イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

まもなく4月が始まる(生き抜く力② 10/10)

2019-03-30 | 第七章「光と復活体」

 世界人口が現在爆発的に増加し70億人を軽く突破している。この数字は今までのホモサピエンスの祖先の数をも超えているという指摘があるほどだ。

 ただ、ホモサピエンスは20万年前に誕生してから決して平坦なものではなく、ある研究ではアフリカから世界に拡散する時期の前の7万年前後に危機があり、人口が2000人程度になったという指摘もネットにあった。また、私の少し古くなってしまったが愛読書の「5万年前」(ニコラス・ウェイド著 イースト・プレス)では4000人~5000人とある。まあ、いずれにしても危機だったのだろう。

 そんな中、「いきもの」としてのホモサピエンスはどのように生き残ったのだろうか。どん底の中で生き残る。津波の時の教訓などもあるが、原初感情の活用が大事ではないかと私は思う。つまり「怖いか怖くないか、好きか嫌いか」こんな感情ではなかろうか。直感で逃げる方向を決める。あるいは、直前に出会った人を信頼するかしないかを決める。いろいろあるかもしれないが、原初感情を大切にすることだ。

 さて、今の世の中でも、悔いの無い人生を送ろうとするとき、原初感情を働かせる大切さは確実にあると思う。そして、それを個人としての知恵と結び付けどう知覚するか。

 私も含めた高齢者にとっても無関係ではない。健康の問題でも医者や介護施設といった立場上自分より強い人達とどう付き合うか(選ぶか)ということもあるだろう。宗教や哲学といった先のない高齢者のよりどころも同じである。自分がどのような真善美を追い求めるかも同じだと思う。

 さて、3月も今日と明日を残すだけ。私にとって今度の4月は10年に一度といった変化を伴う時のようだ。縄文小説が一つのテーマである。縄文時代は約10,000年続いたといわれる。その中では私たちが習った歴史の教科書や古典に記載されていない、祖先の知恵が隠されているように感じている。それは何か。

 皆様にとっても、新しい4月が良きものになりますように。

生き抜く力② 10/10

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好きなことに縛られないために (生き抜く力② 9/10)

2019-03-28 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 「生き甲斐の心理学」を学び、今縄文小説の道?を走っている私にとって、とても大事な「生き甲斐の心理学」のある理論がある。それが今日頭をよぎるのだが、それについて述べてみたい。

 人は考えた通りの人間になっていく。これは一つの真理だと思うが、それが幸福かというと必ずしもそうではない。好きな道のはずが実は不幸を招いていくということもあるようだ。その大きなポイントは、あることに必要以上に固執してしまうことではないかと思う。そして大切なことを忘れることかもしれない。

 最近の例だと、縄文小説に関係の深いことに集中して情報を集めているが、例えば沖ノ島という玄界灘に浮かぶ孤島がある。テレビにも放映されたりしている大変な島であるが、縄文という点では目立った遺構があるわけではなく、なんとなく弥生時代以降の島というイメージであったが、実は縄文前期の土器のカケラが沢山出土しているそうだ。たまたま図書館でぺらぺらとめくっていた本の中で出会ったが、ハッとした。

 さて、何故ハッとしたかだが、これはU先生が言われる二つの幸福と関係している。一つ目の幸福とは、幸福の条件というような理性的な幸福である。縄文小説という自分なりの世界からみて必要なことはするが、そうでないものはパス。さらに、大きな問題に関しては必死に戦う。確かにこれは勇ましいが、いつの間にかあることに固執してしまい。何か変な方向に行ってしまうことも。太陽を目指してイカロスが飛翔したのは勇ましいが、残念ながら落下するようなものである。

 もう一つの幸福とは、幸福感である。私はかつてこのことで今まで考えてもみなかったと思ったほど意外なものであった。しかし、人の生き方を巡る、思考・感情・行動の中で「いきもの」としての真実をかたる感情は実に大事であり、感情生活を無視することは究極的に破滅に繋がることすらあるのではないだろうか。こころの健康を考えたときに、あることに熱中する余り、感情生活が、例えばあるストレス曲線で塗り込められるようなことがあれば、あっという間に不健康になり良い仕事ができなくなる。大変なストレスの中でも、一日のうちに少しは幸福曲線をあじわいたいものである。何気なく気に入った本を眺める、出勤の前にベランダのチューリップを愛でる、就寝の前になんとなく出会った人に感謝できる。そんなことが重要だと思う。

