イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

身体の不自由と心の自由!(3/10 世界を広げて楽しく暮らす)

2021-02-24 | 第一章「意識と知覚」

2月になってから、春の到来とともに世界が大きく変わっていく気がしている。

私は3月生まれで、今年は運転免許の更新年。しかも高齢者研修を行わなければならない年で、2月に入ってからやっと予約できた教習所に研修に行ったり、そして先日は眼の検査をなんとかクリアして更新終了。縄文時代を楽しむためにはフットワークが大切であり、これで当分車を運転することができるのでひとまず安心であった。しかし、研修中に学んだが60歳を過ぎてからの動体視力の低下など、年をとることがどんなことかを骨身に沁みた。

しかし、私たちの戦争を知らない世代は、戦争を知っている年代と比べると、死や病について深く考えることなく年をとっているようである。確かに科学技術の進歩もあり一見楽しいことは増え、逆に葬儀に参加することも前ほど多くなく、自分の死や人間観を点検しなくても楽しく人生を送れてしまう。しかし、誰かが言っていたが人間の死亡率は100%。私も確実に老いて死ぬ。その中で何人かの先輩のように悔いのない人生を送ることはできるのだろうか。

当然ながら体は年をとれば不自由になっていくのだろうが、心はどうだろうか?いままでの経験からするとアイデアが枯渇したり、自分の進むべき方向が定まらない時・・・。たぶん心が不自由な時なのだと思う。生き甲斐の心理学の理論からすると、自己否定や他者否定が強いとき。つまり、傲慢に傾いたり自己嫌悪に傾いたり、あるいはどちらも含んだ破滅に傾くこともあるのだろう。こうした時は心は不自由そのものになり、自由なら様々なささやきが聞こえるのに聞こえずますます不自由になってしまう。自己肯定・他者肯定の思想を持ち、かつ理想と現実の把握をうまくコントロールしながら、こころを自由にしていく・・・。

自由とはあまり関係ないようであるが、口先だけでない「感謝」を忘れなければ傲慢を回避でき、自己嫌悪も抑えることができるようだ。また、伝統宗教をはじめ長い時間を搔い潜って鍛えられている思想は自己肯定・他者肯定のスタンスに向けてくれるようで、心の自由に大きな影響を与えてくれるようだ。そして、ただの観念として留めず、今ここに焦点を当てて動くと心の自由は深かまるようだ。

今ここに生きようとすることはこの20年の課題でもあったが、福祉の仕事をしたり生き甲斐の心理学を勉強したり、あるいは縄文小説を書いたりした軌跡を辿ってみると。無知ゆえにいろいろ迷惑をかけた部分もあり赤面してしまうが、ひとつひとつの思い出は何かを紡いでいるようにも思える。最近では2011年の3.11そしてコロナ禍の意味は大きかったようで、環境や社会に眼をむけさせ、自らの内の怠惰と愛について考えるきっかけになったようだ。

縄文時代というキャンバスを思う。縄文中期の中里貝塚について、祖先の水産加工場の500年つづく活動を思索して小説に書いたことがある。私はかつてマーケティングの仕事をしたことがあり、当時としては大規模な干貝づくりとその流通に、今と同じようなバリューチェインのようなプロセス構築を考えた。自然破壊や生命のコントロールを祖先たちは具体的にどう怖れどのように行動したのか?こうした問いかけは面白いはずだが、今まで聞いたことがなかった。若かったころ関西で営業をしたりしたが、工場やオフィスに祠があることは結構ふつうのことだった。人間の営みは罪深いところがあり、今の人も祈るが、その原型は縄文時代(否、それ以前から?)に求められるのではと妄想したのだった。

普遍的な愛や慈愛の世界と自己愛の世界。それは似て非なものであるが、どのように生まれ分離し、この世を引き裂いていくのだろうか。もちろん、傷の修復もありえよう。梅が咲き誇るときにのんびり考えてみたい。

3/10 世界を広げて楽しく暮らす

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マンネリへの処方箋は五感と縄文?(2/10 世界を広げて楽しく暮らす)

2021-02-21 | 第二章「五感と体感」

昨年の今頃は長崎をはじめ九州の旅をしていた。日常の中で何となく嫌なことを抑圧気味にくらしていくと、自律神経を痛め免疫力を削ぎ内分泌もおかしくなっていくようだ。そして、日々のいろどりが失われていく。

そんな時に、お金と時間があれば好きな旅行に2-3日でも出かければずいぶん元気になるものだ。しかし、コロナ禍で外出が制限され、あるいはやらなければならないことで時間が奪われ、お金もそれほど余裕がない。そんな時はどうしたらよいか?

