イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

五感の饗宴!

2009-08-31 | 第九章「愛」

  この写真は、万華鏡の映像を携帯で撮ったものである

 撮った写真を、パソコンで色や明るさを調整していると、花火のような画像になった。明日からは9月で夏も終りであるが、今年は地元の花火大会に行けなかったことが心のこりで、こんな画像を無意識に求めていたのかもしれない。

 花火と言えば・・・30、40歳台のころは、家のマンションが河川敷から近く、自宅が絶好の花火観賞スポットであった。近隣の人たちと楽しく観覧場所を設営し、皆で花火を楽しんだ。

 夏の花火大会は、想えば心地よい五感全開での楽しみだ。肌を涼風がかすめ、素晴らしい光、腹までずしりと来る音響。冷たいビールを飲み、楽しい会話と明るい感情を楽しむ。

 夏の花火大会は、この世にあって、天国を垣間見る瞬間かもしれない。

 ゲーテだったか、人生(ゲーテは70歳以上だっただろうか)で明るい感情を全部集めても4週間程度だったとのことであったが、自分にとっての花火大会もその分類に確実に入るだろう(4週間はちょっと淋しいので、増やしたいが・・・)。

 花火大会だけではないが、日常の中にちょっとした、天国を垣間見る時間をつくり。それを感謝しつつ(他者肯定、自者肯定で)楽しむのは、こころの健康にとっても素晴らしく良いようだ。

 <今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 6/12>

人気blogランキングへ <- 1クリックで燃えます!感謝しています。


私はネット?あるいは蔓草?

2009-08-29 | 第九章「愛」

 夏は、百日紅の季節でもあるが、蔓草がそれこそ蔓延る(はびこる)季節でもある。ノウゼンカズラなど、美しさにはっとすることもある。

 先日も炎天下を歩いていて、学校のグラウンドのネットに、すくすくと絡みつく?蔓草を眺めていた。ちょっとした涼を感じさせる蔓草ではあるが、何故か気になった。

 某外資系企業を退職してから6年経つが、その企業につとめていた40歳台のころを、最近いろいろ思い出している。15年前、10年前の自分に、もし会えたら、どう「生き甲斐の心理学」の知識で役に立てられるかという妄想?でもある。

 昨日は、44歳の時の仕事で使った手帳をずっと眺めていた。

 ふと気付いたことがある。仕事をしていれば当たり前なのだろうが、仕事上での不安=企業としての不安、が自分の個人の不安(実感がなくても)に妙にオーバーラップしていることだ。そして、自分本来の実感から遠いことが、あたかも実感しているかのように、認識していたり、行動したりしている。自分は決して、経営者などではないのに。

 カールロジャースの人格形成論に19個の命題があるが、その9番、10番を思い浮かべてしまった。

 急激に変わる時代の中で、こころの健康を維持するためにも、自分の真の実感・感情を大切にすることは大切だと思う。

 蔓草は迷うことなく、蔓草として生きている。それは健全だと思う。

 <今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 5/12>

人気blogランキングへ <- 1クリックで燃えます!感謝しています。


「生物学的人間観」を大切に!

2009-08-28 | 第九章「愛」

 今朝、某新聞を読んでいたら、日本人の自殺者が毎年30,000人を越えているという記事があった(ちょっと食傷ぎみであるが)。その中に、日本人の豊かさと暗い顔に対し、同じアジアでも、貧しいが明るい顔の子供たちが沢山いるという記事があった。

 U先生の「生き甲斐の心理学」を学ぶと、病理論の中で、食べる手段に関心がいく人の治癒率が、関心のない人より高いという事実を学ぶ。生物学的人間観は意外と重要なようだ。

 私が40歳台のころ、時代はバブルがはじけたり、ソ連が崩壊したりし、大きく変わるころであったが、個人的には物質的に豊な生活を送っていた。1995年には、会社からリフレッシュ休暇を貰い、家族でハワイに行ったりした。

 高価なホテルに滞在した旅行ではあったが、当時、思春期を迎えていた長女と口論し、せっかくの休みが大なしになったりした。また、子供たちと観光をしているとき、こちらに向かって 日本人へのあからさまな差別発言があり、追い打ちをかけることもあった。勿論、楽しい思い出もいくつかあったが・・・

 1995年ころ、今から考えると、自分のこころの健康はどうだったのだろうか?外見は良かったと思うが、こころは半分病んでいたのかもしれない。

 さて、2003年、長年務めた会社を退職した。その決断の中に過度の物質的豊さは不要だという意識があった。退職の結果、物質的は貧しくなりすぎた傾向もあるが(笑)。ただ、日々の生活を豊に送ることができ、そして生き甲斐が追及できるので幸せ感は増大した。

 因みに、家族のこころの健康状態も、退職後格段良くなったように感じる。

 昼から結構高価な外食を日常的にするサラリーマンから、手弁当も当たり前の介護・福祉業界も経験した。生物学的人間観を滋養する良き経験だったと思う。

 人生で、生物学的人間観を大切にするというオプションも大切なようだ。

<今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 4/12>

人気blogランキングへ <- 1クリックで燃えます!感謝しています。

 


(人生の)しわを延すアイロンかけ!

