日本のホトトギスで、宮崎県のみに分布する「キバナノツキヌキホトトギス」です。
渓流沿いの崖地などに自生する、絶滅危惧種ですが、鉢栽培で今年も開花しました。
10月中旬に、花茎4cm位の黄花を咲かせました。
葉の脇に着く花は、上向きで、紫色の斑点をもつ6弁花です。
長さ30cm弱の茎葉は枝垂れて、その先に花を着け、
花の下部には腺毛が在り、付け根の部分には膨らみがあります。
互生する葉が、茎を巻いたようになっており、茎が葉を突き抜けているようです。
陽射しには弱く、葉焼けし易いので注意します。
鹿児島県大隅半島に分布する「タカクマホトトギス」は毎年茎葉を立ち上げて
黄花を咲かせて来ましたが、夏の葉焼けが酷く、今年は花芽が出来ません。