イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

根をはること!(活発に生きる 8/10)

2012-06-30 | 第二章「五感と体感」

 私の周りには歴史好きが多い。そして、生き甲斐の心理学で、日本の原型といえる飛鳥・奈良時代に興味を持つようなり。歴史の本だけでなく、関係する小説なども含めバンバン読んでいる。そんな中、facebookで近畿の五芒星について知り、辿っていくと内田一成氏の「レイラインハンター」(アールズ出版)を知り、今、その本を読んでいる。わくわくする。

 この2-3年、興味が湧いてきた東北の巨石文化や、先月に深く感動した大国魂神社のくらやみ祭りの起源にも深く関係しそうな、東国三社や水戸黄門レイラインの話に驚いている。

 昔、中沢新一氏のアースダイバーで、縄文時代の東京の地図を眺め想像(妄想?)を掻き立てられた以来である。聖なる場所は、日本だけでなく世界でも不思議な傾向(地図で見ると直線状に並んでいたり・・・)があるようで、私の住まいの近くの大国魂神社、高尾山、高幡不動尊、国分寺周辺・・・などはどんな関係なのだろうと、Googleで辿ったりしている。

 現在は、大変な時代である。20年前、40年前に比べると、想像もしなかった困難が押し寄せてきているようだ。

 原発危機。東日本大震災。欧米経済不安に絡まる経済危機。少子高齢社会。マルチナショナル化・・・

 ただ、歴史を振り返ると国難という時代を日本も何回も経験しつつ、たくましく生き残ってきているのも事実である。そのノウハウは、勉強になる。経済の立て直しということ以外に、寺社仏閣の建設など精神的な価値に確実に投資しているのだ。困難な時代だからこそ、リアルな命にかかわることも大事だし、文化的な価値に投資する必要もあるのだと思う。

 2年前に私は福島方面に小旅行をした。阿武隈の鍾乳洞、猪苗代・滝沢不動滝はどうなったのだろう。一度行って完全に魅せられた白水阿弥陀堂はネットで調べると、7月に修理が終わるという。水戸偕楽園はこの2月に全面復興されたとか。また、行きたい!

 レイラインハンターにある、東国三社の鹿島神宮、香取神宮、息栖神社には是非行ってみたい(近いし)。平泉もまだ行ったことがない。そのうち、大湯のストーンサークルにも行ってみたい。。一万年以上の東北の精神文化はとても深い。

 自分を大事にするということは、自分の起源や魂を大事にすること。困難な時こそ、根をはってみよう!

  

 活発に生きる 8/10

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<知性化>をほどほどに!(活発に生きる 7/10)

2012-06-29 | 第二章「五感と体感」

 <知性化>というこころの防衛機制がある。テキスト「生き甲斐の心理学」をめくってみると、次の説明があった。

 知性化: 感情をなまのまま表出するのが怖いので、抽象化して表出する事

 これは、私が注意しなければならない防衛機制のようだ。それによる、心の安定も大事で重要なのだが、その傾向がマイナスの面に向かうと、大切なことを見失しなったりする元凶となる。

 先日も、「生き甲斐の心理学」の仲間と話をして気が付いたが、「生き甲斐の心理学」の一側面(臨床系の知識)ばかりに集中していると、自分の宗教を忘れたり(祈りが貧しくなったり・・)、感情生活が貧しくなったりし、何となく傲慢になってきたりの思考の病理(他者否定、自己否定など)が始まりだす。

 若いころに、プログラミングのやり過ぎで、不安神経症的な身体症状が出たことがあったが、<知性化>が原因だったと思う。そして、その症状がいつの間にか治ったのは、自分の不安や恐れなどの感情に、変な表現かもしれないが、驚かなくなることだった。

 まあ、自分のありのままを大事にすることが良いのだろう。

 祈り(お願いでない)や、ゆったりした感情生活は大切にしなければならない。

 活発に生きる 7/10

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たくましく生きるポイント!(活発に生きる 6/10)

2012-06-28 | 第二章「五感と体感」

 先日、大学時代のサークルの先輩たちと再会した。中でもWさんは、海外に赴任されていて最後にお会いしたのがいつだったかも忘れるほど(おそらく20年以上?)長い期間をおいてであった。それでも、昨日会ったように打ち解けて(Facebookのお蔭もあるが)楽しく時を過ごした。

 このWさんだが、20歳台の学生時代に一冊の小説を紹介していただいた。アクショーノフの「星の切符」である。雪解けのころのソ連の小説で、若者の活動を描いたもので、星の切符とはコンピュータのパンチカードを裏から見ると、光のかげんで星のように見えるということから命名されていた。新しい時代を象徴しているような小説に私も惹かれた。

 実際、この小説にどの程度影響されたかは不明だが、その後、私は外資系のコンピュータ会社に入った。本の名前まで記憶しているのだから、影響されたのだろう。

 さて、そのWさんが、また本を一冊紹介してくれた。有川浩著「三匹のおっさん」(文春文庫)である。かつては「星の切符」のような青春を過ごした私たち?も、いつの間にかそれから40年還暦のおっさんに変貌。そして、小説「三匹のおっさん」も、幼馴染3人が還暦を迎え、地元の飲み屋さんをベースに、世のため人のために私設防犯組織をつくり、悪党を懲らしめるという楽しいお話である。読んで爽やかであった。

