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日本代表のこと・・・333

2016-04-13 00:01:16 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 今日、ロシアW杯アジア最終予選の組み合わせ抽選会があり、組み合わせが決定しました。ついに決まりましたね。泣いても笑ってもW杯出場に向けて、最後の戦いが始まります。まずは、サッカーキングの記事を抜粋して紹介。
   
 9月から約1年間かけて行われる最終予選では、2次予選を勝ち抜いた12カ国を6カ国ずつ、AとBの2グループに分けて、ホーム&アウェーの総当たり戦(各国10試合ずつ)を実施。各グループの上位2カ国が本大会への出場権を獲得し、各グループの3位に入った2カ国がホーム&アウェーの2試合を戦い、その勝者は北中米カリブ海の最終予選で4位なった国との大陸間プレーオフで、ロシア行きの切符を懸けて対戦。

【アジア最終予選の組み合わせ(カッコ内は最新のFIFAランキング)】
■グループA
 イラン(42位)、韓国(56位)、ウズベキスタン(66位)、中国(81位)、カタール(83位)、シリア(110位)
■グループB
 オーストラリア(50位)、日本(57位)、サウジアラビア(60位)、UAE(68位)、イラク(105位)、タイ(119位)
【最終予選日程(日本)】
 2016年9月1日(木)ホームUAE戦 / 9月6日(火)アウェータイ戦 / 10月6日(木)ホームイラク戦 / 10月11日(火)アウェーオーストラリア戦 / 11月15日(火)ホームサウジアラビア戦 / 
 2017年3月23日(木)アウェーUAE戦 / 3月28日(火)ホームタイ戦 / 6月13日(火)アウェーイラク戦 / 8月31日(木)ホームオーストラリア戦 / 9月5日(火)アウェーサウジアラビア戦
サッカーキング該当記事:http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160412/430210.html

 個人的にはオーストラリアが不気味ですね。今年なでしこでやられ、忘れもしないドイツW杯で惨敗を期した相手。いくら最近、親善試合でいい試合を演じていても本番は関係ありません。ドイツW杯の時も楽観論でしたが、見事にやられました。また、中東勢も侮れません。去年のアジアカップの準々決勝で敗れたのがUAEです。何と、この時の準優勝がオーストラリア、3位決定戦に進んでいたのがUAEとイラクで、UAEが3位に終わっていますが、この時のベストが3チームも今回のグループBにいます。今のところ、国内メディアは楽観論ですが、本当に楽観視していいのだろうか。そして、サッカーマガジンZONEで、対戦する5カ国について分析しています。以下、抜粋して紹介。

 通算対戦成績と直近5試合の対戦データを分析。W杯予選等の公式戦と国際親善試合の結果を同列で語ることは少し無理があるが、通算対戦成績で見る限り、日本は同じグループの5カ国に対して勝ち越し。不気味なチームばかりだが、今の日本代表に苦手意識は見当たらない。
 オーストラリアとは、21世紀に入ってから11回も対戦し、ここ5戦は3勝2分と負けなし。サウジアラビアとUAEには、ここ5試合で2敗。特にUAEは昨年のアジアカップ準々決勝でPK戦負け。日本の対戦5カ国との対戦データは以下のとおり。( )は報ステの情報。
・オーストラリア/通算8勝8分7敗:  最近5試合の結果:3勝2分0敗(何と、W杯予選では4分2敗)
・サウジアラビア/通算7勝1分3敗: 最近5試合の結果:3勝0分2敗(サウジのホームでは戦った経験が無い)
・UAE      /通算5勝8分2敗:  最近5試合の結果:2勝1分2敗:1PK負け
・イラク     /通算6勝2分3敗:  最近5試合の結果:5勝0分0敗
・タイ       /通算14勝4分2敗: 最近5試合の結果:3勝1分1敗
サッカーマガジンゾーンウェブ該当記事:http://www.soccermagazine-zone.com/archives/30189

