イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

年を飛び越える時!(新しい年の迎え方! 10/10)

2015-12-30 | 第四章「愛とゆるし」

映画「母と暮らせば」の最後方のの母(吉永小百合)の言葉は今でもこころに残っている。まだ観ていない方も大勢いらっしゃるとおもうので述べないが。人生の大事な場面を端的に表しているように思う。

私のパソコンに向かっている机には受胎告知の絵画のコピーが貼ってある。聖書にある天使ガブリエルとマリアの受胎告知のシーンである。このときのマリアの言葉は「お言葉どおりこの身に成りますように」である。なんとなく聖書を読んでいると心に残らないが(私もそうだった)、同じような人生での大事な場面を経験していくと、その意味がよく分かり心に残るのである。

このシーンはビートルズのLet it be.の歌の背景にあり、その意味は欧米では有名なのだが、身に余る意思決定のときに、U先生流に言うと、「ゆだねる」覚悟の大切さを表していると思う。Something Greatにゆだねる覚悟。

今年も間もなく終わる。そして、恐らく新石器時代には世界共通に意識された新年を迎える。

来年度も大事な時に「ゆだねる」覚悟ができるよう、

今年一年、このブログを読んでいただいた皆様には深く感謝をしつつ、

よき年末年始をお迎えいただくことをこころよりお祈りいたします。

新しい年の迎え方! 10/10

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死後の世界を楽しく考える!(新しい年の迎え方!9/10 )

2015-12-29 | 旅・雑記帳

一昨日の晩、井上ひさし氏の遺志を継いだといわれる「母と暮らせば」を観た。スターウォーズ、海難1890など他にも観たい映画があったが、時間の関係で「母と暮らせば」を観てしまった。しかし、なかなか良い映画で年末、新年を迎える前の時期に鑑賞するというタイミングもあり感動してしまった(泣いた)。

詳しくは、まだ観ていない方も多いと思うのでやめるが、長崎の原爆で若くして亡くなった息子が母のところに現れるという話で、年末に死後の世界や宗教を考える上でもとてもよかった。

私も来年は65歳となり前期高齢者の仲間となる。そして、もちろんこの世での生き方は大事だと思うが、死後の世界も身近になってくるように思える。私はカトリックの信仰を持っているが、やはり死後の世界は気になるものだ。

死後の世界については、科学が進歩した今となっては、その存在を疑う人も多い。しかし、昔もそこは同じで、疑う人も多かったようだ。死後の世界は臨死体験等はあっても科学的に証明されるものでもないようだ(反対に死後の世界を否定することも証明できない)。

そんな中、私もかつて若いころ熱意をもって研究した数理統計の元祖といえるパスカルが、パンセの中でパスカルの賭けなる考え方をしめした。これは信仰の話ではないが、意思決定論の話で信仰をもったほうが得をするという話だ。もちろん、これも真理とはいえないかもしれないが、死後の世界を考えるきっかけにはなると思う。

死後の世界については、いろいろな立場からさまざまな人が語られているが、最近読んだ本で「死後の世界へ」(M.スコット.ペック著 集英社)が良かった。死んだら天国で眠るように幸せに暮らす・・・のではなく天国でも幸せに働く(当然ストレス曲線はある)。そういう考え方も新しかった。スコット・ペックはベストセラー「愛と心理療法」を書いた臨床心理学者であるが、臨死体験のエキスパートやカトリック神学、ルイス・キャロルの知識を駆使しての力作で読みごたえがある。

最後に、私の楽しい妄想の一つだが、亡くなって死後の世界の中で自分の祖先たちと言葉を交わしたいと(できれば天国で)思うのである。アフリカ大陸を出立した祖先、旧石器時代の祖先、縄文時代の祖先、飛鳥・奈良時代の祖先・・・・その数は代の2の階乗できいてくるので果てしない数になり、途方もなく大人数になるだろう。特に、私の縄文小説のことをどのように実際の縄文の祖先は評価してくれるか?

新しい年の迎え方! 9/10

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系図を見ながら、愛や自由に思いを巡らす!(新しい年の迎え方! 8/10)

2015-12-27 | 第九章「愛」

 今年も本業の他に歴史小説を読んだり、歴史関係の書物を読むことが多かった。おまけに縄文時代の歴史小説まで書いてしまった。そんな中、他者の書いた系図を見たりする機会が多かった。系図は小説家にとっても歴史家にとってもある種の地図のような存在だからだ。そして、最近はたとえば今興味の中心の飛鳥・奈良時代のころの誰かが作った系図を見るだけで、その方がどのような世界に興味を持ち関心は何かですら何となくわかるようになってきた。

 系図、生まれと育ちを何となく推し測れるマップというものかもしれない。

 そして、私はある時期、系図だけではないが自分の属性が自分を決めていく・・・そんな閉塞感に苦しめられた。自分の傾向や渇望といった基本的なものが何か物質的というかこの世的というものですべて説明されてしまうような。そんな時、知人の紹介していただいた本を読み、別の考えがあることを知り、とても開放されたりした。

