イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

躍動する過去!

2007-03-31 | 第三章「無意識の世界」

四ツ谷見附の土手の五十年前は、もっと躍動的だった。 子供が走りまわり、犬の糞がところどころにあり、銀蝿が乱舞していた。 石の陰には蜥蜴が銀色の尻尾をきらめかしていた。

花見には、新聞紙やキョウギの弁当のゴミなど、何か子供には抵抗感があった。 もっと臭いと繁雑さが五感と体感を刺激していた。温室育ちの野菜ではなかった。

 大脳は記憶を改竄し、繁雑で躍動的だった50年前の過去はいつの間にか、去勢された静止画像になってしまう。 シャガ-ルの絵の不思議は、日本人とは異なる文化ではあっても、人間の過去の記憶をイキイキと躍動的にする何かをもっていると思う。

 シャガ-ルの自叙伝を読みながら、その秘密に触れた気がした。彼は過去を現在化している。

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桜咲く土手から

2007-03-30 | 第三章「無意識の世界」

昨日はポカポカ陽気で、四ツ谷の上智大学の前の土手を散歩した。

幼い頃から何度も来た土手だが、いつの間にか桜も成長して立派に咲いていた。 昔から好きなレンギョも、綺麗に黄色い花を咲かせ、絶妙のハ-モニ-である。

 渋い幽玄の美も良いが、やはり春は桜花がいい。桜を愛でる楽しげな人の顔を見るのも楽しい。 全身全霊で春を味わった。

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わかっちゃいるけど、やめられない!

2007-03-29 | 第三章「無意識の世界」

植木等さんが亡くなられた。昨日テレビでお父様のお話も含め放映されていて、感慨深く拝見させて頂いた。

その中でスーダラ節の一節「わかっちゃいるけど、やめられない」は、浄土真宗のお坊さんだったお父様が人間の弱さが出ていて良い、と植木等さんにいわれたとのことである。

確かに、そのとおりで、人の癖や習慣のようなものはなかなか変わらない。思いのままにセルフコントロールできる人は、あまり見かけない。無くて七癖・・・、そして、「わかっちゃいるけどやめられない」。

自分のことを振り返ると、そういった癖、習慣は、幼いころの経験に根ざした、無意識的な感情が反映されているように思える。

朝起きてから寝るまでの一日の感情生活を振り返りながら、何でそんな感情・思考・行動になるのだろうと考えると、幼少のころの感情の原型や経験に思い当たることがある。

そして、その時の感情・思考・行動を思索するのが問題解決の結局は近道であるように思う。

姫ウツギが可憐で爽やかな花を咲かせている。人間のこころの底もきっと姫ウツギのように可憐で爽やかだと思う。

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イチゴの香りは甘すぎる!

2007-03-28 | 第三章「無意識の世界」

久しぶりにベランダのイチゴを覗いた。甘い香りがして、幸せな気分に浸った。

甘い香りは、確かに良いけど何か甘すぎて物足りない、とふと感じた。 自分の回りは、幸せに向かって緩やかに上昇しているとは思うが。

何か本当にやるべきことが、手付かずの感じでもある。 無意識からの重要なメッセージなのかもしれない。 あるいは成育史からくる、ただの気の迷いかもしれない。

これから、しばらく、無理なく考えてみたい。

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機嫌が悪い人に愛を!

2007-03-27 | 第三章「無意識の世界」

家庭でも、職場でも、機嫌が悪い人にどう接するかは大切である。へたに対応すると、矛先がこちらに来て険悪になることもある。逃げるが勝ちという人も多い。

特効薬ではないかもしれないが、直接的な怒りの対象のほかに、その方の本音の暗い感情を感知するのが重要な気がする。混乱しているときは、本人もその本音の暗い感情が判らなくなっているものだ。

人間、感情的に問題がある時は、本人も気がつかない中で、意識と無意識がばらばらに作動しているようだ。なにか普段と違う思考と行動をとることがそれである。

そして、タイミング良く相手の本音の不安感に優しく触れると、人間は落ち着くことが多い。宥めることの上手な人がいるが、相手の本音の不安感を感知し、思いやってあげることが上手である。

さて、うちのワンちゃん、人間ではないけど別居の痛手から立ち直ったであろうか。

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