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ウクライナ情勢-ロシアMAKS国際航空ショー二〇二三中止正式決定!ロシア軍のウクライナ東部戦線展開兵力は18万名規模

2023-07-07 07:00:08 | 防衛・安全保障
■臨時情報-ウクライナ情勢
 日本の航空祭とは違い兵器商談の重要な場と位置付けられているロシア最大の、いや世界有数の規模の航空祭が制式に中止と決定されました。

 ロシアMAKS国際航空ショー運営は予定されていたジューコフスキー飛行場でのモスクワ航空ショー2023の開催中止を決定しました、これは来年への延期などではなく中止が名言されており、奇数年に開催されるモスクワ航空ショーは2021年のCOVID-19にともなう縮小開催を経て2023は正式に中止、次回の実施は2025年となります。

 モスクワ航空ショーは7月25日から7月30日まで開催予定、開催前一か月の段階で中止名発表されるのは異例ですが、ロシアへの経済制裁とともにウクライナ第一線向けの装備量産を重視するロシアが仮に商談の場を開いたとして輸出納期を間に合わせることができるのかなど不確定要素が多く、もともとモスクワ航空ショーは開催が難しかった。

 ロシア航空宇宙産業において、モスクワ航空ショーは例年、航空祭という側面以上に防衛装備品見本市としての性格が強く、来場者が50万を超える重要な航空宇宙産業商談の場となっていました。なお、中止が決定した時点で、どの程度の飛行展示、航空産業による展示や海外防衛産業の参加が予定されていたのかについては明らかにされていません。
■臨時情報-ウクライナ情勢
 東部戦線と南部戦線のロシア軍ウクライナ侵攻部隊についてその規模が算出されました。日本の防衛を考える場合はこの規模の侵攻が有り得るとの認識が必要なのかもしれません。

 ロシア軍のウクライナ東部戦線展開兵力は18万名規模、CNN報道によればウクライナ軍報道官の3日発表の話としてロシア軍の東部戦線展開規模は二つの戦域にひろがる18万規模であるとのことです。これは東部のみの展開規模であり、黒海アゾフ海沿岸の南部戦線への展開規模がどの程度と見積もられているかは明らかにされていません。

 東部戦線でも物理的に戦線が長いリマン・クピャンスク間の防衛線にはこのうち12万規模の部隊がはりつけられているとのことで、空挺部隊と機械化部隊など重装備若しくは精鋭部隊を置いているとのこと。この発表を示した意図は不明ですが、この地域での威力偵察の結果か、若しくは防衛線突破を難渋している裏返しか、などが考えられます。

 東部戦線最大規模の激戦地であるバフムトでは、ロシア軍は5万名規模の部隊を張り付けており、他方で情景のリマン・クピャンスク戦線からは100㎞を隔てているという。この発表は見方によってはこの100㎞に防衛上の空隙があると敢えて示した構図ともうけとめられますが、南部での行動に先立つ発表か、東部攻撃前の揺動か、意図は不明だ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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