 ただ、この問題は結構根深い問題。原点にももどり、愛とは何か自由とは何か・・・そんなことをもう一度考えたいと思うようになった。意外かもしれないが、カトリックの神学をしろうとながら勉強しなければとも。

新しい年の迎え方! 8/10

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自分の起源は何か?(新しい年の迎え方! 7/10)

2015-12-26 | 第九章「愛」

 自分のルーツを探したり、自分の祖先に思いを馳せたり。何か雲をつかむようなところがある話だが、生き甲斐の心理学を学ぶようになって、大事だと思うようになった。これはアイデンティティの問題の一つなのだ。

 今年も今治市の大島まで4-5代前の祖先を訪ねて旅をしたり、生き甲斐の心理学の論文を書いたのだが、これも縄文時代の祖先についての思索だ。

 来年も、縄文時代、7-8世紀の世界、近代など楽しく遊ぶ予定である。

 さて、そうした自分探しの旅の中で気が付いてきたのだが、グローバルとローカルという問題だ。多摩とか、瀬戸内海とか、琵琶湖などローカルのことを考えていくとグローバルな課題にぶつかる。これは実に不思議で現代だけの問題ではない。天平時代だけでなく、弥生時代、縄文時代、そして旧石器時代も同じようだ。縄文時代の中期の図像が実にヨーロッパや中国などの図像に近似していたりする。

 なぜ、ローカルとグローバルがつながっているか。従来の教科書的な発想からか、日本に遣唐使を通じて中国文化が・・・とか、宣教師がやってきて・・・とか、日本神話にもなぜかシルクロードの影響からかギリシャ神話の影響が・・・などという物言いをする人が実に多い。しかし、これは余りにローカル的な発想だ。

 現世人類は5-6万年前にはすべてアフリカにいたことが遺伝子研究の成果もあり定説化されてきた(人類一元発生説)。つまり、もともとはアフリカがグローバルでありローカルであった。氷河期の最悪の環境では人類は同じアフリカの一地域にかたまっていたに過ぎなかったかもしれない。それをグローバルとかローカルと区別することはできない。

 文化のグローバルとローカルを考える上で、時間軸的に遡る視点と空間的に伝搬・影響する視点の両方が重要だと思う。

 例えば冬至の祭り。これは実に、このローカルとグローバルの関係を象徴的に示している。新石器時代は冬至の祭りはたぶん一般的で同じようなことをどこでもやっていたのだろう。それが、メソポタミアから西側ではキリスト教ではクリスマスにつながり、東側は東洋の宗教や文化に影響を与える。日本の宮廷儀式の新嘗祭にも影響を与えているという説もあったりする。

 自分の起源を訪ねる。一見、とても特殊な旅のようだが、意外にも普遍的な世界への扉とつながっている。

新しい年の迎え方! 7/10

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一年の計がうまくいくかいかないか?(新しい年の迎え方! 6/10)

2015-12-25 | 第一章「意識と知覚」

 24日のクリスマスイブに一年の計を作った。30年くらい前から一年の計を作ってきたがクリスマスイブというのは初めてであった。

 今年の一年の計は30分程度でつくれた。日々の生活の中で感じる何かが、時宜を得て安産した(男なので想像だが、クリスマスなのでゆるしてほしい)ようだ。昔作った一年の計は結果がある程度出ているので、その良し悪しがわかる。今年の良し悪しはまだわからないのだが、心理学的には自分のプロセススケールから観て、それが悪かった時より遥かに実現性が高いと楽観しているがどんなふうに?

 一年の計がダメな時。自分の人生の中で最も酷い時の一年の計があるが、それを見直すといろいろ観えてくる。湧きおこる感情のほとばしりがなく、なんとなく頭の中で作った一年の計。心理学的にいうとプロセススケールが全体に低い状態だ(自分の感情、自分の言いたい事がつかめてない、自分の今いる局面を時間的にとらえていない、頭が固くなっているなどなど)。ただ、この一年の計がだめで、その一年がだめだったとは全く言えない。

 その最悪の年、実に不思議なことだが一挙にプロセススケールが高になる不思議な経験をし、想定外に良い方向に向かう展開となる。自分の頭の中の世界がいかに狭く、逆にこの世の大きさ(Something Great)を識った一年だった。

 さて、それはそうと、良い一年の計とはどんなものだろうか。プロセススケールが中から高の時、つまり心が健康なことが重要だと思うが、次の要素が重要だと思う。

 U先生の生き甲斐の心理学では3Vの法則というものがある。①Visualize イメージを膨らませる?情動化する?②Verbalize 言語化してみる。③Vitalize 行動してみる。・・・夢を現実化するためのステップともいえる。これが深く表現されていると実効性が高いと言えると思う。そして、もう一つ、真善美とかSomething Greatにも関係するような視点があること・・・そんなふうに思うのだが、皆さんの経験はいかに?

新しい年の迎え方! 6/10

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