イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

無駄なこと、意味あること (どっちに行こうか 5/10)

2017-11-30 | 第九章「愛」

 昨日は紅葉が綺麗な町田の薬師池公園に行った。綺麗な紅葉・黄葉が池の水面に映り、何とも言えぬ美の世界。写真を趣味にする人も、大きなカメラを携えカワセミを撮りにスポットに集まっていた。ただ、私が滞在していた夕方には、どうも現れなかったようだ。

 カワセミも良いが、限られた時間ということもあり、私は水鳥の写真を沢山とった。夕方だったので月も出ていて、これも素敵だった。

   

 人生の中では、ある事を選び集中することがいくつもある。自分の人生の中でも当然ながら沢山ある。「生き甲斐の心理学」も「縄文小説」も(笑)。そして、大きな果実を得たこともあれば、何も得られず、それどころかマイナスだったことも(判断は、10年くらいしてから評価するのが良いと思う)。

 若気の至りの高校生のころ、倫理社会の授業で、自分の好きなテーマを選び、それを発表し楽しむということがあった。私は、幼いころカトリックの洗礼を受けたこともあり、テーマはデカルトの「神の存在証明」であった。結構時間を掛けて調べ発表したが、何か果実があったかというと、分からずじまいで、無駄なことをしたように思った。しかし、後で考えると世の中には考えても結論の出ない問題があり、それに取りくむのはどうかという経験にもなったようだ。因みに、歴史に「もし」ということを考えることは禁物かもしれないが、私が「パスカルの賭け」を当時テーマを選んでいたら、違う人生になったかもしれない。

 少し脱線したが、考えても無駄なことと意味のあることがある。この意識を持つことはとても大事なようだ。迷路に迷い込みそうになるときにとても役立つ。

 例えば、自分のことは五感体感をはじめ思考・感情・行動が結構わかる。しかし、写真の水鳥の五感体感は、想像はできるものの私は鳥でもないので殆ど分からない。水鳥を美しいと感じる程度が良くて、何を考えているのだろうかと思うのは無駄かもしれない。自分と他者の間には結構深い溝があるものだ。

 ところで、臨床心理学を学ぶときに他者分析からはじめようとする人は多い。私も含めてである。ただ私の場合は、良き師匠から、自己分析の大事さを教えてもらい、それに従ったので幸運だった。最適な一つの理論で自己分析をすることで、知識を深めることができる。他者分析や他の理論は深めてからだと思う(私はまだ深めている最中)。

 短い人生で、意味ある思考・感情・行動とは何か。無駄な思考・感情・行動は何か、時に振り返り自問自答することは大切で、いざというときに助けになる。

どっちに行こうか 5/10

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離婚か、愛の訓練か・・・(どっちに行こうか 4/10)

2017-11-29 | 第九章「愛」

 自分が愛だと感じる元といったらよいか、それを研究すると自分の幼いころのひとコマが反映されていたりする。それを心理学者が愛の原型とよび大切に考える。

 人それぞれ、愛の原型は違うものである。AさんとB子さんが結婚したとする。その時にAさんの感じる愛の原型とB子さんの愛の原型は、どこかで違うのは普通である。

 理想と現実のギャップをストレスと考えると、AさんもB子さんも愛の原型の違うことによるストレスを覚える。一家団欒で鍋をつつくのが愛の原型となっているAさん。一方商売人の両親をもったB子さんは、町のレストランで美味しいラーメンを食べることが愛の原型になっているとする。新婚生活を始めてしばらくしたとき、生育史からくるストレスで二人は何か不安感を覚える。

 ストレス曲線の理論からすると、放置された不安感は、やがて怒りとなり、身体症状、ウツ、錯乱とアップしてくるという。その破たんへの道を選ぶか、あるいはストレスの元である理想や現状の解釈を変えるか、妥協点を選ぶかは重要なポイントになる。AさんにとってもB子さんにとっても、大きな試練だ。鍋だ!ラーメンだ!火種はそんなところにあるものだ。

 理想を変えて家で実においしいラーメンを作って食べるか、外食でお鍋を静かに食べられるレストランを選ぶなどいろいろ方法があるだろう。望むべくはAさん、B子さんにとっての自他肯定の道だが、訓練なしではかなか厳しいものである。

 良く考えると、生育史からくる愛の原型もいろいろあり、自分だけでなく相手のことまで考えるべき問題だ。その他に、人間は生育史だけでなく、身体と魂(宗教や哲学の領域)からもなっているので、身体の愛の原型や魂の愛の原型なども考える必要があるかもしれない。

 この世の多様性をこの年になって、最近時々深く考える。何故これほど多様な生命があるのだろうか。植物園に行っても動物園にいっても感じる。公園に行っても山にいっても、海にいっても感じる。それは本来美しいものかもしれない。聖書の創世記の一節を思い出したりする。「見よ、それは極めてよかった」

どっちに行こうか 4/10

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狭いプライドか、自然体か?(どっちに行こうか 3/10)

2017-11-28 | 第九章「愛」

  昨日の午前中に、八王子で気功と太極拳の練習をしたためか、肩こりなどが嘘のように消えた。A先生や練習仲間のお蔭と感謝するのだが、そもそもきっかけを頂いた「生き甲斐の心理学」の師匠であるU先生のことを、今朝は思い出している。

