれども、指揮所と一目してわかる馬防柵で囲んだ陣地が常設されていまして、ここでまっていると鉄砲隊がこちらに向かってくる様子が見えて。

 CP!CP!、こちらササオヤマFO,前方旧小学校付近に敵歩兵部隊確認、こちらに前進を確認、指示を請う!、という状況ではないのですが、鉄砲隊の皆さん、陣太鼓とともに一列に向かってきてくれまして、そしてこうして構えてくれている。緊張の一瞬だ。

 時代祭をひっとうに火縄銃には見慣れていますし、城郭や歴史博物館を見学しました際には火縄銃をみることはできるのですが、胡桃材を使用しているのでしょうか、磨き上げられた銃床と鉄の見た目だけでもわかる質感は、伝統文化の守り手という感じ。

 空包射撃をおこなう、このために準備していますが、大垣城鉄砲隊とか、島津のまるじゅうを描いた射手もいます、これはいい写真を撮れそうな陣容です、が、わたしは軍用銃撮影の機会は多くとも火縄銃の空包射撃は撮影が初めて、せっかくの機会、頑張ろう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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