■防衛情報-ウクライナ戦争
非対称の戦いとなっています。

ウクライナ軍はロシア国内の石油精製能力10%を無人機攻撃で破壊した、3月23日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告によれば、3月17日までにウクライナ軍は大規模な無人機攻撃を実施、15日から16日にかけロシア南部サマラ州の大規模製油施設3カ所を攻撃し、ロシア全体では12カ所の製油施設へ無人機攻撃を実施したとしています。

サマラ州の大規模製油施設などが攻撃を受けたことでロシア国内の製油施設10%が破壊されたとイギリス国防省は分析していて、この攻撃によるロシアの経済的負担は国内燃料市場に影響が及ぶ規模にのぼるとのこと。また同時に被害程度によっては修理に費用と時間を要するとともに経済制裁により代替施設用資材の調達にも影響が及ぶでしょう。

無人機攻撃はウクライナ本土から900㎞離れた地域にも到達しており、ロシアは石油輸出によりウクライナ侵攻の戦費を確保していることから石油精製施設防衛の必要が生じますが、仮にウクライナから1000㎞以内の主要施設に低空防護システムを配備することは現z内のロシア軍が有する防空リソースからは捻出が難しく、判断を強いられます。
■防衛情報-ウクライナ戦争
ウクライナ全般の戦況について。

ロシア軍はアウディイフカ北西と西方地域で小規模に前進している、ISWアメリカ戦争研究所3月23日付戦況分析によれば、こうした前進はドネツク市南西部やザポリージャ州西部においてもみられるとのことで、ロシア軍は歩兵主体による突撃を主たる攻撃手段としているものの、最近は火砲や無人機の支援下で行われているとのこと。

バフムト西方のイワニフスケに進出したとロシア国防省は23日に発表していますがISWはこの情報を確認できていないとも付け加えています。この地域ではウクライナ軍大隊指揮官の発言としてロシア軍は歩兵の前線輸送に装甲車両を使うようになっているものの、突撃には簡易な車両を用いる為、半数以上を撃破しているとのことでした。

ハリコフとルガンスクを結ぶ戦線でのロシア軍同行はISWが3月22日の戦況報告において、ウクライナ軍旅団副旅団長の発言として、攻撃の強度が毎日変化しているものの、ライマン方面などでは毎日攻撃を行っていると発言、クレミンナ近郊やアウディイフカ近郊ではロシア軍の前進を阻止するには至っていない状況があるようです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
非対称の戦いとなっています。

ウクライナ軍はロシア国内の石油精製能力10%を無人機攻撃で破壊した、3月23日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告によれば、3月17日までにウクライナ軍は大規模な無人機攻撃を実施、15日から16日にかけロシア南部サマラ州の大規模製油施設3カ所を攻撃し、ロシア全体では12カ所の製油施設へ無人機攻撃を実施したとしています。

サマラ州の大規模製油施設などが攻撃を受けたことでロシア国内の製油施設10%が破壊されたとイギリス国防省は分析していて、この攻撃によるロシアの経済的負担は国内燃料市場に影響が及ぶ規模にのぼるとのこと。また同時に被害程度によっては修理に費用と時間を要するとともに経済制裁により代替施設用資材の調達にも影響が及ぶでしょう。

無人機攻撃はウクライナ本土から900㎞離れた地域にも到達しており、ロシアは石油輸出によりウクライナ侵攻の戦費を確保していることから石油精製施設防衛の必要が生じますが、仮にウクライナから1000㎞以内の主要施設に低空防護システムを配備することは現z内のロシア軍が有する防空リソースからは捻出が難しく、判断を強いられます。
■防衛情報-ウクライナ戦争
ウクライナ全般の戦況について。

ロシア軍はアウディイフカ北西と西方地域で小規模に前進している、ISWアメリカ戦争研究所3月23日付戦況分析によれば、こうした前進はドネツク市南西部やザポリージャ州西部においてもみられるとのことで、ロシア軍は歩兵主体による突撃を主たる攻撃手段としているものの、最近は火砲や無人機の支援下で行われているとのこと。

バフムト西方のイワニフスケに進出したとロシア国防省は23日に発表していますがISWはこの情報を確認できていないとも付け加えています。この地域ではウクライナ軍大隊指揮官の発言としてロシア軍は歩兵の前線輸送に装甲車両を使うようになっているものの、突撃には簡易な車両を用いる為、半数以上を撃破しているとのことでした。

ハリコフとルガンスクを結ぶ戦線でのロシア軍同行はISWが3月22日の戦況報告において、ウクライナ軍旅団副旅団長の発言として、攻撃の強度が毎日変化しているものの、ライマン方面などでは毎日攻撃を行っていると発言、クレミンナ近郊やアウディイフカ近郊ではロシア軍の前進を阻止するには至っていない状況があるようです。
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