サツキ」(皐月)はツツジの仲間で、関東以西で山奥の岩肌など
に自生しているそうです。
園芸品種が多く、盆栽栽培される方が多くおられます。
庭植えの2種が、ツツジより約1か月遅れて、
6月初めから咲きました。
庭と池を作り変えた時に、
原種に近い「大盃」という品種を、4か所に植えました。
玄関手前の洋シャクナゲとハナミズキの樹下に1株、
池周りに3株です。
( 鯉と金魚がいる池は、防鳥のため網で覆ってあります。
今年も、アオサギとダイサギに金魚が捕食され、数が減りました。)
せっかく、サツキが池周りを彩ったのに、残念なことでした。
残る1株は、以前より庭に在ったもので、品種不明の白花です。
梅雨の雨が続く中、サツキも花を終え、ムクゲなど夏の花木に
移っていきます。
「シラン」(紫蘭)は、関東以西の日本・台湾・中国に分布する
地生ランです。
プランターでの混植栽培ですが、地下に偽球茎が連なって増殖し、
安プランターを破ってしまい、そのままで別容器に移しました。
5月下旬から6月下旬まで開花していました。
花は基本種の紅紫花ですが、葉の縁に白斑が入る品種です。
40~50cm程伸ばした花茎の先に、数個の花を咲かせます。
細長い花弁を、あまり開き切らないで咲くようです。
同じプランターで白花種も元気です。
花茎も30cm余りで、葉も花も、少し小ぶりな感じですが、
紅紫花の中で、清楚な白花が存在感を増します。
よく見ると、一部に淡くピンクを帯びる所があります。