鉢植えのヤマアジサイ、「七段花」(シチダンカ)は、シーボルトが
「日本植物誌」で世界に紹介し、その後は幻の花とされていたが、
1959年、神戸の六甲山で再発見されたヤマアジサイです。
6月上旬、青色で八重咲の装飾花と、目立たない両性花が咲き揃いました。
6月初めに伸び出た装飾花は、初めは黄色を帯び、
徐々に青紫へと変わっていきます。
装飾花とほぼ同時に、両性花も開花しますが、
稔ることなく散り落ちるようです。
ガクが発達した装飾花は、星形で重なっています。
6月半ば、5号鉢植で、樹高20cm余り、花の最盛期です。
6月の後半には、装飾花が横向きになり、
6月末には、反転してきます。
花後は特に剪定はせず、花穂だけを切除して、来年に備えます。
見落とされて残っていた花が、黄緑色に変わっていました(7月28日)。