イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自問自答するにも、傾聴するにも大事なこと(2/10 明るく生きるとは・・)

2022-01-22 | 第三章「無意識の世界」

悩んでいる本人の回答は本人の中にある。これは「生き甲斐の心理学」の鉄則のようなものであるが、回答を得ることは結構難しい。通常どうしたらよいのかは自己概念が邪魔していて呆然としたり、考えがどうどう巡りをしたりするものだ。

他者の支援であれば傾聴。自らの問題では自問自答が上手に行われる為にはどうしたらよいのだろうか。

臨床心理学では受容、共感、純粋と一致などが良く言われるが、その前提としての人間観について一言。童話で北風と太陽があるが、こころを開き人の神秘にも預かるためには北風ではなく太陽が必要。不信や否定的な言動は人の心を閉じ自己概念の壁を厚くするのがせいぜい。従って、自問自答であれば自己否定ではなく自己肯定的でなければならないし、傾聴であれば他者肯定的なスタンスが不可欠だ。これはテクニックでもある程度できるが、人間観に基づくと迫力が全然違ってくる。意外に哲学や宗教の世界が重要なのだ。感情的には否定的であっても、心を開こうとする意志を持ち、それにより心が開かれていくと人間の神秘的な姿が見えたりする。

縄文時代の祖先の遺物や遺構と接するときも、同じようなところがあるのでは。何故こうなのかと思索するうえでも役立つようだ。

2/10 明るく生きるとは 

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もやもやした不安感への対応方法・・今も縄文時代も (8/10 年末年始に理想と現実を考える)

2022-01-12 | 第三章「無意識の世界」

クリスマスも正月も連休も過ぎて日常に戻ってくると、いつもの不安感が訪れてくるが、さらに、いつもと違うことが起こり、底知れぬ不安感まで感じたときどうするか。こうした時に自分でも簡単にできる対応のしかたをU先生から教えてもらったことがある。フォーカシングという方法だが、これを知っているだけで結構助かるものだった。6つのポイントがあり、全部でなくても一部自問自答するだけでも効果がある。

(1)今、いくつ不安があるか数えてみる。

(2)そのうちの一つを選ぶ。

(3)選んだ不安の場面を思い出す。ここで大事なのは自分がその場面でどのような  感情を抱いたかということで、具体的な不安とか怒りとかを思い出す。

(4)今度は、その不安が今後どのように展開するかを想い、その中で最悪の展開について思いめぐらす。 

(5)次に、その不安が最善の展開をした場合を思い巡らす。

(6)最後に、最悪と最善の間で、自分の腑に落ちるところを見つける。

さて、このアイデアは欧米から来た心理療法からなのだが、生き甲斐の心理学の勉強会でよく話題になる24節季の効用を付け加えたい。24節季は太陰太陽暦と密接に関係するが、今はどういう季節かということ(今は小寒)だけでも知ることで、何か落ち着くところがあるのだ。このブログの左にリンク集があり「≪≫暦のページ」をクリックすると現在の暦が表示される。

四季がはっきりしている日本列島。暦は縄文時代から使われている可能性があるようだ。生きるためにかなり昔から太陰太陽暦などの暦が存在していると私は思っている。

実際、私の愛読している井戸尻考古館の「井戸尻」にも縄文時代の土器の文様(双頭蕨手紋)と実際のクリノコンパスでの月の観測結果の比較研究が掲載されていて、縄文時代の太陰太陽暦の存在を類推されている。

8/10 年末年始に理想と現実を考える

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いろいろな世界の理想と現実 (7/10 年末年始に理想と現実を考える)

2022-01-10 | 第三章「無意識の世界」

この数日、さまざまな発掘調査報告書の中で暮らしている。興味が尽きない世界なのだが、ふといつの間にかどっぷりとつかっている自分が気になった。思い出してみれば10年前は、このような報告書を必死に読むことなど想像もしてなかった。

新しい経験というか、新しい世界に入るというのはこの年になっても新鮮でわくわくする。学生のころも計量心理学などの分野にわくわくしたが、就職して営業職につき、コンピュータ関係だったのでいろいろな業界の方の世界を垣間見て日々新鮮であった時代もあった。その後マーケティングの仕事もわくわくしたものだ。それが全くの進路を変えてNPOの世界とか、福祉などの人に関わる世界、小説書きの世界、さらに最近もいろいろな世界を経験させていただいている。

これは職業という切り口であるが、このほかにも海外で暮らしたり、転勤したり、あるいは宗教の世界(私はカトリックだが)もある。独身生活もあれば家庭をもつことも、あるいはある社会的な役割をすることもそうだ。いろいろな世界を経験していくと、表層的なイメージではない実感をともなったその世界での文化(独自の理想とか現実把握の仕方が隠れている)を身に着けるようになる。そして、これが重要だがその経験の中で見えてくるものがあれば、見えなくものもでてくる。このあたりは「生き甲斐の心理学」で人のこころの不思議な仕組みを知り意識することができた。

「生き甲斐の心理学」では別の大事なことも学んだ。私にとって大事なポイントの一つが、いろいろな世界を生きるにあたって、自己肯定・他者肯定のスタンスをはじめ、自己肯定・他者否定(傲慢)、自己否定・他者肯定(卑下)、自己否定・他者否定(破滅)の4つのスタンスの意味付けだ。自己肯定・他者肯定のスタンスは幸福曲線の道ともいえるがなかなか意識しないと難しい。自己肯定・他者否定(傲慢)のスタンスに陥ると理想は凶器と化し他者を時に過剰に攻撃することも。これは両刃の剣で自己をも攻撃することもある。

