■臨時情報-レーザー照射妨害
航空機へのレーザー照射は極めて危険な行為ですし相手が相手ならばその攻撃者を画像記録し警察へ捜査資料を提供する事も可能です。

自衛隊機へのレーザー照射が繰り返し発生しており、警察が捜査を進めています。NHKが15日に報じたところよれば7月11日、浜松基地を離陸したT-400練習機が基地上空を飛行していた際に緑色のレーザーが地上から照射され操縦席に当てられたとの事です。航空自衛隊は警察に被害届を出し、静岡県警が威力業務妨害の疑いで捜査を進めているという。

T-400練習機は浜松基地の第1航空団第41教育飛行隊に所属、輸送機や早期警戒機などの並列複座機の要員教育を行うビジネスジェットを転用しました練習機で、もともとは三菱ダイヤモンドMU-300として設計された機体を製造権がビーチクラフト社に売却され、現在もホーカービーチクラフト社で製造美保基地から浜松基地へ移駐した経緯があります。

レーザー照射はもう一つ、九州で発生しました。NHKが18日に報じたところによれば17日、目達原駐屯地と霧島演習場の間を訓練飛行していたUH-60JA多用途ヘリコプターとCH-47JA輸送ヘリコプターに対してレーザーが照射されたとのこと、商社を受けたのは福岡県柳川市上空、陸上自衛隊は照射事案を警察に通報し現在警察が捜査中とのことです。

浜松と目達原でのレーザー照射は共通点が夜間飛行中の航空機に対して行われたとのことで、幸い乗員の視力などに影響は出ていないという事ですが、威力業務妨害の他に航空法違反、防衛装備品へのレーザー照射は自衛隊法121条にも違反する可能性があり、もちろん旅客機やヘリコプター全般を含めてですがレーザー照射は極めて危険な行為となります。

レーザー照射、浜松基地の事件と目達原駐屯地の事件ですが、警察が捜査している点も共通しています、此処で気になるのは摘発は可能なのでしょうか。レーザー照射位置が大まかに特定できれば、時間帯ははっきりしているのですから警察が全力を挙げるならば、その周辺の監視カメラや防犯カメラを一つ一つ確認し、ある程度まで絞る事は可能でしょう。

UH-60JAやCH-47JAにはFLIR前方赤外線監視装置など高度なカメラが搭載されています、可視領域のコヒーレント光を照射された際にはその様子を記録する事も可能ですし、FLIR映像は思った以上に鮮明です。悪戯か過激派のゲリラなのかは不明ですが、余り面白半分で航空機へのレーザー照射を行いますと、ある朝、捜査員が自宅の戸を叩く事も、あるのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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航空機へのレーザー照射は極めて危険な行為ですし相手が相手ならばその攻撃者を画像記録し警察へ捜査資料を提供する事も可能です。

自衛隊機へのレーザー照射が繰り返し発生しており、警察が捜査を進めています。NHKが15日に報じたところよれば7月11日、浜松基地を離陸したT-400練習機が基地上空を飛行していた際に緑色のレーザーが地上から照射され操縦席に当てられたとの事です。航空自衛隊は警察に被害届を出し、静岡県警が威力業務妨害の疑いで捜査を進めているという。

T-400練習機は浜松基地の第1航空団第41教育飛行隊に所属、輸送機や早期警戒機などの並列複座機の要員教育を行うビジネスジェットを転用しました練習機で、もともとは三菱ダイヤモンドMU-300として設計された機体を製造権がビーチクラフト社に売却され、現在もホーカービーチクラフト社で製造美保基地から浜松基地へ移駐した経緯があります。

レーザー照射はもう一つ、九州で発生しました。NHKが18日に報じたところによれば17日、目達原駐屯地と霧島演習場の間を訓練飛行していたUH-60JA多用途ヘリコプターとCH-47JA輸送ヘリコプターに対してレーザーが照射されたとのこと、商社を受けたのは福岡県柳川市上空、陸上自衛隊は照射事案を警察に通報し現在警察が捜査中とのことです。

浜松と目達原でのレーザー照射は共通点が夜間飛行中の航空機に対して行われたとのことで、幸い乗員の視力などに影響は出ていないという事ですが、威力業務妨害の他に航空法違反、防衛装備品へのレーザー照射は自衛隊法121条にも違反する可能性があり、もちろん旅客機やヘリコプター全般を含めてですがレーザー照射は極めて危険な行為となります。

レーザー照射、浜松基地の事件と目達原駐屯地の事件ですが、警察が捜査している点も共通しています、此処で気になるのは摘発は可能なのでしょうか。レーザー照射位置が大まかに特定できれば、時間帯ははっきりしているのですから警察が全力を挙げるならば、その周辺の監視カメラや防犯カメラを一つ一つ確認し、ある程度まで絞る事は可能でしょう。

UH-60JAやCH-47JAにはFLIR前方赤外線監視装置など高度なカメラが搭載されています、可視領域のコヒーレント光を照射された際にはその様子を記録する事も可能ですし、FLIR映像は思った以上に鮮明です。悪戯か過激派のゲリラなのかは不明ですが、余り面白半分で航空機へのレーザー照射を行いますと、ある朝、捜査員が自宅の戸を叩く事も、あるのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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