20才代。就職をして一年くらい新人生活を送ったあと、大阪に転勤になった。独身で、身の周りのものも少なく、段ボール箱の5-6個程度で簡単に引っ越しした(結婚すると引っ越しが極端に大変になるので、そのシンプルさがとても懐かしい)。
大阪では独身寮などなかったので、食事も自分で調達する必要があり大変であった。
そんな時、一人の苦労人の大先輩から、「独身生活では、メリハリをつけ、たまには一人でビフテキ(私の当時の好物)を食べることも必要。」と教えて頂いた。
このアドバイスはなかなか適切で、落ち込んだ時など、自分で景気づけに好物を食べリ、本当にフレッシュできた。
仕事は、他人からの期待や自分自身で作った目標との戦いであり、現実の自分は常に叱咤され疲れてしまうことも。理想と現実のギャップによる暗い感情の日々が続くことも。
そんな時、楽しくありのままの自分そのものを実感し、暖かく受け入れリフレッシュする。
若い頃と違い、今はビフテキを食べたいと思わないが、自分自身を褒めてあげることは大事なことだと思う。人間誰しも存在するだけで基本は有難い存在なのだから。
<理想と凶器 4/4>
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