イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

秋のオジサンの一人旅!(傾聴力 追加)

2011-11-30 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 京都の東福寺、泉湧寺から、奈良の大神神社、ご神体の三輪山登山、山の辺の道の一部、談山神社、新薬師寺、万葉植物園、春日大社、興福寺と巡って昨晩帰宅した。
 
 紅葉の素晴らしさを満喫したが、合わせて皇室ゆかりのお寺や神社、藤原氏ゆかりの神社やお寺の巡礼の旅でもあった。

 特に三輪山登山は、まさに祈りの世界であり素晴らしかった(神域なので、約二時間は飲食禁止、当然トイレも禁止、美しい音色の鈴をつけたタスキ(入山証)をつけての登山)。

 登山中は、何人かとすれ違うこともあり、簡単な挨拶をしたりするのが、新鮮な気持ちになる(同志という感じ)。傾聴では、純粋と一致ということも大切にするが、心と言葉が一致してのあいさつ(都会ではなかなかできないが)なんだなと思う。

 さて、今日で傾聴力が終了する。本来はロジャースの6条件とかいろいろあるが、生き甲斐の心理学の32ページにある、積極的傾聴法の4つのポイントを最後にあげてみたい。このポイントを必死に実践するだけでも、傾聴力はついていくと思う(浅くも深くも実践できるが、是非深くを目指してほしい)。

①うん、なるほどと本気で傾聴し単純な受容を表明すること

②相手の言葉の重要な短い最後の言葉を反復すること

③感情の反射、つまり相手の気分・感情と同じレベルで付き合い、共感していくこと

④感情の明確化、つまり言葉に表現できるよう整理整頓してあげること

傾聴力 追加

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くりかえす、くりかえす・・・(傾聴力 10/10)

2011-11-29 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 積極的傾聴法では、相手の言葉の最後の重要な言葉を反復するなど、繰り返すことを大切にしている。あんまり、反復するのは不自然な感じもするが、実際にやってみると、いろいろなことに気づく。


人は、表現することで、漠とした何かを、より深く理解する。絵画であったり、音楽であったり、言葉であったり。自分のことも、自分でもよくわからないのが人間なのである。自分が発した言葉を、他人のフィルターを通して聞き直すのは、悩んでいるときは、親切なことになることが多いとも。

傾聴力 10/10


奈良に行こう!(傾聴力 9/10)

2011-11-28 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 数年間に知人と還暦祝いを兼ねて全国から集まろうというアイデアが、実現化され京都に集まることになった。それで、この機会に奈良を訪れたいと思っていた。

 臨床心理学を勉強すると、日本神話や日本文化の深層を知りたくなるようだ。そして、この何年間か、京都や奈良に旅行することが多い(一年に一度か二度)。若いこいころに関西で5-6年暮らしたことがあったが、若いころは奈良や京都といっても、何か表面的な関心に流れてしまっていて、○○に行ったころがある。という記憶はあっても、魂が喜ぶというような実感がないようだ。

 これは、いったい何だろう?年をとってくると、やはり死が近づいてくるという実感が出てきたり、歴史も何か、血の通ったものになってくるようだ(私の場合だが)。みなさんは如何でしょうか?

 さて、奈良に行きたいという欲求はあったものの、忙しさにかまけて、どこに具体的に行くのかということを直前まで明確化していなかった。紅葉がきれいだとか、さまざまな情報が入ってきても、どこに行くかという具体的なことが決まっていない。そんな中、twitter(facebookやmixiにも)に≪奈良に行く≫とつぶやいた。

 そうすると思いがけず沢山反応を頂いた。ちょうど紅葉もきれいだし、最近は天候も良いのもあったかもしれない。メールをいただいたりもし、だんだんどこに行くかが明確になってきた。それに伴い、こころの負担というか漠とした不安が、明確に形をもつようになってきたようだ。

 傾聴は、ロジャースの理論を取り入れることが多いと思うが、共感、受容、純粋と一致が大事にされる一方で積極的傾聴法にあるように、感情の明確化や繰り返し等の、ちょっとテクニック的なことも大切にしている。

