「月下美人」はサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物で、
メキシコの熱帯雨林地帯に自生する原種です。
挿し木苗を鉢植し、草丈50cm余りで毎年秋に開花しています。
花は夜に咲き、朝には萎んでしまうのですが、今年は違いました。
(10月初め平年より異常な高温が続き、10日から寒い日が続きました)
10月12日、朝7時に全開の状態でした。
前夜に外玄関に置いてある鉢を確認した時は、開き始めていなかったのですが、
深夜か朝方になって開花したのでしょう。
大きな雌しべとたくさんの雄しべを持ち、強い香りを放ちます。
もう1個、開花間近の蕾があります。
10時30分には、下画像のように花弁を閉じてしまいました。
翌10月13日朝7時30分。ウォーキングから帰った時、玄関脇で蕾が開き
かけているのに気付きました。
( 昨日の最高気温が14.9℃で、平年より6.4℃も低く寒かったのが原因?)
9時30分開花しましたが、少し小さいようです。
9時40分、玄関前で薄日を浴びています。
強い香りは、夜行性の小型コウモリを受粉のために呼ぶのが狙い?
11時40分頃には花弁を閉じ始め、
14時30分にはこんな様子に、時間をかけて閉じていきました。
冬は無加温の納屋で休眠させています。
下のムネイルは、蕾から開花前までの生長変化です。