 蛇足だが、ほんとうにちょっとしたボランティアをしているのだが、そのサークルの総会に先日顔を出したのだが、もう16年続けていたことを知った。ボランティアに関してはいろいろ議論があることは知っているが、感情生活の面では明らかに幸福曲線を生み出す部分がある。それは、多分は私にとって二つの幸福の中で幸福感に繋がるものだと思っている。

生き抜く力② 9/10

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「いきもの」としての歌と踊り (生き抜く力② 8/10)

2019-03-27 | 第二章「五感と体感」

時代の流れの中で言葉はまだ文字として残されやすいが、歌や踊りはどうなのだろうか?この問いかけは民俗音楽の研究者から教えていただいた。もちろん、残されにくいのである。

嘗て私の幼い頃といえば、のど自慢というとだいたい、民謡がメジャーであった。当時は学校で習った音楽には馴れていたが、方言、こぶしや三味線といった何となく古くさいものは嫌だった。時は流れて、今では演歌も含めかつての民謡は影を潜めてしまっている。世界に羽ばたくミュージシャンもいるので、それで良いようにも思うが、自分の表現力の根っこをどこか失ってしまっている気もする。

私は人間なのだが、もっとぴったりした言葉として「いきもの」という言葉がある。「いきもの」は人間だけでなく動物も植物をも含んでいるように感じる。ひょっとしたら無機物まで含む感触がある。「いきもの」なので当然ながらその物理的な実態もイメージできるし、その中で息づく魂もイメージできる。そして、言葉も歌も踊りも、普通に息しながら営むものである。言葉も方言があり、昔は東京東京育ちの私は広島の祖父母の言葉を久しぶりに聴くと初めはなんだか分からないものだった。歌などの音楽は、言葉以上に微妙で祖母が三味線を弾いている光景は遠く感じられた。風土はそこに住む人に、風土の多様性を表現させようとし、包容力の無い人を吹き飛ばすようでもある。

例えばこぶしというものがあるが、これは西洋式の音符の世界では表せないものかもしれない。奄美大島出身の城南海の歌を最近よく聴くが、明らかに何か違う。それは、言葉そのものや西洋式の音符の世界をくぐり抜け、縄文の香りをもたらす(すみません勝手に妄想しているのです)。

脳科学から心の健康を考えたときに、歌と踊りは大事だと聴く。それは自分を「いきもの」として実感するなかで歌い踊ることなのだろう。

この方面の私の活動はどうだろうか。気功・太極拳を少々やっているが、歌はどうだろうか?縄文の人々はどのように歌い踊っていたのだろう?とても興味がある。

生き抜く力② 8/10

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言葉を大切にすると違ってくる (生き抜く力② 7/10)

2019-03-24 | 第七章「光と復活体」

 日々意識することもなく使う日本語・言葉。そんな言葉を私が意識しだしたのはわりと最近だ。比較文化論と比較宗教学を意識した臨床心理学をU先生から学んだことが大きい。それは基本的に言語療法の世界なので、言葉をかなり意識するからだ。そして、この数年、縄文小説を突然書くようにになってからは、その傾向が加速してしまった。

 夏目漱石、辻邦生などの小説、そして谷川俊太郎の詩集などを最近は少しづつだが毎日読む。そして、文芸というのは本当にあるのだと妙に納得している。

 ところで、縄文時代に文字があったという説も無いことはないが、私はやはり無かったのだと思う。言葉は神聖でそれを写し文字として残すというのは、多分大それた身の程をわきまえぬことだったのだと思う。しかし、世の中に支配し支配される傾向が増してからは、そうも言ってはいられず日本にも国難の時期に文字が導入され、おそらく柿本人麻呂のころに書き言葉が確立される。4000首以上の膨大な量をも誇る万葉集は、古代の祖先たちの熱い言葉への思いが、文字言葉の出現で爆発的に噴出したようにさえ感じてしまう。

