PV生観戦レポです。
昨日、ウルトラスブルーで開催されたファジのアウェー群馬戦のPVに参加してきました。広いウルトラスと違って、やや狭いお店なのでこの日も早めに入店しました。まあまあの位置をキープして、ひたすらキックオフを待つ。そのうちに続々と来店客が入ってきて、あっという間に満席状態。隣の席に目を向けると、どうやら大学生のグループの様子。試合の途中で自己紹介をしていましたが、あれっひょっとしてファジピスタ? とも思いましたがよくわからず。試合の日に最初集合した後は、観戦位置は各自自由とか何とか言っていました。まあいい事です。
この日も山やん君登場。終了間際に、語る会メンバーである熊氏が久しぶりに登場。ビールを美味しそうに飲まれていました。何でもご夫婦で、アウェー札幌戦にパルツアーで参加してきたとか。やりますね。試合結果は結果でしたが、札幌を満喫してこられたのかなと。あと、周りを見渡してみるが、この日も先週の札幌戦と顔ぶれが微妙に違う。どうして試合ごとに顔ぶれが大きく違うのか大きな謎です。
スカパー中継を観ていたら、途中で画面左上に何かマークが出たり消えたりする。何だろうと目を凝らしてみると、地震マーク? 揺れているビルマークのようで、携帯ネットで確認すると確かに地震発生表示です。でも、中継でも何も言わないし、周りの観客から会話で聞こえる事も無し。「サッカー観ていていいんだろうか」と一瞬思いました。スカパーさん、表示マークの説明をされたらどうですかと。
試合ですが、連敗を免れて比較的相性が悪い群馬さんに勝てました。先発を見ると、元ファジ選手の一柳選手の名前がありました。山やん君も「せんと君ですよね」とはっきり覚えていました。まだ加地選手が来る前の、数年前のファン感で真面目路線だった雰囲気の中で、唯一被り物(せんと君)でステージを盛り上げてもらって感謝した覚えがあります。その後、いろいろなチームを渡り合ったようですが、今年群馬の地で再会できました。面影が少し変わって、ぱっと見ではすぐに一柳選手とはわからなかったかもしれません。試合中、サイドバックでよく目立っていましたよ。
試合の個人的な印象ですが、勝ちはしましたが決していい内容ではなかったと思います。得点も加地選手の横からのクロスで実質オウンゴールですが、試合後加地選手の得点に変更されました。群馬さんが決定力などプレーの精度が岡山よりも悪く、個々のプレーの質で岡山が上回っていたから、勝てたと思います。岡山はゴール前をガチガチに固めた相手、ポゼッションサッカーには弱いですが、昨日の群馬さんはいずれにも該当せず、岡山のカウンター攻撃が効果を発揮しました。
この日も17本(確か)のシュートを打っているがホームランばかり。特に島田選手のプレーに対しては、周りから「スポーツを間違えるな、キックベースボールじゃねえんだ」と厳しい声が飛んでいました。何本か島田選手のホームランの後に、矢島選手のボレーシュートが枠内に行き、お手本を示した格好。浦和さんからのレンタル選手で、五輪代表候補のプレーを見せつけられて、岡山そのものはまだまだJ1クラスとはレベルの差があると感じました。
ネットの戦評です。
序盤から岡山の速いプレスに悩まされ、守備に追われる群馬。岩政のロングフィードを警戒して群馬のDFラインが下がると、岡山に中盤でパスを回される。前半35分には左サイドからのクロスから加地選手のクロスで岡山が先制。防戦一方だった群馬は後半から攻撃の活性化を図ると、アタッキングサードでボールを保持できるようになって攻勢。しかし、決定力足らずで群馬さんは3連敗。
今朝の山陽新聞で「集中ファジ完封」というタイトルの記事にあった戦評です。
守備陣が集中を切らさず完封。速攻、遅攻を織り交ぜて好機を作りながら追加点を奪えなかったのは反省材料だが、終盤の相手の猛攻撃をDF陣が粘り強くはじき返した。群馬さんは序盤の、逸機が痛く、要所でのパスミスも目立った。加地選手のゴールはG大阪時代の2007年以来となる「珍しい」ゴール。この場面は左WBの片山選手のクロスに逆サイドの加地選手がきっちり詰めていたのがポイント。両WBの積極的な姿勢が分厚い波状攻撃を生み出した。中林選手のビッグセーブも見逃せず、その後の流れを作った。足を止める事なく、シュートブロックに体を張る守備陣の姿に昨シーズン誇った堅守の雰囲気がよみがえりつつあると締めくくっていました。順位は暫定3位でしたが、今日の試合で熊本さん待ちですが、暫定3位につけました。
平成28年熊本地震ですが、岡山も義援金募金活動を実施するようですが、J's GOALでは見かけなかったなぁ。15日のどの時間のアップか知りませんが、少ない情報でもいいから、他のクラブ(何度もアップするクラブがいくつもあり)のようにすぐにJ's GOALに出して欲しかったですね・・・ 今日はネクストの試合でも義援金募金活動を実施されたようです。
あと、岡山には熊本県出身選手が3人います。久木田選手、秋吉選手、豊川選手で各選手の実家の無事は確認できたようです。そんな中で、日刊スポーツで豊川選手のエピソードが掲載されました。さすが、J1鹿島からのレンタルで五輪候補選手。以下、抜粋して紹介。
熊本市出身でJ2岡山の豊川選手が後半29分から出場。「熊本県の皆さんに元気を与えたい」とコメント。試合開始前に黙とうがささげられたが、豊川選手は手を前に組み、目を閉じた。「熊本がぐちゃぐちゃになっている」。変わり果てた地元の風景が、脳裏をよぎったとか。
14日夜、岡山の自宅で地震のニュースを見て、がくぜんとした。実家は熊本市で、震度7を観測した益城町から自転車で約10分。「ただ信じられなかった」。昔、サッカーの試合に行くため、何度も通った道に大きな亀裂が入っている。なじみの神社や橋が壊れている。家には両親と弟がいた。すぐに父に電話したが、つながらない。「サッカーをしてていいのかな」。最悪の事態も頭をよぎったとか。
その後、父親と連絡がとれ、家族の無事が確認。実家は倒壊こそ免れたが、家具は倒れ、食器も散乱している状況。励まそうと思ったが、逆に実さんから「家族は無事。サッカーに集中しなさい」と励まされ、「サッカーができる幸せを感じました。できれば早く熊本に帰って、何か自分にできることがあればやりたい」とコメント。
クラブ公式HP該当記事:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1460714068
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1632925.html
他の情報として、山陽新聞に豊川選手の事以外に、湯郷ベルの福元選手(鹿児島県出身)ら、岡山シーガルズの香野選手(福岡県出身)のご家族も無事だったとか。今日もTVではずっと熊本地震を観ていました。