既に、秋の虫の声がこの静かな夜を満たしている。
三日月の宵、私達の魂は誠実に緊張を求めているようである。
夏休みが終る前、新学期の登校に向けて、緊張感を高めていた宵を想う。
何かが始まる予感。
そして、祈り。
既に、秋の虫の声がこの静かな夜を満たしている。
三日月の宵、私達の魂は誠実に緊張を求めているようである。
夏休みが終る前、新学期の登校に向けて、緊張感を高めていた宵を想う。
何かが始まる予感。
そして、祈り。
エリクソンの8つの人格形成のモデルでは13歳から22歳が忠誠心の時代とされる。そして、その時期に幸福曲線としての感情はアイデンティティ、ストレス曲線の感情としては自己混乱感が現れるとされている。
私にとって、1964年から1973年の中学、高校、大学生の時期に当てはまる。1964年は東京オリンピックが開催される一方で、ベトナム戦争開始の年である。1973年は石油ショックの年であり、ベトナム戦争の終結の年である。丁度ベトナム人が300万人亡くなったベトナム戦争の時期であった。
これから、数回、この時代にタイムスリップしながら、当時体験した時代を追体験してみたい。それにより、アイデンティティと自己混乱感を考察してみたい。私は1951年生まれで、所謂団塊の世代の最後尾の世代である。団塊の世代のアイデンティティを考える上でも何か発見があるかもしれない。
ミッションを作るのは良いが、現実の中に飛び込み戦う段になると、ふらふらと軸足が揺れてしまい、いつのまにかミッションが空疎になってしまうことが多かった。
原因としては、ミッションを考え抜いていないことが多かった。さらに、ミッションを決めた自分の哲学・宗教観も原因となる。
また、ミッションが自分の心理的な防衛機制から来ている場合もある。また、他人の影響が大きく自律的、自発的な面で問題があることもある。そして、現実の世界の話であるから、自分の現実吟味力の健全さがなければ挫折しやすい。
いろいろ、ミッションを作るにあたり心配事があるが、今の自分にとっては、哲学・宗教観が一番重要な気がする。
哲学・宗教といった領域は、最近勉強をし始めて判って来たが、科学等の発達もあり、最高に魅力と可能性に溢れた分野である。21世紀以降どのように変化していくのか本当に楽しみである。
自分の反省をこめて申し上げるが、生き甲斐を考えていくとき、男性はだいたい、事業計画を考える傾向があるといわれている。ただサラリーマン時代に培った、方針の作成、戦略・戦術の策定を作るのは手馴れているが。本当に遣りたい事を実感をしつつ、定めていくのが意外と弱い。
本当に遣りたい事、自分の存在理由、それは自分の奥の奥にきらりと光る宝物のようにある。手乗り文鳥のように、大事に掴みつつ、心の防衛機制の鎧をとって話しかける。自分の自己実現であり、自分からもっとも離れた自己実現でもある。
自律性と同時に、自発性も試される。怖い怖くない、好き嫌いという原初感情との対話も重要である。
意外と無視できないのは、自律性と自発性に根ざした、勤勉性の重要性である。勤勉性は鍛えた刀のようである。見た目は本物であるが、直ぐに折れてしまう刀ではない。