イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

のんびり出来る関係をもとう (私も貴方も大事にする世界 6/10)

2019-07-30 | 第三章「無意識の世界」

 一人でのんびりとしている時に突然ひらめき、アルキメデスのようにお風呂で人生が変わるといったことを経験したことはないだろうか?あるいは、心をゆるせる友とのんびりと雑談をしていて、探し求めていた回答を見つけたことはないだろうか?心理カウンセリングや心理療法の基本の心理学は、こうした場のあり方も研究し、その成果は企業でもコーチングや傾聴、ブレーンストーミングなどに応用されている。

 一方、緊張して仕事をしていたり、真面目な会議や研究会で何かを決めたり、議論をしたりすることは厳しい現実を生き抜くうえでとても大事だが、前述ののんびりモードとは一線を画する。会議には上下関係があったり、先生がいたりする。生き甲斐の心理学から考えると、自分を守ろうとする意識がどこかで働き、知性化、置き換え、合理化といった防衛機制が働きがちである。さらに、相手の感情転移を受け逆転移したりし、会議は踊りへんな結論を導いて終了、ということも多いようだ。こうした中で自分の自然体を維持し、防衛機制をコントロールし、基軸を意識できる。つまり湧き出す感情をも捉えることができる状態。これができたらなあと思うが、なかなか難しいのも現実だ。

 一歩間違えば一族郎党死に瀕すといった緊張感のある時代。例えば戦国時代などで、茶の湯や和歌・連歌が武士のたしなみとして重要視されたのは、それなりの理由があるように思えてならない。防衛機制でちゃらちゃらとした会議になるのではなく、それこそ心の奥の魂でもって語り合う。そのためには、どうしたらよいのか・・・生き甲斐の心理学も、その一つの訓練のための知恵であればなと思う。本当にのんびり出来る関係をもつための訓練とは何だろう。 

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2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

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縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

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ひどい錯乱の世界が統合される時 (私も貴方も大事にする世界 6/10)

2019-07-27 | 第二章「五感と体感」

 暗い感情の例として、不安感、怒り、身体症状、ウツ、錯乱のストレス曲線を挙げることが多いが、この錯乱は今でも時々感じるが、その処方箋はどうも何かを信じることにあるようだ。その典型的な自己事例をプロローグとし、縄文中期の人々が災害などの錯乱の中で立ち直る術を描いたのが「縄文小説 森と海と月 5000年前の愛と魂」であった。

 神仏を信じる・・・これは典型的なアイデンティティの統合であり、自死をはじめとする錯乱への最大の処方箋なのだと思うが、私のように現代科学の洗礼を受け、しかもデカルトのように疑うことを本領とするような人間が、何故信じることが出来たかは自分でも不思議なのである。しかし、一流の神学者・哲学者はオカルト的な非論理ではなく、納得できるような理論でそれを導いてくれている。U先生から昔教えていただいた本の一つに(「神のめぐみとは」J・ドージャ著 野口秀吉訳 カトリック全書23 1960年)がある。古い本であるが、魂や聖霊の存在に不安になったときに読むと、そのたびに新しい発見をし、背筋が伸びて開放される。

 それから、難しいロジックの世界ではないものの、神仏の存在を間接的に実感させてくれる自然に五感・体感をとおして触れたり、本物の真善美に関わる芸術などに触れるのも大事だと思う。もちろん、小林秀雄が駅のプラットフォームから落ちて何かに気づいたように、人には大事なきっかけがあるのだと思う。

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頭をやわらかくすると世界が広がってくる(私も貴方も大事にする世界 5/10)

2019-07-25 | 第四章「愛とゆるし」

 傷つきやすかった青春時代のことを振り返ると、思い込みが強かった、小心者でどこか頑なだった、怒りっぽかった、正義感に溢れていた、・・・そんな自分の印象がでてくる。成長過程で、自分の道を歩み始める上で、そういう頑なな要素も必要だと思うが、それ故に傷つきへんになるというのは淋しい。

 私の場合は、生き甲斐の心理学で考えると、こうした構成概念の固さから来る現象を、周りの友人や家族からうまく補われ支えられたことで、ストレス曲線で言えば、不安感、怒り、身体症状、ウツ、錯乱の階段を上り詰めることもなく、適度に玉虫色に生きながら、生き抜くことができたと思う。自分のもつ常識や理想。それは貴重な宝ですが、同時に凶器になることも覚えていたほうが良さそうです。マスコミを賑わす犯罪や信じられないほど多い自殺・自死もストレス曲線を上り詰めてしまった結果だと思うのです。

