事例紹介コラムです。
当ブログの独自の評価基準である「Jクラブの付加価値」の評価ポイントの中に、「市町村デー」というものがあります。ホームタウンである市町村で輪番制でホームタウンデーを開催し、ホームタウンとの結びつきを深める活動であり、地域に根を張る重要な事業です。古くは愛媛さん、J3に行ってしまいました鳥取さん、そして某黄色いチームもしっかりホームタウン各市町村を大事にされています。スタジアムの近くしか目を向けず、県民クラブでありながら、ごく一部の市としか付き合わず、とても県民クラブとは言えないかもしれない事例もあるやに聞いております。そういうところは置いておいて、J1クラブの一事例を紹介したいと思います。同じ大阪府の中にもう一つJクラブがあり、なおさらホームタウンを大事にしなければならない環境であるガンバさんです。以下、抜粋して紹介。
【ホームタウン応援デー」開催一覧】
G大阪のホームタウンに在住・在勤者を対象に、お得に観戦できる「ホームタウン応援デー」を実施。
ガンバ大阪ホームタウン:北摂・北河内地域14市3町:吹田市・茨木市・高槻市・豊中市・摂津市・池田市・箕面市・島本町・豊能町・能勢町・交野市・門真市・四條畷市・大東市・寝屋川市・枚方市・守口市
【現在開催を予定しているホームタウン応援デー】
〔ホームタウン登録会員応援デー〕
・対象: ホームタウン登録会員(ホームタウン在住・在勤)
・席種: カテゴリー5(バックスタンド指定席・上層エリア)
・価格: 大人:2,700円(通常前売価格:3,000円)/小中学生:無料(通常前売価格:1,500円)
・申込: 最大、大人4枚・小中学生4枚の合計8枚まで
・対象: 3/11(金)ホーム大宮戦、4/15(金)ホーム戦
〔市民応援デー〕
・対象: ホームタウン各市町在住・在勤者
・席種: カテゴリー4(メインスタンド指定席・上層エリア)、カテゴリー5(バックスタンド指定席・上層エリア)
・価格: カテゴリー4:大人2,100円(通常前売価格3,500円)/小中学生無料(通常前売価格2,000円)
カテゴリー5:大人1,800円(通常前売価格3,000円)/小中学生無料(通常前売価格1,500円)
※カテゴリーどちらかを選択可(ただし、複数枚申込みの場合は同一席種限定)。
・申込: 大人・小中学生合計4枚まで
・対象: 4/ 2(土)ホーム横浜戦(摂津・枚方・交野市在住・在勤者)
4/29(祝)ホーム川崎戦(箕面・寝屋川・四條畷市在住・在勤者)
6/11(土)ホーム湘南戦(吹田市在住・在勤者)
6/25(土)ホーム名古屋戦(池田・守口・門真・大東市在住・在勤者)
7/ 9(土)ホーム仙台戦(豊中市在住・在勤者)
7/17(日)ホーム福岡戦(茨木市在住・在勤者)
7/30(土)ホーム広島戦(高槻市・島本・豊能・能勢町在住・在勤者)
J1・G大阪公式HP該当ページ:http://www2.gamba-osaka.net/ticket/hometownday.html
対象試合をチェックすると、しっかりホームタウン全市町村がもれなく対象になっていました。いくらホームタウンに名前があっても、年間通じて何も無く、どうにかならぬかと不満を持ってしまう事例もあるかもしれません。市町村と話をすると、まず「タダ券を回してほしい」と口にされ、嫌気がさしたという事もあるのかもしれません。それでもホームタウン各市町村とはしっかり付き合わなければなりません。
後援会、特に行政を核に組織されていたらそういう事は比較的やりやすいと思いますが、そもそも後援会組織が皆無のところは論外ですね。いくら市町村デーをちょこっとやっても、表面上の事で終わっている事は否めません。甲府さんも素晴らしいですね。確か、スタジアムに全市町村の旗を掲げていたと聞いています。そういうクラブであれば、「うちの市もホームタウンの一つのはずなのに、〇〇の〇の字も何も無い」とぼやかれる事はないと思います。山雅さんも素晴らしいですね。
県民クラブでありながら、ほんの少ししか市町村デーができていないところは、ぜひ他の市町村にも目を配り、「県」という大きなホームタウンを大事にしてほしいですね。「スタッフ不足で回りきれない」というのは理由になりません。甲府さんはできていますから。そして、かなり昔の事例ですが、ずっとキープしていた話題を紹介します。
【元ガンバ・嵜本晋輔 スイーツで大ブレイク、会社の年商は130億に】
嵜本晋輔元選手は、2001年の入団1年目から公式戦に出場するなど将来を嘱望されたが、3年目に戦力外通告を受けると、JFLプレーした後、リサイクルショップを営んでいた2人の兄に相談し、2008年にスイーツ業界に参入。
「頭の中が真っ白になりましたけど、絶対見返してやる」という本人の意気込みで、和三盆を効かせた『えびすロール』や立方体型のシュークリーム『キューブシュークリーム』といったヒット商品を相次ぎ販売。
更に「当時スイーツブームとお取り寄せブームがあったのでケーキ一本で勝負。業界に深く入っていないが故に斬新なアイデアや発想がうけた」と本人のコメント。その後、焼きたてチーズタルト専門店「PABLO」を立ち上げると、レアやミディアムなど焼き加減を選べることなどから、かつてない大ヒットを記録。2人の兄が社長と専務。自身が常務を務める会社は今期で130億円の年商となり、3兄弟は平等に3,000万円ずつを年収とするも、焼きたてチーズタルトについてはそれぞれが発案者であるとお互い主張。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/9256406/
2014年の情報ですが、当時の年商はJリーガー時代の約10倍の3,000万円だったとか。G大阪のオフィシャルパートナーで、ホームゲームの「美味G横丁」にチーズケーキ店で出店しているとか。調べてみると、嵜本氏は洋菓子店の他にも、ブランド買取事業(㈱SOU)も手掛けておられるそうです。素晴らしいですね。まさに究極のセカンドキャリア。あと、美味G横丁に凱旋出店しているのも素晴らしいですね。元選手のスイーツ店、これもご当地グルメののれん街で、当ブログ好みのスタグルです。決して「対戦相手にちなんだメニュー」が目玉メニューでは無いようです。今度吹田市立スタジアムに行った時に探してみたいと思います。
PABLO公式HP:http://www.drq.co.jp/brand/pablo/
㈱SOU公式HP:http://www.ai-sou.co.jp/
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