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FFM多機能護衛艦の後期型計画に着手-もがみ型護衛艦は12番艦まで,13番艦から22番艦は改良型か新型艦

2023-03-16 07:00:00 | 先端軍事テクノロジー
■榛名防衛備防録-次のFFM
 FFM-Xというべきなのでしょうか。順調に量産がすすむ画期的な新世代護衛艦は第二世代へさっそく発展を始めるもよう。

 海上自衛隊はFFM多機能護衛艦の後期型計画に着手します。これは22隻が整備されるFFM多機能護衛艦について、もがみ型護衛艦を12番艦まで建造したうえで、13番艦から22番艦までは新型艦となることを示しています。当初はバッチ2というべき改良型や後期型へいずれかの時点で転換すると考えられていましたが、新型となる可能性もでてきた。

 もがみ型護衛艦、後期型となるのか別型となるのかは、現在もがみ型護衛艦を建造しているのがすべて三菱重工となっている点で、仮に三菱重工が本型の改良型を提示した場合は採用される可能性がありますし、護衛艦かが建造で知られるジャパンマリンユナイテッドや、支援船を建造している今治造船などが新型艦を提案し採用される可能性もあります。

 みくま。もがみ型護衛艦は3月7日に三菱重工業長崎造船所にて4番艦みくま竣工式が行われたばかりです。みくま配備は佐世保基地第13護衛隊、第13護衛隊には既に2022年に竣工した同型艦のしろ配備中であり、横須賀の護衛艦もがみ、くまの、は掃海隊群直轄艦であるのにたいし、もがみ型は掃海隊群に配備される護衛隊という運用を撮ります。

 海上自衛隊は護衛艦もがみ型に搭載するUSV水上無人艇を公開しました。もがみ型護衛艦後部には多目的区画があり、ウェルドック方式ではないもののハッチを展開するとともに海上をスロープにより滑り出す構造を採用し、舟艇などを迅速に展開させる能力を有しています。もがみ型護衛艦は複数の舟艇を搭載可能で、機雷戦対処能力を有しています。

 USV水上無人艇、防衛装備庁は無人機雷排除システムとして12億円にて取得しています。もともと護衛艦もがみ型はFFM多機能護衛艦として建造されており、FFMのMは機雷戦を示すものとされています。水上戦闘艦へ機雷戦能力を付与するのはオーガニック方式と呼ばれる方式なのですが、アメリカの沿海域戦闘艦などが採用した機雷掃討方式です。

 もがみ型護衛艦の機雷戦方式は、護衛艦に搭載する機雷探知装置などのセンサーにより機雷を探知しますと、USV水上無人艇を無人で展開、磁気や音響特性で護衛艦を再現し、少なくとも護衛艦が航行した場合でも触雷しないことを確認したうえで、USV水上無人艇には機雷処分弾薬を搭載、一種の自爆用機雷処分器具により機雷そのものを無力化します。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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1 コメント

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Unknown (軍事オタク)
2023-03-17 11:52:13
FFMは、飛行甲板が格納庫に向かって傾斜しているので、雨水や海水が格納庫に流れ込んで大変なのでは?
対策どの様にしているのですかね?

新型FFMは水回りや、その他運用で判明した改善点、さらに予算が潤沢になったので、大型化してミサイル搭載数を大幅に増やしてくれることを期待します。
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