Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

庭のツユクサ

2015-10-09 | 山野草

ツユクサ(露草)は、世界に広く分布する1年草です。
万葉集には月草として詠まれ、青い色素が染料に、全草を乾燥して生薬にも使われた。
  
庭には雑草として生えてきましたが、一部に残して夏から秋への季節変化を感じます。
3枚の花弁の内、下の1枚葉小さく白く目立たず、上の2枚が大きく青色が鮮やかです。
長く伸びたメシベが1本、オシベは6本あります。
 
  
 
中にはメシベの無い花もあり、6本全てがオシベです。
上の短い3本のオシベは、花粉を出さない仮オシベですが、黄色が目立ちます。
中間のオシベは黄色で花粉も出し、長く下に伸びたオシベが最も多くの花粉を出します。 
 
 
 
蕾を保護する苞葉の中から、2~4個の花が時間差で開花するようです。 
 
 
 
時に2つの花が同時に開花することもあります。
3個のπ型の仮オシベ、1個の人型のオシベ、花粉をたくさん出す長いオシベ2本と
長いメシベ1本が分かります。
右下写真は、上に着いた花にメシベがありません。 
 
  
 
アブがやってきて花粉を食べていますが、メシベの無い花でした。
右下はホソヒラタアブが人型オシベの花粉を食べ食べていますが、メシベがあれば
受粉の可能性がありました。 
 
  
 
朝咲いた花は昼過ぎには閉じてしまいますが、その時に長いオシベとメシベを
クルクルと巻いて苞葉の中に納まり、自家受粉する仕組みになっているようです。
 
通路脇で生い茂った露草も、水引と一緒に刈り払って、・・・ 秋が深まります。
 
 

コメント
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