コロナ禍の今の状況と似ていた3.11後の2011年から2012年。U先生のブログにマンネリの時は五感を大事にするのが鍵という投稿(2012/5/13)があった。それに触発されたこともあったかもしれないが当時は旅行をしたり太極拳を始めたりで、いろいろ五感を楽しんだ。そして、その流れから海外や奈良・京都の旅からもっと身近な近場に対する興味が芽生え、地元の博物館や図書館で調べるうちに発見した縄文。例えば1,300年くらいの日本の歴史に眼をとめれば、日本の歴史は奈良や京都、東京も大事だがだいたい23区内で歴史が動いでいた。しかし、スパンを10倍にし13,000年くらいの日本列島に眼をとめれば、日本の歴史は東日本が中心。特に私が住んでいる東京の多摩は当時は一つの中心でもあったようだ。そして、犬も歩けば、私も歩けば遺跡にぶつかる。

知らなかったが、今でも近くの畑には土器片があったり、雨の後にきらきら光る鏃があったりする。もちろん土地は改変されているものの、数千年前の面影を残している場所も多い。そうした場所を五感で楽しみ、親しい知人と会話や食事を楽しむ。現代人と同じような身体と脳を持ち、私たちと同様に五感で生きる大変さや楽しさを知っていた祖先に思いを馳せる。名前も何も残っていない祖先のことを小説で考える楽しみを知ってしまったが、それは一つのやり方に過ぎないのだろう。人それぞれに楽しみ方があるのだろう。

宣伝になってしまい恐縮であるが、4月28日に八王子駅の近くのクリエイトホールで市民自由講座「五感で楽しむ縄文のくらし」があります。お時間があればどうぞご参加ください。

2/10 世界を広げて楽しく暮らす

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二つの椅子を使い分けて楽しく生活をする(1/10 世界を広げて楽しく暮らす)

2021-02-15 | 第一章「意識と知覚」

 書斎を手に入れたのは数年前なのだが、部屋が恒常的に整理されていなかったので、3ヶ月かかったレポート書きが終わってから部屋のレイアウト等をまじめに考えた。今までは手に届くところに重要で利用する頻度の高いものを置いてそれなりに便利であった。しかし、椅子から離れたところに吹きだまり?ができ、意識から離れたモノたちが堆積するようになり、何とも落ち着かなくなってしまった。

 のんびりと考えていたら、部屋には二つの椅子が二つの机の前にあるが、そのうちの一つだけを使いもう一つは物置台になっていたということに気づいた。どうも今までは部屋を単眼点で使っていたようだ。狭い部屋だが二つの椅子を活用して部屋での生活を複眼的に考えると、モノ達(たち)への気配りもよくなり、自分の生活の質も向上するのではと思い、二つの椅子の使用目的を何となく分けるようにした。すると、二つの場所で見える風景に親しみが湧き出し、まず整理整頓がうまくいきだした。整理整頓というと断捨離しか知らなかったが、どうも第二の道がありそうだ。複眼の道というのだろうか。

 そして、椅子の性格がだんだんはっきりしてくる。座る椅子にあわせて例えばバックグラウンドミュージックも替える。一つは真面目に仕事をする椅子。もう一つはのんびりと思索を楽しむ椅子。そして、1-2週間の印象であるが、なかなか良い!

