北大路機関

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舞鶴基地クリスマスイヴ二〇二二-雪舞う"世紀の寒波"の日本列島日本海側の基地風景(2022-12-24)

2023-01-07 20:14:05 | 旅行
■北半球覆う世紀の寒波
 北大路機関らしいクリスマスイヴの過ごし方という事で。

 クリスマスイヴに雪景色を求めて舞鶴基地を探訪したのですが、まあ実態はこんな感じでした。クリスマスイヴ、実は2022年内に舞鶴にどうしても行かなければならない所用があったのですが、その前の週に土曜日と日曜日、"今冬いちばんの寒波"というものが来ました。

 今冬最強寒波で不要不急の外出を自粛するよう、気象庁や政府からも発表がありましたものですから、まあ一週間ならば延ばせるということで、不要不急にはあたるものの一週間は余裕があるから延期しよう、という判断を、こういうのをフラグというのでしょうか。

 先週よりも激しい今年最大の寒波という、まるでボジョレーヌーボーのような気象庁の説明です、岸田総理がなんといおうと行く、おもっていましたらばCNNを見ているとバイデン大統領までが、世紀の寒波、中学校二年生が考えそうなカッコイイ表現で自粛を促した。

 バイデン大統領御爺ちゃんだしなあ、とおもいつつも、しかし年内はもうこれ以上延ばせないということで、思い切って特急まいづる号に乗り込むまでは京都市内に雪はなく、しかし、これから凄くなるのだ、と過去の凄い大雪の舞鶴を思い出しつつ有る意味雪景色を期待しつつ。

 雪景色の舞鶴、いいものです、鶴が舞うような地形というものですけれども舞鶴航空基地などは日本でもっとも美しい飛行場とまでいわれる日本海の入り江にあります良港、ここは雪化粧しますとふるい有名な水墨画のような、あの雪の金閣寺と並ぶ情景となるのです。

 しかし、降っていない、いや27号線付近は降った後はある、朝一番ならばなんとかなったのだろうけれども、山は雪化粧どころか化粧落としでもここまでは緑とはならない、おかしい北陸地方では停電やJRの計画運休やら8号線の予防通行止めなどが行われている。

 クリスマスイヴですので戻ってきている護衛艦は多いのですよ、護衛艦は多いのだっけれども肝心の雪景色を撮影するには多少でよいから雪が必要なのだけれども、もう写真の通りです。防寒装備に積雪の中でも歩けるよう準備しましたが、ああ、雨が降ってきました。

 フロリダまで雪が降っている中で舞鶴が雨っていうのは、ちょっと驚いたものです。南の島に雪が降るなんて加東大介さん主演映画のような響き、北の舞鶴に雨が降る、なにか、サンチャゴに雨が降る、と映画のような響きの、しかし現実と言うから受け入れるしか。

 丹後半島、なんでも雪雲は丹後半島で遮られているので若狭湾の西端に位置する舞鶴には全く降らないのだ、ということでした。これが真北から雪雲が来ますと、ものすごい雪になるのですよ、お教えいただいたのですが、要するに雪景色は断念、列車も正常運行です。

 サンダーバードは八分遅れ、京都駅ではこんな感じでして、ほぼ同じ路線を走る名古屋市発の特急しらさぎ号などは計画運休もおこなっているのに、そしてなんと特急まいづる号は平常通りの運行でしたので、このあたりで日本海の雪は大したこと無いと気づくべきか。

 積雪があると舞鶴は大変、何しろ除雪をできる人が少なくなっていますので、歩道なんてものは雪が積もったまま新雪の平原が延々続いている、起伏が曇天ですと陰もできずに全く見えませんので、転んでしまう危険もある、靴の覆いの内側に深雪がしみこんできます。

 時雨というのでしょうかこういうのを、しかし雲の切れ目から陽光が差してきまして、妙にきれいな情景を醸していました。これだけでももうけものなのかなあと考えつつ、東舞鶴はランチタイムはずすと冗談抜きで食べる場所がない商店街へ歩みを進めてゆきました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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