■岐阜航空祭事前訓練
素晴らしい青空に恵まれた岐阜基地とともに繰り広げられたのは予行というべきでしょうか事前訓練というべきでしょうか。
岐阜基地航空祭予行へ、行って参りました。今年は航空自衛隊創設70周年ということで全国津々浦々で様々な特別塗装機が飛行していますが、岐阜基地で特別塗装といえば、これでしょう、とイーグルが試作機塗装をまとってひこうしていました。
FSXと同じ試作機塗装のF-15戦闘機は、先月から飛行していますが、飛行開始した際にはちょっとした騒ぎとなっていました、それは試作機塗装だったためです、噂のジャパンスーパーインスペクターイーグル、改造型イーグルの試作機なのでは、と。
北大路機関ではF-15近代化改修の話題、ボーイング社が進める改良計画の話題は幾度も紹介していますので、実際のところこの特別塗装機が飛行開始した頃から、記事を閲覧された際に末尾に表示される人気記事にずいぶん昔の改良計画の話題が上っていて。
試作機塗装、イーグルⅡとしてボーイング社が開発したストライクイーグルの改良型とは別に航空自衛隊のF-15Jを改修しているもので、この開発は三菱重工案とボーイング案が提示され、総合入札方式の結果はボーイングが選ばれていました、が。
ボーイング社はマクダネルダグラス社時代のような現場重視技術者重視ではなく、経営と効率重視、逆に言えばマクダネルダグラスがボーイングに吸収合併された背景はこの部分にあったのですが、結果論として、防衛部門を含めコスト管理が不得手に。
三菱重工案よりも安価に近代化改修を行うという総合入札結果は、しかしコスト見直しと原材料費高騰により、当初見積もりの四倍に価格を修正すると日本へ通知され、当時の岸防衛大臣が激怒、一時計画を凍結すると発表しましたのはご記憶のとおり。
イーグルは、航空自衛隊が1981年の初号機岐阜基地到着以来、航空自衛隊が40年以上にわたり使い倒し、三菱重工がライセンス生産をすることで好いところも悪いところも熟知しているものなのだから、無理に近代化せず改良型を新造しては、とも思う。
航空祭特別塗装機が登場したのはまさにこんな時節でもあったわけですから、驚いた方が多かった、と。三菱重工独自の改良型、無難なものであったともいいますが、スタンドオフミサイルや改良型の空対空ミサイルの運用能力が付与されていたはずだった。
小牧南工場のイーグル関連生産ラインは大昔に無くなっているのですが、工場そのものは残っているのですから、イーグルⅡのライセンス生産、という形で生産しても好いのでは、と思うのですよね、特にイーグルはいろいろな装備が搭載できるのですし。
F/A-18Eスーパーホーネットが今年から海軍のスタンダードSM-6艦対空ミサイルを空対空型とした射程がAMRAAMよりも遙かに長い370kmというミサイルの運用試験を開始、大きすぎてF-35には搭載できないものですがこれもF-15ならば充分、搭載可能です。
予行、話を航空祭予行に戻しますと、岐阜基地HPにはその日の航空祭予行が掲載されています、案外素早く偏向されてしまいますので、毎日見ておく必要があるのですけれども、青空の非難かは無理をしてでも撮影に、とおもうほど良い写真が撮影可能だ。
本番の航空祭では、地上展示機や群衆などなど、航空祭の雰囲気を画角に収めようとしますとどうしても撮影位置が制限されます、予行といいますか事前訓練ではもちろん基地内に立ち入ることは出来ないのですが、基地の周りからは自由な構図で決められます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
素晴らしい青空に恵まれた岐阜基地とともに繰り広げられたのは予行というべきでしょうか事前訓練というべきでしょうか。
岐阜基地航空祭予行へ、行って参りました。今年は航空自衛隊創設70周年ということで全国津々浦々で様々な特別塗装機が飛行していますが、岐阜基地で特別塗装といえば、これでしょう、とイーグルが試作機塗装をまとってひこうしていました。
FSXと同じ試作機塗装のF-15戦闘機は、先月から飛行していますが、飛行開始した際にはちょっとした騒ぎとなっていました、それは試作機塗装だったためです、噂のジャパンスーパーインスペクターイーグル、改造型イーグルの試作機なのでは、と。
北大路機関ではF-15近代化改修の話題、ボーイング社が進める改良計画の話題は幾度も紹介していますので、実際のところこの特別塗装機が飛行開始した頃から、記事を閲覧された際に末尾に表示される人気記事にずいぶん昔の改良計画の話題が上っていて。
試作機塗装、イーグルⅡとしてボーイング社が開発したストライクイーグルの改良型とは別に航空自衛隊のF-15Jを改修しているもので、この開発は三菱重工案とボーイング案が提示され、総合入札方式の結果はボーイングが選ばれていました、が。
ボーイング社はマクダネルダグラス社時代のような現場重視技術者重視ではなく、経営と効率重視、逆に言えばマクダネルダグラスがボーイングに吸収合併された背景はこの部分にあったのですが、結果論として、防衛部門を含めコスト管理が不得手に。
三菱重工案よりも安価に近代化改修を行うという総合入札結果は、しかしコスト見直しと原材料費高騰により、当初見積もりの四倍に価格を修正すると日本へ通知され、当時の岸防衛大臣が激怒、一時計画を凍結すると発表しましたのはご記憶のとおり。
イーグルは、航空自衛隊が1981年の初号機岐阜基地到着以来、航空自衛隊が40年以上にわたり使い倒し、三菱重工がライセンス生産をすることで好いところも悪いところも熟知しているものなのだから、無理に近代化せず改良型を新造しては、とも思う。
航空祭特別塗装機が登場したのはまさにこんな時節でもあったわけですから、驚いた方が多かった、と。三菱重工独自の改良型、無難なものであったともいいますが、スタンドオフミサイルや改良型の空対空ミサイルの運用能力が付与されていたはずだった。
小牧南工場のイーグル関連生産ラインは大昔に無くなっているのですが、工場そのものは残っているのですから、イーグルⅡのライセンス生産、という形で生産しても好いのでは、と思うのですよね、特にイーグルはいろいろな装備が搭載できるのですし。
F/A-18Eスーパーホーネットが今年から海軍のスタンダードSM-6艦対空ミサイルを空対空型とした射程がAMRAAMよりも遙かに長い370kmというミサイルの運用試験を開始、大きすぎてF-35には搭載できないものですがこれもF-15ならば充分、搭載可能です。
予行、話を航空祭予行に戻しますと、岐阜基地HPにはその日の航空祭予行が掲載されています、案外素早く偏向されてしまいますので、毎日見ておく必要があるのですけれども、青空の非難かは無理をしてでも撮影に、とおもうほど良い写真が撮影可能だ。
本番の航空祭では、地上展示機や群衆などなど、航空祭の雰囲気を画角に収めようとしますとどうしても撮影位置が制限されます、予行といいますか事前訓練ではもちろん基地内に立ち入ることは出来ないのですが、基地の周りからは自由な構図で決められます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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