 さて、最近自分でも小説を書くことを意識しているのか、例えば錯乱するような人生を左右するような出来事にであったとき、それを小説にどう取り上げるかに興味を持つようになりました。そして、興味ある作家の方の対談集などを読んで、だんだん分かってきたことは、出来事は確かに人生の変曲点になるのでしょうが、出来事自体は決して劇的なものでもなく、そこに何かあると追求しても面白くないようです。対人関係で言えば理想と理想の違い、愛の原型の違いなどは、所詮人それぞれという事で、それ以上のものではないのです。むしろ面白いのは、その出来事を通して本人の構成概念が変化してくること、つまり理想や現実の把握の仕方が変わることなのでしょう。経験をとおして頭をやわらかくし(成長し)、世界が広がっていくことのほうが大きな価値なのでしょう。

 このことから振り返ってみて、自分のまだ過去の解決していないような出来事(巷ではトラウマという言葉をよく耳にする)に対しても、その出来事・悪夢自体を追求するのではなく、それを何時の日か頭をやわらかくして、再解釈することの大切さなのでしょう。

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こころの認知機能の発達と魂や神仏 (私も貴方も大事にする世界 4/10)

2019-07-23 | 第二章「五感と体感」

   私が興味もっている5,000年前とか3,500年前の世界での人間の認知機能は現代人のそれと変わらないようだが、それ以前はどうなのだろうと最近いろいろ調べていた。200万年前のホモ・ハピルスはわたしより石器はうまく作れたようだが、死の意味や自己認識ができたかは無理だったようだ。20万年前くらいになると、埋葬の習慣があったようで、今と変わらないような思い遣りや自己認識はあったようだが、自分のこころや他者のこころをどの程度見つめることができたのだろう。芸術が生まれ、文字が生まれ、複雑な心模様を表現できるようになったのは、意外に6,000年前とか7,000年前といった時期だったのかもしれない。

 こころの認知機能が発達することで、人は死を認識したり魂(ラテン語のアニマ)や神仏を認知するようになってくる。脳の発達、文化の発達、そんな環境の中で神仏が認識されるようになり、こころの安寧を得ることができたり、逆に争いもおこったりする。

 日本列島は世界一の火山列島で危険極まりない反面、そういったところには人間にとって魅力的な石材や美しい泉があり、動植物の宝庫もある。危険と幸は背中合わせ。それは心の闇と神仏の場合も同じなのかもしれない。こころして探究する必要があるようだ。

 神仏は今の世の中では、その存在を証明できない怪しげな分野とも言われたりもするが、逆にその存在を否定することも証明出来ないでいる。人間の叡智は限りがあるので、恐らく、これから何万年たってもその状況は変わらないと思う。神仏を信じるか信じないかは昔も今も将来も個人にゆだねられのだろう。

 テレビなどを見ていると、本当に辛い話ばかりであるが、最近一つ希望をいただいた。参議院選挙でALS患者の障がい者のかた、脊髄損傷の障がい者のかたが当選されたとのこと。人間の尊厳。愛そのものの魂とでも言おうか。現憲法でも人間の尊厳は謳われていながら、障がい者当事者が一人もいない現実が変わったのだ。日本の民主主義も捨てたものではないようだ。ちなみに縄文時代はポリオを患った若い女性の遺骨が発見されていて、当時の確かな人間観を垣間見ることができる。

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世話を考え、意識するとイキイキしてくる (私も貴方も大事にする世界 3/10)

2019-07-22 | 第一章「意識と知覚」

 サービスが一つの金銭を伴う仕事として理解されることが多くなったためか、世話をすることの本来の意味が希薄になってきたように思う。お金で解決しドライで良いということはあるかもしれないが、世話をする方の心の効用が、何か蝕まれてしまっているように思えてならない。

 生き甲斐の心理学を学んでいくと、世話は停滞感と深い関係があることが分かってくる。私の昔の話で恐縮だが、35歳とか40歳といった成年期になってくると、当時は役回りの仕事などが増えてくる。町会の仕事、マンションの管理組合の仕事、会社の組合の仕事、サークルの役員の仕事、飲み会の幹事の仕事、仕事でも一匹狼の仕事というよりマネジメントの仕事も増えてくるかもしれない。はじめは煩わしいとネガティブに感じたりしたが、実際真剣にやってみたりすると、停滞感でふらふらしていた自分が、いろいろな意味でイキイキとしているのに気づいたりする。

 さらに世話という概念を、もう少し広げて、人や自分のためになるようなこととして、暮らしやすくするために部屋の模様替えをしたり整理整頓をしたり、本箱の整理をしたり、家の仏壇の世話をしたり、犬の世話をしたりなどを含めるとどうだろうか。芸術も一つの世話と解せるかもしれない。縄文時代の小説も執筆するだけでなく、それを校正したりする、ちょっとネガティブな仕事も立派な世話と言えるかもしれない。「そんなことは、人に任せたら」とアドバイスをしてくれる方もいるが、便利がすべて良いとは思えない。

 世話をすることは、自分の成長の糧でもある。そして、金銭中心の世界観では見えてこない、ひと味違う温かい世話の世界が見えてくる。

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