■自衛隊関連行事
大阪での感染再拡大が過去にない規模で進み京都と兵庫もこれに続くとともに首都圏と中京地区及び北海道の状況が深刻です。
今週末の自衛隊関連行事は、自衛隊記念日記念行事航空観閲式や日本原駐屯地創設記念行事、明野航空祭などが実施されるのですが、いずれも新型コロナウィルスCOVID-19感染拡大防止の観点から非公開となっています。また航空観閲式については入間基地で実施されますが、祝賀飛行などは実施されず、入間基地近辺で編隊飛行などは見られません。
COVID-19感染拡大がそのまま終息したならば、自衛隊行事の一般公開も部分的に再会されたのかもしれませんが、現実は夏の一時的収束をそのまま終息まで徹底できず、クラスターの小規模流行を繰り返すとともに現在、徐々に感染経路不明の再拡大が全国規模で拡大し、徐々に制御不能、医療崩壊、この回避が喫緊且つ現実的課題となってきています。
ファイザー、アストラゼネカのCOVID-19ワクチン、効力の高さが大きな希望として報道されていますが、この二つのワクチンには情報開示されている部分がまだ精査中のものがあり、実のところワクチンにかんして専門家視点からは、第一世代ワクチンは重篤化を防ぐものであり感染を完全に防ぐものではないのではないか、という視点もあるようでして。
ワクチン接種を受けた人は感染してもまき散らすウィルスの量が減る可能性はあるがウィルスを完全に封じこめられるものではない。ワクチンが目指す集団免疫はR0基本再生産数を抑え社会を感染から守るものであり個々人の感染防止となれば別の話だ。ワクチン普及後に元の生活に戻った場合の感染拡大率は未知数である。昨今はこうした専門家の視点も。
ワクチンについて、これは重篤化したものはワクチン投与されたものの中にほぼ居なかった、という部分が報じられ、その懸念が示されているものでして、結果的にファイザーとアストラゼネカなどのワクチンは、集団免疫ではなく重篤化を抑え無感症キャリアに抑える、つまり感染拡大を抑えるのではなく死者数を抑えるだけではないか、というもの。
ワクチンがアメリカとイギリスでの治験の成功により、遠からず日本でも接種可能である、というものは単に出口戦略に一定の見通しがついたものという認識で考えるべきものであり、これを以て最早大規模な感染対策は不要と考えるものでは全くありません。要するに、まだこの“我慢の冬”や“ウィズコロナ”の時代は続くもの、と認識すべきなのですね。
日本国内での感染拡大は、懸念の水準に。コロナウィルス感染症がもともと呼吸器系統の季節性感染症である事を認識するならば、冬の本格的な感染拡大は現状において非常に危殆すべき状況が近づいているのではないか、と懸念します。こういうのも日本は感染第一波をかなり有効に水際で防いでおり、その後に暖かくなる季節を迎えることができました。
第一波で欧州や北米と南米の様な人口一千万当たり数千の死者数を出す事無く乗り切った日本としては、社会が感染防止に努力した事は事実ですが、コロナウィルスが猛威を発揮する冬には社会ではなく水際防疫が功を奏した為にソフトランディングできた、この事実を忘れているのではないか、ここ十日間の日本国内感染状況をこのように強く危惧します。
ファクターXは存在するのか、実際のところこの幻影が不思議な防疫への自信を持たせているように懸念します。ファクターXとは、日本ではそもそもCOVID-19は蔓延したり大量の死者を出さないという特別な要素があるという根拠のない仮説で、例えば先行して弱毒性の亜種が流行したためにすでに集団免疫がある、というような仮説です。根拠はない。
疑似科学といいますか流言飛語に近いもので、これは感染爆発前にインドでは暖かい気候とカレーが免疫力を高めている為に武漢からの帰国者に感染者が居なかった、という仮説がありましたし、ブラジルでも先のジカ熱をはじめ様々な風土病を抑えた実績から爆発的感染には至らない、というファクターXが考えられたものですが、実際にはどうでしょう。
ダイヤモンドプリンセス横浜入港とともにCOVID-19が新型肺炎と呼ばれた時点から、当初中国から伝えられていた以上に危険な感染力を実地で突きつけられ、これが水際対策の徹底と現行の日本国憲法施政下では限界までの感染対策を官民一致で対応した点が、第一波の感染爆発を防いだのではないか、と。つまりファクターXではなく感染対策の結果、と。
ワープスピード作戦。アメリカではワクチン緊急輸送に兵站分野の陸軍大将を指揮官とし、ワクチン量産納入をDデイと位置づけ、軍官民一体の輸送準備が進められています。しかし本邦では医療過疎地域へのワクチン搬入等の具体的準備は発表されておらず、未知数です。この一点に限っても、集団免疫は先の話であり感染対策重要性を示しているようです。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