 これらの対戦成績を何と観るかですね。今年のなでしこの五輪予選でも、国民みんながまぁ大丈夫だろう。世界3位のチームが予選敗退する訳が無いと勝手に妄想していましたが、あっさり予選敗退です。本当に嫌な予感がします。今回、予選突破できたとしても、個人的には次のカタールW杯がやばいと思っています。そして、セルジオ越後さんがコラムで吠えていました。当ブログでは以前によく紹介していましたが、今回はすごい説得力があるので、今回抜粋して紹介させていただきます。

【セルジオ越後「リオ五輪を控える五輪世代が頑張らないとダメだ」】

 最終予選は甘くない。2次予選でも露呈した課題に取り組んでいかなければいけない。中でも気になっている課題は2つ。1つは体格が良く、引いて守りを固める相手への対応。これは昔から変わっていないが、ボールを回すだけで攻撃の形をつくれず、逆にカウンターから決定的なチャンスを作られる。先日のシリア戦にしても、最初の2得点は相手の守備を崩し切ったというよりは、ラッキーと相手のミスで生まれたもの。遠めの距離からでも積極的にシュートを打つことも大事だし、セットプレー時の工夫がもう少しあっていい。
 それ以上に深刻なのは選手層の薄さ。おそらくシリア戦のスタメンがハリルホジッチ監督の考える現時点のベストメンバーなのだろうが、ザックジャパンのブラジルW杯時のメンバーとほとんど変わず、よく言えば不動、悪く言えばマンネリ。確かに岡崎、本田、長友らは経験もあるし、働きを計算できる選手。でも、彼らも今年で30歳になり、主力が年齢を重ね、相手に研究されて痛い目に遭ったなでしこジャパンと同じ道をたどらないようにしないといけない。
 そういう意味で、2次予選は新戦力を発掘する絶好の場で、ハリル監督も何人かの選手を試したけど、残念ながら不動のメンバーを脅かすような選手は出現せず。原口と金崎が目についたくらいだが、まだまだアピール不足で、スタメンを奪うほどでない。また、「ぜひ代表で使ってほしい」と思うような選手もこれといって見当たらない。だからこそ今後は若手のアピールに期待したい。特にリオ五輪世代が頑張らないとダメ。
 かつてのアトランタ五輪代表チームには、五輪後にA代表でも長く主力として活躍する選手が多くいた。彼らはただ才能に恵まれていたわけでなく、「A代表に行っても俺たちがレギュラーだ」という熱い気持ちがあり、そのギラギラした感じがプレーにも表現。五輪で経験を積んで成長し、A代表に勢いをもたらした。今の五輪世代からもそういう選手が1人でも出てくれれば、最終予選に向けて明るい材料。
 日本協会にお願いがある。当然ながら、代表強化には組織的なバックアップも必要。だから、最終予選までの唯一の強化試合となるキリン杯(6月:ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、デンマークが参加予定)をより意義深いものにすべく、ベストメンバーで来日してくれと今から相手チームとの交渉に当たって欲しい。田嶋会長の手腕に期待。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/11386423/

 セルジオさんにしては、少し緩かった論調でした(笑)。この中で気になるのが「主力が年齢を重ね、相手に研究されて痛い目に遭ったなでしこジャパンと同じ道」という部分。同じ道を歩む可能性は結構あります。ロシアには出れても、カタールには出れないかもしれません。ぜひ、なでしこジャパンの悲劇を反面教師として学び、過ちを起こさないように日本協会は頑張って欲しいですね。
 実際はなでしこの時と同じ初戦にかかっているともいます。相手は去年のアジア杯準々決勝でPK負けしたUAE。もし負けると、なでしこのようにズルズルといってしまうかもしれません。第2試合は灼熱のアウェータイ戦。ここでも勝てなかったら、非常にやばいと思います。本当に厳しい大会だと思います。心のどこかで「大丈夫だろ」と思っていてはいけません。本当に「厳しい」のですから。日本は普通に進歩していても、アジアの他の国々はもっともっと早いペースで進化していますから。日本が出ないW杯なんて簡便して下さいよ。

コメント
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