 日々、美しい日本語を話したり書いたりしたいと思う。これは、こころの健康にも密接に関係している。車の運転をしていて、私が思わず他者を罵倒するのを妻が見て、たしなめられたりすると、私もまだまだだと恥じてしまう。自己肯定・他者肯定のスタンスが望ましい立場だと仮定すると、その言葉も自然美しくなるのだろうが、他者否定的になり傲慢になり罵声を浴びせるのは、悲しいことなのだろう。

 それから、言葉のもつ人生を左右する強烈な力について一言。私が20歳台前半のころ。工学部でエンジニアを目指していたが、文学にも興味があり文化系サークルに所属していた。当時は幼児洗礼を受けていたのにキリスト教から離れていた時期だった。そして、サークルのメンバーの一人が書いた詩の一つのフレーズが心に残り。ときどき、それをぶつぶつとつぶやいていた。「・・・待つのです 待つのです 静かな恵みの時の到来を・・・」。

 この詩に触れて25年がたったある日、私にとって信じられないような恵みの時が本当に到来したのだった。今、考えてみると詩の言葉には、覚悟のようなものがあり、かつ主語が無くて、普遍的な真理が含まれていたようだ。そして、それを意識することは25年の歳月とは別に既に何かが約束されて居たようだ。私も言霊文化の人間なのだろう。

 生き抜く力② 7/10

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やる気の源泉を知ろう (生き抜く力② 6/10)

2019-03-22 | 第三章「無意識の世界」

 昨日は東京都埋蔵文化財センターの本年度の企画展示の説明会に参加し、縄文早期の犬の遺骨や縄文後期前葉の鳥を想起されるようなとってのついた土器に心を躍らせた。ちょっと風邪気味なのに、思わず行ってしまう、このやる気というか情動。これは何処で生まれ、どのように働くのかということを前回のブログを補足するために、今日は考えている。このところU先生の勉強会で学んでいる点でもある。

 私の場合は、四ッ谷坂町の生まれで、祖父母の家の庭先に両親が家を建て、その二つの家の間の庭を中心とした世界が今の生活にすら大きな影響を与えているようだ。1950年代から1960年代くらいであろうか。

 庭には、太平洋戦争で焼失した祖父母の家の土台が残っていて、それが花壇を形作り、季節の花が咲いていた。小さい庭ではあったが、そこで一人で蟻を観察したり、愛犬の糞に集まるハエを退治したり、時には先の土台を金槌で壊したり・・・まあいろいろしたものだ。土を掘ると赤土ではあるが、昔のゴミが出てきたりしたりし、これが縄文オタクの原型になっているのかもしれない(笑)。

 しかし、それだけではなく父とキャッチボールをしたり、祖母から甘納豆をもらったり・・・いろいろな愛の原型・原風景もあるようだ。後から知ったが、母が東京大空襲の時に武蔵境の工場からこの家に戻ってきたときに、祖母がぽつんと待っていてくれたこと。あるいは関東大震災の時は庭で家族で寄り添って過ごしたという祖父の話もあった。縄文中期などの関東や中部高原では広場を中心とした環状の村が形成されたが、同じような愛の原型の広場となっていたのだろうかと妄想してしまう。

 もちろん、庭を中心にした私の世界は、愛の原型だけでなく、虫を大量殺戮してしまった罪悪感の原型とか、恐怖感の原型とか、様々な感情の缶詰であるようだ。しかし、それをどう把握するかというアイデンティティは情動と密接に関係し(縄文時代への興味は愛の原型とどこかでにつながってる)、縄文小説を初めとする私の活動の源泉になっているようである。

 さて、アイデンティティといえば高齢者の私にとって大事なのはキリスト教なのであるが、このキリスト教も庭の世界に関係しているのだ。この家の半径200mくらいの場所には二つのキリスト教の教会(プロテスタント)があり、仏教のお寺がなかったのは不思議な気がする。私は母に連れられて別の宗派(カトリック)のキリスト教の教会に通っていたが、何となく毎日のように教会の十字架を見、鐘を聞く毎日であった。こうした環境での私の庭の世界。とてもミクロな主観的な世界であるが、今のやる気・情動の源泉になっていることは確かなようだ。

 生き甲斐の心理学では、時々愛の原型について考えたりするが、一つとは言わず、その原型についてあれこれ考えていくと、今の自分のやる気が変わることもあるように思う。愛の原型についてのこころの整理というのだろうか。

生き抜く力② 5/10

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