大阪での感染再拡大が過去にない規模で進み京都と兵庫もこれに続くとともに首都圏と中京地区及び北海道の状況が深刻です。
今週末の自衛隊関連行事は、自衛隊記念日記念行事航空観閲式や日本原駐屯地創設記念行事、明野航空祭などが実施されるのですが、いずれも新型コロナウィルスCOVID-19感染拡大防止の観点から非公開となっています。また航空観閲式については入間基地で実施されますが、祝賀飛行などは実施されず、入間基地近辺で編隊飛行などは見られません。
COVID-19感染拡大がそのまま終息したならば、自衛隊行事の一般公開も部分的に再会されたのかもしれませんが、現実は夏の一時的収束をそのまま終息まで徹底できず、クラスターの小規模流行を繰り返すとともに現在、徐々に感染経路不明の再拡大が全国規模で拡大し、徐々に制御不能、医療崩壊、この回避が喫緊且つ現実的課題となってきています。
ファイザー、アストラゼネカのCOVID-19ワクチン、効力の高さが大きな希望として報道されていますが、この二つのワクチンには情報開示されている部分がまだ精査中のものがあり、実のところワクチンにかんして専門家視点からは、第一世代ワクチンは重篤化を防ぐものであり感染を完全に防ぐものではないのではないか、という視点もあるようでして。
ワクチン接種を受けた人は感染してもまき散らすウィルスの量が減る可能性はあるがウィルスを完全に封じこめられるものではない。ワクチンが目指す集団免疫はR0基本再生産数を抑え社会を感染から守るものであり個々人の感染防止となれば別の話だ。ワクチン普及後に元の生活に戻った場合の感染拡大率は未知数である。昨今はこうした専門家の視点も。
ワクチンについて、これは重篤化したものはワクチン投与されたものの中にほぼ居なかった、という部分が報じられ、その懸念が示されているものでして、結果的にファイザーとアストラゼネカなどのワクチンは、集団免疫ではなく重篤化を抑え無感症キャリアに抑える、つまり感染拡大を抑えるのではなく死者数を抑えるだけではないか、というもの。
ワクチンがアメリカとイギリスでの治験の成功により、遠からず日本でも接種可能である、というものは単に出口戦略に一定の見通しがついたものという認識で考えるべきものであり、これを以て最早大規模な感染対策は不要と考えるものでは全くありません。要するに、まだこの“我慢の冬”や“ウィズコロナ”の時代は続くもの、と認識すべきなのですね。
日本国内での感染拡大は、懸念の水準に。コロナウィルス感染症がもともと呼吸器系統の季節性感染症である事を認識するならば、冬の本格的な感染拡大は現状において非常に危殆すべき状況が近づいているのではないか、と懸念します。こういうのも日本は感染第一波をかなり有効に水際で防いでおり、その後に暖かくなる季節を迎えることができました。
第一波で欧州や北米と南米の様な人口一千万当たり数千の死者数を出す事無く乗り切った日本としては、社会が感染防止に努力した事は事実ですが、コロナウィルスが猛威を発揮する冬には社会ではなく水際防疫が功を奏した為にソフトランディングできた、この事実を忘れているのではないか、ここ十日間の日本国内感染状況をこのように強く危惧します。
ファクターXは存在するのか、実際のところこの幻影が不思議な防疫への自信を持たせているように懸念します。ファクターXとは、日本ではそもそもCOVID-19は蔓延したり大量の死者を出さないという特別な要素があるという根拠のない仮説で、例えば先行して弱毒性の亜種が流行したためにすでに集団免疫がある、というような仮説です。根拠はない。
疑似科学といいますか流言飛語に近いもので、これは感染爆発前にインドでは暖かい気候とカレーが免疫力を高めている為に武漢からの帰国者に感染者が居なかった、という仮説がありましたし、ブラジルでも先のジカ熱をはじめ様々な風土病を抑えた実績から爆発的感染には至らない、というファクターXが考えられたものですが、実際にはどうでしょう。
ダイヤモンドプリンセス横浜入港とともにCOVID-19が新型肺炎と呼ばれた時点から、当初中国から伝えられていた以上に危険な感染力を実地で突きつけられ、これが水際対策の徹底と現行の日本国憲法施政下では限界までの感染対策を官民一致で対応した点が、第一波の感染爆発を防いだのではないか、と。つまりファクターXではなく感染対策の結果、と。
ワープスピード作戦。アメリカではワクチン緊急輸送に兵站分野の陸軍大将を指揮官とし、ワクチン量産納入をDデイと位置づけ、軍官民一体の輸送準備が進められています。しかし本邦では医療過疎地域へのワクチン搬入等の具体的準備は発表されておらず、未知数です。この一点に限っても、集団免疫は先の話であり感染対策重要性を示しているようです。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関