今の時代もこの不思議なメカニズムは当然働いているが、縄文時代もきっとそうであっただろう。土偶や石棒の不思議な変遷は何を語っているのだろうか。

7/10 年末年始に理想と現実を考える

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信じて明るくなる世界・・今も縄文時代も (10/10 明るく生きるには)

2021-12-22 | 第三章「無意識の世界」

心の仕組みを心理学はいろいろ研究するのであるが、興味のある分野の一つに「信じて見えてくるもの」「信じて見えなくなるもの」の研究という領域がある。私はかつて大企業を退職して異分野に進んだが、企業に勤めていて見えていたものが見えなくなり、逆に見えなかったものが見えるようになった経験があった。端的なもののひとつは電車の中で例えば企業の上司と部下が談笑している姿を見て、かつては何も感じなかったが、退職してからは何か違和感を感じたことがあった。皆さんは如何だろうか。何を信じるかでいろいろな変化があるが、もっともわかりやすいのは神仏を信じるかどうかという信仰の領域かもしれない。

私はカトリックで幼いころから神を信じていた。しかし、青年時代にあるきっかけで神を信じられなくなり、40歳代のある時に突然神を再び信じるようになった経験がある(カトリックに)。そんなことで、この心の仕組みをいろいろ考えてしまう。宗教や哲学というと一般に教義に眼を向ける人が大多数だが(特に日本は)、それは別にして信じて暗くなるとか明るくなるなどを研究するのだ。宗教は理性だけで判断するものではないのだと思う。特に私たちの存在はいくら科学が進んだといわれても死んだらどうなるかについて、誕生と同様に不可知で、死んでみなければ分からない世界であることは変わりない。それゆえ、縄文時代も今も神仏を信じる人もいると同時に信じない人も存在するのだと思う(最近の脳科学の知見で約4万年前から人類の認知能力は殆ど変わらないということを仮定)。

明るく生きるということを考える時に、あまり言われていないが、神仏の世界にも意識を向けた方が良いこともある。自分の祖先のお墓とか伝統宗教に関心をもつとよいかもしれない。話は変わるが先日テレビで異宗教の信者間(キリスト教、仏教)での結婚の話題を取り上げていて楽しく拝見した。違う宗教だとあの世がちょっと違う。天国であったり極楽であったりするのだが、信じて共に明るい死後の世界を思うのは何ともほほえましかった。

10/10 明るく生きるには 

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カレンダーの知識を大切に‥今も縄文時代も(6/10 明るく生きるには)

2021-12-14 | 第三章「無意識の世界」

この時期になると来年のカレンダーを頂いたりして、いつもカレンダーで興奮する。年をとってからの学習でカレンダーの豊かな意味が私の中で開花してきたこともあるのだろう。

かつて大企業に勤めていたときは自然と付き合うことも少なく、カレンダーはタイムマネジメントの一つの記号のような存在であった。しかし、20年くらい前に「生き甲斐の心理学」を学びはじめ、日本の古代や縄文時代を学んだりするなかで、カレンダーの存在感が私の中で圧倒的に大きく育ってしまった。人は自然の一部であり、自然は太陽や月の影響を強く受けているので、当然ながらカレンダーの意味は非常に大きい。カレンダーを大切にすることで、現代においても身体だけでなくこころの健康にも良い影響を与えるようだ。

カレンダーという言葉は月が新月で消えてから三日後に「月が出たぞ」と、夕方ラッパを吹きならし祭司が伝えたとされる古代の太陰暦の習慣から来ているようだ(暦と占いの科学 35P 永田久著 新潮新書 昭和57年参考)。季節によってやってくる何十種類の動物や回遊してくる魚を捕らえるにもカレンダーは大事だ。また植物性の食料も縄文時代は堅果類を中心に、小豆や大豆、根菜なども食したりするようだが、主食のほかにも野菜、山菜やキノコなどをいれると数百種類の植物を食べていたり薬草などに使っているようで、身体によい旬の食物を効率よく採取するためにもカレンダーは今以上に大事だったと思う。

どのようにカレンダーの知識を入手し生活の中で使っていたのかは気になるが、考古天文学の分野では岩陰に射す太陽の光から信じられない精度のカレンダーの知識が古代に使われていたという説さえある。また、東京のストーンサークル・田端遺跡で冬至の日没が丹沢山系の最高峰蛭が岳山頂に正確に落ちることを考えても、かなり優れたカレンダーの知識が古代に存在していたことは間違いない。

カレンダーは生命体との深いつながりもあるので、古今東西の宗教でも大切にされている。キリスト教や仏教とカレンダー(二至二分など)のつながりは多くの方が知っていられると思うが、縄文時代の宗教もカレンダーとの関わりを無視できないと思う。先の田端遺跡は冬至を強く意識した、700年とかの長期にわたっての祭儀場であったことが知られている。田端遺跡は小規模なストーンサークルであるが、外にも例えば東北の大湯遺跡など巨大なストーンサークルもあり、そこでは夏至の日没が意識されている祭儀場であったことが知られている。あるいは、井戸尻考古館で知ったが、土器の文様から月やカレンダーに関係する研究もあるようだ。

それから、こころの健康とカレンダーの関係。満月や新月とこころの関係などいろいろな説が言われているが、私の一つの印象を最後に述べてみたい。カレンダーを意識することは太陽や月を意識することでもある。現代社会は自分のことだけに焦点を当てがちで、自分のことを過剰に意識し周りが見えにくくになってしまう傾向があるようだ。自己愛の問題もそうした中で大きな問題になってきているのではないだろうか。こうした中、カレンダーをとおし自然や世界を意識することで生命体である本来の人間のバランスをとりもどしやすくなるのではないだろうか。カレンダーは自分を俯瞰する視座を与えてくれるのでは。

6/10 明るく生きるには 

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