 U先生の勉強会の合間に、リフレッシュを兼ねて、U先生が太極拳を教えていただいたのだが、その時、自然体についてU先生が教えてくれたのだ。体重移動により、相手が押してくる力を難なく吸収し防ぐ方法だった。

 当時は、企業に勤めていたのだが、日常の降って湧くような沢山の仕事の圧力の中で、あれこれ力を尽くして必死に対応するのだが、そうした生き方はどうなんだろうかと考えた。ある程度の物理的な経済的な余裕がある中で、さらに狭いプライド(当時の自分にとっては)の世界の中で生き抜く。それは何だろうか。いっそう全てを投げ捨てて、自然体で新鮮な生き甲斐のある世界に入ってみたい。

 経済的な基盤をある程度確保でき、本当に今までの生活から抜け出ることができたのは、元の企業のお蔭と感謝しているが、辞めて新しい世界に入ると、いろいろなことが見えて来る。

 生まれてから、その時点まで様々なことを学んできていたので、それは新しい世界にも援用できるものの(学びに感謝)、目先の仕事(当時は福祉の世界と心理学の教育の世界)には全く通用しない。零からのスタートなのだ。嬉しいことにU先生をはじめ、温かく援助をしてくれる方がいらして、職業訓練校に行ったり、新しい業界のアルバイトを紹介していただき、不思議に何とかなっていった。しかし信用度はゼロ、失敗もあり孤立感の中で茫然としたことも。

 ただ、狭いプライドからの孤立感と違い、自然体の中での孤立感は、地から植物の種が芽生える際の優しい(厳しくもある)雨のようだった。しかも自然体でいることで、去る人もいるが、声をかけてくれる貴重な人がいることで、本当に助かったりする。

どっちに行こうか 3/10

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意外に知られていない大事な選択基準 (どっちに行こうか 2/10)

2017-11-25 | 第九章「愛」

 U先生の生き甲斐の心理学は、その一枚の実践的な系統図が象徴しているように、それ自体が人生の心理学的な選択基準だと思うが、強いて一つだけと言われるとどうだろうか。

 U先生は、よく「幸福の条件」と「幸福感」の違いを言われる。幸福とは何かは難しい問題だが、幸福になるために私を含めて多くの人は、二つのアプローチをするようだ。一つは会社員であった私がよくやっていたように、幸福になるために行動のための、リストをつくったりすることだ。お受験で、志望校リストを作ったり、婚活の条件リストを作ったり・・・まあいろいろあると思う。

 そして、もう一つは「幸福感」アプローチである。感情はなかなか見える化できないものであることは確かだ。そもそも私など「幸福感」とはどんなものかも体感していなかったりした。型に嵌った言い方ではなく、身に付いた自分の魂からでたような感情表現。

 「幸福感」というとかなり難しいので、不安感の反対の「平安感」で考えてみようか。

 何かの岐路に立たされた時、「幸福の条件」=理性的なリスト様 で決めるという手もある。一方、予想される「思考、感情、行動」が感情的に「不安感」より「平安感」をもたらしそう・・・という選択基準もあっても良いかなと思う。

 

 美しい紅葉を見に行こうと思い立ったり、富士山の美しさに胸をときめかしたりし寒い外に出かけたり・・・

 現代はとかく「幸福の条件」中心に動きがちだが、「幸福感」の意味をもっとまじめに考えても良いのではと思う。

どっちに行こうか 2/10

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どんなふうに選択していくか? (どっちに行こうか 1/10)

2017-11-24 | 第九章「愛」

 先日、知人から44年前の学生時代のサークル活動の刊行物を貸していただいた。随分前に処分して後悔していた貴重な文集であり、すでに亡くなられた故人を偲んだり、今もお付き合いのある方々の若き文章を拝読させていただいた。さらに、私の若かりしころの文章があり、新鮮な気分で読んだ。

 しかし、44年後の今の自分を考えると、それまでに自分のしてきた多くの岐路での選択が神秘的に思えて来る。44年後の私がNPOにたずさわったり、縄文小説を書いたりするのを当時は想像だにしていなかった。

 考えてみれば、日常的な生活の中でも、多くの選択がある。寒いこのごろは、布団からはい出るかも選択であるし、食事や飲み物も選択だらけだ。もちろん仕事で何をするかという選択もある。不思議な出会いもあれば、人生を左右する選択もあった。そうした沢山の選択が今の自分に繋がっているのだろう。

 ただ、どのように選択するべきかは、周りから常識的な倫理道徳などは知っていたり、仕事の面ではそれなりの手法も勉強したりもした。大学の時に学んだベイズ理論などの意志決定方法は、素晴らしいと思ったが一度も使わずじまいであった(笑)。そして、今では、人生をよりよくするためには、生き甲斐の心理学の知識が、手前みそだが一番だなと思っている。

 写真の鳥さんであるが、やはり生命体なので、危険があれば逃げるだろうし、美味しそうな餌があれば近寄るだろう。当たり前のように見えながらも、結構人間様以上にうまくやっていて立派に生き延びてきている。人間は知能を誇ったりするがどうだろうか。

 どっちに行こうか 1/10

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