 一つの視点だけでなく二つ、時にはそれ以上の視点を持つことは成熟した世界を創る上で大事だと思う。小説でも一人の主人公だけで物語が展開するのも良いが二人の主人公といったように複数の主人公が登場すると深みが増す。以前の縄文小説では真善美を3人の登場人物にそれぞれ負わせたが、思わぬ展開があって自分でも大きな発見があった。

 さて、生き甲斐の心理学をU先生から20年学んで来たが、その中で特にありがたかったことは自分の生育史を大事にするということだった。いろいろ肯定的に自己分析したり解釈を楽しんでいくと、不思議なほどに自分の生育史が好きになり、それと共に世界がうまく回り出す。

 最近のことだが、さらに歴史上の人物とかよく出来た映画の登場人物の生育史を考えていくと世界が深まって行くようだ。夏目漱石とか石川啄木などの研究も楽しいが、よく分からない縄文時代の祖先の研究も実に楽しい。また、名作といわれる映画も何回も見て鑑賞するといろいろ気づきがある。

 さらに大きな気づきと言えば、U先生が書かれたブログに、ギリシャ神話のナルキソスとご自分を比較分析したときの体験談があったが、極端なナルシストのような人と自分を比較すると普段考えないような心の深層が見え、生育史の一コマ一コマの構造的な意味が見えるようになることは身をもって体験した。

 ナルキソスに恋したエコーが哀れにも身体が消えて木霊になってしまうように、ナルキソスは典型的な自己肯定・他者否定の権化。このナルキストを比較研究する中で自分の自己肯定・他者肯定への道が見えてくるのではないかと最近妄想している。

 まだ、自分の椅子を明確に例えばナルキソスの椅子とか名付けてはいないが、縄文小説を書くときにAのことを書くときはこの椅子とかと決めることもできるみたいだ。何か楽しい。

1/10 世界を広げて楽しく暮らす

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平和への知恵袋 (10/10 五感と生き甲斐と縄文)

2021-02-09 | 旅・雑記帳

昨日は楽しいオンラインでのおしゃべり会があり、久しぶりに沖縄の島々のことを思い出した。もう二年前に行った初めての沖縄。中でも久高島の印象は強烈だった。日本人の信仰の原点とは何か、いろいろ考えてしまう。玉砂利の話題も楽しかった。

さて、先月までの3か月「生き甲斐の心理学」の関係で、日本の原型といわれる7世紀の日本のことをいろいろ調べ考えた。世界の中で特異な日本の文化(甘えの構造、恥の文化、わびさび、穢れと禊、もののあはれ、幽玄の美)もいろいろ思索したが、どこの文化でもそうだが邪悪の問題にも取り組んだ。個人でも社会でもそうだが、なぜ人はもともと愛すべき存在なはずなのに邪悪になれるのか。もちろん、これは他人事の問題でもあるが自らの問題でもある。国や隣国の政治家の言動も気になるが、身近な日常の中で散見できることもある。もちろん自分のこころの動きも気になる。

人は何故邪悪になれるのか。

嘗て複雑系の話が盛んに言われたが、ちょうちょの羽が起こす僅かな空気の動きが、地球の反対側で台風を起こすようなことがあるという。気が付かないような些細なことが将来に大きな禍根を残す。私たちの幼少期のいくつかの愛の原型の羽音の一つ一つに将来が託されているようでもあるし、周りの大人のちょっとした些細な対応が原因かもしれない。人は、幼いころから年をとり死ぬまで年齢的な課題を持つものであるが、最近特に子供や孫世代のことが気になる。自分の過去の過ちと同じことが繰り返されなければいいとも思う。親の視点ばかりで子供の視点(かつて子供だった経験)ををどれだけ大切にしてたか。コロナ禍の影響が心配である。子供のこころにどのような影響を与えるか。子供の中に自他肯定的な芽を摘んではならない。

比較的平和だった縄文時代も当然疫病はあっただろうし、自然災害は想定外といわれるような火山のカルデラ爆発や、ノアの箱舟のような天候不順の時代もあっただろう。縄文の祖先たちは生き延びるために私たち以上の努力を惜しまなかったと思う。しかし、私はそれ以上に内なる邪悪とも戦ったのだと思う。それはいったい何だったのか?今一番興味があることである。自他を肯定し仲良く暮らす平和への知恵。