 孫や身内、そして地域の人のために生きる。還暦まで生き抜いた知恵とキャリアを出し、世のためにならないヘンチョコ悪党を退治する。実に、たくましく生きている人たちである。厳しい世の中、とかく被害者意識に安住しがちの私たち日本人であるが、しっかりと生き抜く鍵は、アイデンティティの問題だと判る。

 何のために生きているか?それを自問自答し、自分を生きてる人(アイデンティティの統合がされている)である。

 ちなみに、今「生き甲斐の心理学」で研究している持統天皇も、謀略や謀殺(日本史上最悪?)の凄まじい政界の中を逞しく生き抜く。私は小説家や歴史家が持統天皇の生きる力は何だったのか、その解釈の仕方に興味を持ち追っかけているが・・・

 *蘇我氏の血を引いている。その血を絶やしたくないという執念。

 *夫である天武天皇への愛、そして息子や孫を大切にした。

 *権力欲そのものに生きた。

 いろいろ考えられるが、当時としては長生きで58歳まで生きたという事実から、何らかのアイデンティティをもち明るく生き抜いたと考えられる。

 私も、一匹のおっさんとしていきよう!ワライカワセミもたくましくいきているし!

 活発に生きる 6/10

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五感・感情を意識化する練習!(活発に生きる 5/10)

2012-06-27 | 第二章「五感と体感」

 昨日から、精神科のお医者様である、内海聡氏の「精神科は今日も、やりたい放題」(三五書房)のことを考えていた。一か月くらい前に薦められて読み、この日本の精神医療・内部告発の意味と自分の属しているNPOの責務を新たな想いで考えていた。

 そして、あらためて本の帯の文言を読んだ。帯の裏には次の言葉がある。

 「まともな精神科医に出会うためには、第一印象で医師を判断しないことと、何より人間性で精神科医を判断しないことが重要である。精神科医自身に癒しを求めてはいけない。もしこの本を読んでも あなたが精神科医にかかるのであれば、副作用の少ない処方にこだわる精神科医をこそ選んでほしい。」

 私は、生き甲斐の心理学という臨床心理系の仕事をしているが、幸か不幸か、自分自身が精神科の治療を受けたことはない。なので、身をもって体験したとは言えないが、防衛機制などを勉強しているので、言わんとしていることはとてもよく判る。<精神科医自身に癒しを求めてはいけない。>。極めて良心的な言葉だ。

 心の防衛機制は、心を安定させ生き抜く力を産みだすために重要だが、長い眼でみると悔いを残す失敗すr引き起こすことも。今日は、<置き換え>を考えているのであるが、<生き甲斐の心理学>のテキストに次の説明があるので引用してみたい。

 <置き換え>: 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの心理、あるいは、理科の教師に好意をもつ生徒が理科を好きになる心理。

 本来、袈裟は憎いかどうか理科は好きか嫌いかは、坊主や理科の教師とは別である。そして、個別に五感や感情を把握しつつ袈裟が憎いか、理科は自分に合っているかと判断するのが筋なのだが、人に引きずられてしまう心理だ。

 怖いのは、この機制で自己実現のかじ取りが狂ったり、例えば命に係わる危機をきっちり感知できなくなることだ。ずるずると、本来さほど向いていない勉強をしたり、反対に向いていることを避けてしまったり。倫理道徳により、間違ったコースを周りが皆賛成したりすることもあるので大変だ。

 五感・感情をきっちりと意識化する練習。日常の中では大切だと思う。昨日は夏至の薬師池公園に行った。素晴らしい風や花や・・・もあるし、時には不気味なほど大きなカエルのオタマジャクシを見たりした。蛇が出てこないか不安な場所もある。

 五感とさまざまな感情に出会い、それを意識化する。俳句を一句、写真を一枚、親しい人との会話・・・なんでも良いが、とても大切だと思う。

 http://www.facebook.com/media/set/?set=a.329439087135371.79350.100002078462926&type=1&ref=notif¬if_t=like

 活発に生きる 5/10

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☆がいっぱい!(活発に生きる 4/10)

2012-06-26 | 第二章「五感と体感」

 先日、美しい花を観に京王フローラうガーデン・アンジェに行ったが、その時に孫娘が星がいっぱいあると教えてくれたのが、この写真。これは何なんでしょうね?

 しかし、孫娘に言われなければ見逃していたであろうこの植物、不思議ですね。また、この植物を見つけた孫娘の個性というか、驚きました(孫バカ?)。

 他人は自分と違う。また、他人も一人として同じではない。これが真理であるが、心の世界では感情転移という防衛機制の現象があり。時にAさんをBさんのように無意識に扱ってしまう。Aさんへの怒りが、Bさんへ。Aさんへの好きな感情がBさんへ・・・といったように。

 よく分らないのに嫌われたり、逆に好まれたり。突然怒られたり・・・孫娘も、そういう不思議をもう味わっているかもしれない。

 感情転移は、他の防衛機制と同様にこころの安定を得る現象であるが、時に他人に迷惑をかけたり、あるいは自分の自己実現への道を見誤る元凶になる。

 私は、幼いころから青年まで、一緒に住んでいた祖父や両親の影響をたくさん受けてきたと思うが、その中で祖父と父が建築家で、その影響で、当然自分も建築家になるのだという想いやへんな反発が湧いたものだった。結果としては建築家にはならなかったが、今考えると、感情転移や置き換えの機制があったのかなと想う。

 活発に生きる 4/10

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