ポーの一族【春の夢】vol1 《月刊flowers7月号》
萩尾望都氏が「ポーの一族」の新作を40年ぶりに描くと言うので、 「月刊flowers7月号」を本屋で予約をしました。予約を入れて本を買うなどと、最近ではめったにというかほとんどない......
上の囲みは、昨年の5月30日に投稿したものなんです。
「ポーの一族」が40年ぶりに再開されると言うので、漫画雑誌を予約して買い求めたと言うような事とほんの少しの感想などを書いているのですが、こんな事を書いている私自信は、昔と全く変わらないような気がします。
でも外見は、相当くたびれてきて、自分でもがっかりぽんや。
梅酒を作るじゃないですか。
年月が経てばたつほど熟成してきて、まろやかになったり深みが出たりするでしょう。
だけどそれを入れている入れものは、古びて来てしまうのは仕方がないことかもしれませんよね。
ああ、だから人は、それは人には有らずと言うものになってしまっても、そんなものに心のどこかで憧れてしまうのかもしれませんよね。
永久に古びる事のない器を持つ者たちに。
「時よ、とまれ。君は美しい。」
いや「美しかった。」
「美しかったかもしれない・・・」
まっ、いいか。
止まんないんだから。
だけど人は失いつつ得ると言う事を繰り返し歳を重ねていくものなのかも知れません。
そしてその得ると失うモノのバランスが崩れてきた時に、本当の老いがやって来るのかも知れないなどと思ったりもするのです。
しかし一年は早い。
昨年の今日…じゃなくて、既に昨日…その「ポーの一族」のスタートの事を書いて、そして数日前に、その最終話の記事を書いて、今年の「月刊flowers7月号」の画像を載せたのですから。
あの時、この時と、本を買いに行った事さえ想い出になるなんて、ささやかなことながら、それに対してもありがとうと言いたいような気持になります。
そして「ポーの一族『春の夢』」のつたない私の感想記事を、読みに来ていただいた多くの皆様に、本当に感謝申し上げます。