 何か漠とした不安を、やさしく明確になるように言語化する。ちょうど今回の奈良についてのつぶやきについて、読者のみなさんがつぶやいたようにである。

 twitter等のつぶやき。何か、傾聴による癒しに似ている。

傾聴力 9/10

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おどかしたりしないと美しさを発揮します!(傾聴力 8/10)

2011-11-27 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 多摩動物公園の昆虫館。先日は夕方閉館前に入った。ドームの蝶が舞うエリアに入って、いつものように写真を撮ったが、その日はもう薄暗くなってきいるせいか、飛んでいる蝶もすくなかった。

 もちろん人も少なく、私の外にはグループの方がひと組、そして写真をとっている方がおひとりできていた。

 ただ、良く見ると、ブルーがきれいな沖縄産のツマムラサキマダラをはじめ、リュウキュウアサギマダラなど、普段あまり見られない蝶も・・・

 蝶の写真を撮るコツも一年以上多摩動物公園に通っていると、少し上手になるようだ。以前は、手当たり次第、時にはフラッシュなどを使って写真をとったが、なかなかベストな映像が得られない。

 それが、狙いの蝶をゆっくりと追い、おどろかさないように時間をかけてゆっくり撮ると、良い写真が撮れるようだ。相手も生き物、嫌がることはしてはいけない。そうすると、蝶は個性の美というか・・・をホラという感じで見せてくれる。

 さて、傾聴も同じようです。傾聴と正反対なことは何でしょうか?それは、お説教です。ちょうど、写真機を近づけすぎて脅してしまったり、あるいはフラッシュをたいたり。そんな感じです。お説教ではない傾聴に大事な受容性。≪生き甲斐の心理学≫では、≪自分と違う相手を一旦認めます。そのことを<受容性>と言います。≫と簡単に述べています。

 自由意志のある相手を尊厳性を持って認めるということなのでしょうが、普段はなかなかできないことです。ありのままの相手を、自分とは違う他者としてあるがままに認める。そして、ひたすら傾聴していると、相手も心を開放し、自分で自分の回答を見つけ始めるもののようです。

 傾聴力 8/10

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どんな相手でも共感性を持てるかなぁ・・・(傾聴力 7/10)

2011-11-26 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 昨日は久しぶりに夕方、閉園前の多摩動物公園に寄ってみた。閑散とした公園を一回りし、最後にシロフクロウのところに行った。二羽夏に生まれた雛のうち、一羽が亡くなり、心なしかちょっと寂しい。

 シロフクロウは、首をくるくる回したり、色も北国の環境で生き抜いてきただけに美しい。ただ、餌を食べている姿を見たりしていると、実に禽獣だなと思う場面もある。

 日が落ちかかり、暗くなってきているゲージの前で、シロフクロウと対面しながら、今自分は傾聴できる共感性があるかなと思ったりする。

 傾聴で大切なことに、自分が相手を嫌っているか否かを明確に把握することがある。自分にとって大切な人であっても、いつもルンルンなわけにはいかない。嫌だなと思うこともある。

 そういう時にネガティブな感情が湧いても、自己否定的になることは良くない。さもありなんと感情を自己肯定的に解釈をし(感情を自己肯定的に解釈するのはちょっとした訓練がいるが)、受け入れるのが大切。

 ただ、嫌いという感情がわいていても、暖かく対応するのが大事である。理詰めに冷たく話を追ったりすると、当たり前だが、人は心を閉じてしまう(そういいつつ、自分も失敗を限りなくしているが)。このあたりも訓練(愛は訓練)なのだろう。

 大切な人との関係では、同化する関係を人はどこか願うものである。共感もそういう視点で見られることがあるが、傾聴では、共感は賛同や同化と違うと考えたほうがよい。ありのままの姿を、そういうこともあるんだなと、納得するのが共感のようだ。

 昨日のシロフクロウとの対面、共感性があっただろうか?

傾聴力 7/10

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