10/10 五感と生き甲斐と縄文

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歌と踊りで元気になる!(9/10 五感と生き甲斐と縄文)

2021-02-06 | 第二章「五感と体感」

 5年ぶりに1300年前の持統天皇のケーススタディのレポートをU先生に提出しての感想だが、本当に自己分析は大切だということだった。さらに五感という切り口も素晴らしかった。

 持統天皇は大化改新の時に生まれた女帝であるが、私にとって持統天皇とのお付き合い?は結構長い。高校生の時に日本史の授業で、何人かで夜なべをして大化改新の放送劇(テープで録音)を作ったことがある。その会は蹴鞠の会といって、今でも時々話題になる。日本史の先生はK先生で私たちの努力を褒めていただいたが、「日本で天皇が神になったのは天武天皇・持統天皇のころと昭和天皇のころ」そんなことを習ったのが今でも記憶に新しい。日本史の授業は楽しかったが室町時代に入る頃に60年代後半の高校紛争で授業がなくなり、卒業前に少し補習があったもののK先生の日本史の授業を十分受けることができず残念だった。


 高校はとても自由な校風で私もエンジョイしたが、その高校紛争の後遺症は大きく、遙か昔に私は卒業したが、高校では最近まで生徒会がなかったようだった。私は高校の豹変という不条理さを知り、その後はある時期までその暗い気分をひきずったように思う。その中で文学にも興味を持ったが一番の愛読書はカフカであった。最近100分で名著でカフカを視聴したが、目が覚めたら虫になっていたというあの乾いた暗さは、暗い気持ちのときに読むとカフカが寄り添ってくれるようで(共感と受容)、どこかで慰められたようだった。その後は知人のお陰で生き甲斐を見いだし、カフカからは離れていった。

(2012年にチェコを訪れたとき)


 しかし、今分析するとカフカの影響は結構あり、カフカの二重生活(昼間は固い仕事のサラリーマンで夜は小説家)などはどこかで見習っていて、学校を卒業するとサラリーマンになり、形は変わるがそのパターンを最近まで続けていたようである(笑)。


 ところで、持統天皇は私のカフカ熱中のころ(21-23歳ごろ)は、ちょうど唐・新羅軍に白村江の戦いで壊滅し大津京で暮らしていたころ。祖母の斉明天皇、姉の太田皇女や叔母の間人皇女が亡くなり、戦後の混乱期なので私のカフカではないが気落ちもあっただろう。もちろん、この時期に夫の大海人皇子と次の一手の壬申の乱を画策したりするのだが、気になることがもう一つあった。

 それは晩年、最近の万葉集研究によると万葉集の巻一の編集が持統天皇によってなされたという説だ。持統天皇は自らの歌も百人一首にとられるほどであり、和歌の理解者であったことは確実で柿本人麻呂の保護者でもあった。その萌芽は多分この近江・大津京あたりにあったのではないかというのが私の推理だ。


 和歌や俳句は現在、文学の中に収まり文字言葉の世界かと私など考えてしまうが、どうもそのころは違うようだ。日本はカラオケ文化の発祥の地であり、歌を愛好することでは世界の冠たるものがある。そして和歌は持統天皇のころは文字言葉というより歌うものであった(日常で使う文字が無かった)。そして、きっと持統天皇も古来(縄文からの)の歌を歌ったり聞いたりしたのだろう。


 さらに、今でも建設時に縄文時代の遺跡や遺物が見つかることも多いが、当時も建設ブーム(水城や山城、大津京)。この中で当時の古代への関心も高まっていたかもしれない(笑)。もちろん、白村江の戦いの大敗北で自らのアイデンティティの確立ということもあり、私がカフカで慰められたように、持統天皇も歌で元気を出したかもしれない。

 しかし、脳生理学者のお話を以前聞いたが、歌と踊りは心の健康でとても大切らしい、私のカフカより(もちろんそれで生き延び感謝だが)歌のほうが元気になっただろう。


9/10 五感と生き甲斐と縄文

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