■防衛情報-ウクライナ戦争
今回の一報には驚かされましたが炎に包まれ機首部分しか見えない超音速爆撃機の写真などがイギリス国防省の情報で本物の画像であったと裏付けられた。スクランブルでは苦戦する速さの相手だ。

ロシア航空宇宙軍のTu-22M3バックファイア爆撃機がウクライナ軍攻撃により破壊された、SNSなどで炎上するバックファイアの映像が示されていましたがイギリス国防省ウクライナ戦況報告8月22日付発表で分析結果です。攻撃は8月19日に、ロシアのノヴゴロド州にあるソルツイ2空軍基地、地上に駐機中の機体が破壊されたとしています。

ソルツイ2空軍基地はウクライナ国境から650㎞離れており、ロシア国防省の発表では攻撃にヘリコプター型ドローンが用いられたとしている。固定翼無人機を除けば650㎞以上を飛行するとは考えにくく、ロシア国内から攻撃された可能性があるとイギリス国防省は分析しています。これまでのその可能性がある攻撃の事例は報告されていました。

Tu-22M3バックファイア爆撃機は超音速爆撃機であり、冷戦時代にはアメリカの空母部隊が日本の商船護送船団へAS-4キッチン超音速対艦ミサイルによる飽和攻撃を行う可能性が指摘されており、海上自衛隊がイージス艦を導入する根拠となりましたが、ロシアウクライナ戦争ではAS-4を都市攻撃に用い、通常爆弾による絨毯爆撃も行っています。
■ウクライナ東部戦線
これは大きな前進といえる。

ウクライナ軍はロボティネ付近とヴェルボヴェ付近で前進した、ISWアメリカ戦争研究所が8月27日に公開した戦況分析を概況を説明しました。メリトポリはその先にあり、2023年夏季反転攻勢においてアゾフ海沿いのロシア軍占領地補給路遮断への要諦とみられており、他方でウクライナ軍が初手で地雷原により大損害を出した防衛線の先です。

ウクライナ軍のオレクサンドルシュトゥプン地方部隊報道官が発表したロボティネ付近とヴェルボヴェ付近でのウクライナ軍前進はロシア軍情報筋によってもこれを裏付ける情報が出ており、ロシア軍はこの地域へ第76親衛空挺師団を派遣、これは戦力増強というよりも既存戦線から兵力を引き抜くという、予備兵力の枯渇を同時に意味しています。

ロボティネ奪還として、NHKも8月27日1957時にロイター通信を引用するかたちで報じており、濃密な地雷原が広がる地域の突破をウクライナ軍部隊指揮官の話として紹介しています。第二次防衛線は主陣地であり、第一次防衛線が前哨陣地であると考えられていますが同時にこの指揮官は、これまでより脆弱である可能性があるが難関だと話しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
今回の一報には驚かされましたが炎に包まれ機首部分しか見えない超音速爆撃機の写真などがイギリス国防省の情報で本物の画像であったと裏付けられた。スクランブルでは苦戦する速さの相手だ。

ロシア航空宇宙軍のTu-22M3バックファイア爆撃機がウクライナ軍攻撃により破壊された、SNSなどで炎上するバックファイアの映像が示されていましたがイギリス国防省ウクライナ戦況報告8月22日付発表で分析結果です。攻撃は8月19日に、ロシアのノヴゴロド州にあるソルツイ2空軍基地、地上に駐機中の機体が破壊されたとしています。

ソルツイ2空軍基地はウクライナ国境から650㎞離れており、ロシア国防省の発表では攻撃にヘリコプター型ドローンが用いられたとしている。固定翼無人機を除けば650㎞以上を飛行するとは考えにくく、ロシア国内から攻撃された可能性があるとイギリス国防省は分析しています。これまでのその可能性がある攻撃の事例は報告されていました。

Tu-22M3バックファイア爆撃機は超音速爆撃機であり、冷戦時代にはアメリカの空母部隊が日本の商船護送船団へAS-4キッチン超音速対艦ミサイルによる飽和攻撃を行う可能性が指摘されており、海上自衛隊がイージス艦を導入する根拠となりましたが、ロシアウクライナ戦争ではAS-4を都市攻撃に用い、通常爆弾による絨毯爆撃も行っています。
■ウクライナ東部戦線
これは大きな前進といえる。

ウクライナ軍はロボティネ付近とヴェルボヴェ付近で前進した、ISWアメリカ戦争研究所が8月27日に公開した戦況分析を概況を説明しました。メリトポリはその先にあり、2023年夏季反転攻勢においてアゾフ海沿いのロシア軍占領地補給路遮断への要諦とみられており、他方でウクライナ軍が初手で地雷原により大損害を出した防衛線の先です。

ウクライナ軍のオレクサンドルシュトゥプン地方部隊報道官が発表したロボティネ付近とヴェルボヴェ付近でのウクライナ軍前進はロシア軍情報筋によってもこれを裏付ける情報が出ており、ロシア軍はこの地域へ第76親衛空挺師団を派遣、これは戦力増強というよりも既存戦線から兵力を引き抜くという、予備兵力の枯渇を同時に意味しています。

ロボティネ奪還として、NHKも8月27日1957時にロイター通信を引用するかたちで報じており、濃密な地雷原が広がる地域の突破をウクライナ軍部隊指揮官の話として紹介しています。第二次防衛線は主陣地であり、第一次防衛線が前哨陣地であると考えられていますが同時にこの指揮官は、これまでより脆弱である可能性があるが難関だと話しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)