記憶というのは実に不思議である。先日66年くらい忘れられず、時々思い出していた記憶の意味をやっと理解し、そしてなんと表現したらよいか、記憶の奥の奥にある何かに触れて涙を流す貴重な経験をした。
そんなことがあって、忘れなぐさを見ると。中世の騎士の亡くなる直前に恋人に残した、本人が意図しなかったかもしれない、わすれな草の意味がわかったように思った。それはブルーでどこにでもあるような花なのだろう。でも奥で意外に光り輝く。
全ての記憶はどこか罪のフレーバが漂う。しかしその奥にゆるしの空間が輝いていいる。しかしこの世ではブルーでしか表現できない。
この領域は心理学の領域ではなく、宗教の領域というか魂の領域なのではと思う。U先生から教えていただいた魂の定義は「愛そのもので死んで身体から離れる生命体」。これはキリスト教文化圏では支持が高いと思うが、WHOでもかつて健康の定義に魂を入れようとしたことがあり、その時のイメージもこれに近いのではないだろうか。使う言葉は違ってもイメージは意外に世界共通ではなかろうか。
日本では、私が若かったころはとにかく、今はどうだろうか。魂といえば考古学の世界でもこうした基本的な議論より、生まれ変わりとか、祖先に流れる。このあたりは当然ながらいくつかのパターンに代表される考え方があると思うが、それより大事なこと(例えば魂の理解)もあるのではないだろうか。
縄文世界を感じるとき② 4/10
「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」
縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。
入手方法
1.紙の本の入手については・・・
四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。
電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)
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なお、国会図書館、八王子市図書館でも閲覧できます。
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Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。
森裕行
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