2009-08-27 | 第九章「愛」

 先日、久しぶりにワイシャツのアイロンがけをした。

 家事の中で、人気のない仕事の最たるものであるが、アイロンがけにはちょっとした思い出がある。16年前に亡くなった父が、不思議にもアイロンがけをよくしていたということである。

 自分で納得できるアイロンがけをしたいからと言っていたことを覚えているが、ヨレヨレなものをきちんとする快感を一人味わっていたのかもしれない。

 さて、昨日も40歳台のころ(1990年代)の手帳を片手に、時間があるときにパラパラとめくり、当時のことを思い出していた。40歳前半のころである。体力的にも気力も、今とは格段に充実しているはずだったのに、ある時期から精神的に疲弊してくる(スランプ?)。

 そして、40歳半ばころに変局点があり回復してくる。徐々に回復しまたあるときを境に大きく健全になっていく。

 どういった、変局点があったかだが、ある時を境に、自分の人生のミッション(やるべきこと)とは何かとか、生き甲斐は何かとかを、青年っぽいかもしれないが時々深く考えるようになった事実がある。父の死もあったためか、自分の死についても考えた。

 勿論、当時なりに生き甲斐があったわけであるが、日々の変化の中で、それで良いのだろうかと考えることがよかったようだ。その時々の底に流れる、生き甲斐に対する不安。それを、時々ぼんやりかもしれないが意識化することが、こころの健康の面で大切なようだ。

 不安は理想と現実のギャップから生じると「生き甲斐の心理学」で勉強する。不安から、自分の理想と現実認識を浮かびあがらせ、それを検討していく。その試行錯誤が重要なのだろう。

 特に現在は、ベルリンの壁が落ちてからの大変化の時でもある。自分を見直す(不安を見つめる)、アイロンがけの時間は、余裕があれば大切にすべきだと思う。

<今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 3/12>

人気blogランキングへ <- 1クリックで燃えます!感謝しています。

 


前兆を監視せよ!

2009-08-24 | 第九章「愛」

 40歳台とは、自分にとってどんな時代だったか?そんなことを想いながら、昔使っていた手帳(30歳台くらいからずっと捨てずに持っている)をパラパラめくった。

 特に40歳前半は、読書もほとんどせず、仕事中心の生活であったようだ。人生とは何かなど、余り考えることもせず。厳しい社会の中で毎日汗だくになっていた。生き甲斐を熟考することなく、日々忙しく生活していた。仕事人間であった。

 こころの健康はどうだったのだろうか?

 仕事が順調なときは、平安感が多く、また、自己肯定・他者肯定的な世界が基本的に堅持されている。

 日々のストレスが高まってくる(溜まってくる)と、自己否定あるいは他者否定の傾向がでてきて(不安の感情から怒りの感情に日常のストレスレベルがアップするためか)、周囲との摩擦も多くなるようだ。しかも、自分のそういった傾向を自分が知らない。問題が自分の方にあるにも関わらず、問題が外からくるように見える。

 さらに、ストレスが高まってくると、体調に異変が生じてくる(怒りの感情から身体症状のレベルにアップ)。家族と最近ストレスによる体調の変化の話をしたが、人それぞれの特徴があるようだ。

 私の場合は、眠りが浅くなったり、消化器の障碍に繋がるようだ。

 ストレスと体調の関係を自分で把握していれば、体調の変化から逆に、自分のストレスを熟考するチャンスが生まれるが、当時はそれに気付かなかった。健康診断の時に、自分の問題を始めて意識化することもあった。

 さらに、ストレスが高まる(現状に適応しにくくなる)と、身体症状のレベルから鬱のレベルに定式どおりアップするようだ。

 そんな中、不思議と回復した幸運もある。家族との旅行(小旅行)などで、五感豊な生活をすることが重要だ。奥多摩に行った時に、ドクダミの花とその独特の香りで、我に帰ったこともある。深層の心理は不思議である。五感は不思議である。

 生き甲斐の心理学では、数ある暗い感情を不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つに分類する。その存在と、自分の感情のレベルがどこを中心にして変化しているのかを知るだけで病理への前兆を知ることもできるようだ。

<今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 2/12>

人気blogランキングへ <- 1クリックで燃えます!感謝しています。