ギボウシは日本を中心とする東アジアの特産で、
江戸時代に園芸植物として品種改良され、
シーボルトなどがヨーロッパに紹介したことから
欧米でも多くの品種が育成されました。
学名のホスタ(Hosta)や、カタカナ表記の品種名で流通する
数種を庭植えしました。
7月の中~下旬に開花した4種(品種名は忘れて)です。
自宅裏のブルーベリーの樹間に植えた3株のうち、
花茎を10数本上げてたくさんの花を咲かせた1株です。
明るい黄緑色の小型葉ですが、増殖しました。
花色は濃い目の紫色です。
2株目は、黄緑色の丸い葉に、濃い緑の斑入り葉です。
花は白花で、下向きに垂れて咲きました。
3株目は、濃い緑の葉で、縁に黄色い斑が入ります。
終いの1株は東庭のドウダンツツジの樹下で、
緑のやや細長い葉に白覆輪が入ります。
花色は、白地に薄い紫が入ります。
庭に植えた、赤紫種と青花種は消えてしまいましたが、
植えた覚えのない一重の白花が、
東庭のイトススキの周りに殖えてきました。
6月下旬から7月にかけて咲いていました。
踏み石の周りにも、ホタルブクロの葉が広がってきていましたが、
今年初めて見る、淡紫色のホタルブクロです。
これも鳥が運んできたものでしょうか、
葉や茎の色も白花とは違っています。
今年はこの1枚だけしか撮れなかったので、来年に期待します。
ギボウシ(擬宝珠)の名は、
蕾が橋の欄干の擬宝珠(ギボウシュ)に似ることに由来します。
北海道~九州で、山地の草原や林縁に分布し、
若葉が山菜のウルイとして利用されるのが、「大葉ギボウシ」、
葉長が30cmを超える大型種です。
庭に以前よりあったもので、日当たりの良い通路脇に移植
したので、小型になってしましました。 7月中旬です。
花穂の下の方から順に、上へ咲き上がっていきます。
別株の7月下旬です。
蕾は薄紫色で、開花するとほとんど白色です。
「乙女ギボウシ」は韓国済州島産の小型種で、
葉の幅1cm余り、長さ3cm位です。
4号鉢植えで維持しています。
7月下旬に開花しましたが、花茎は1本だけでした。
濃い花色ですが、
1日花なので、あっという間に花期が終えました。
イングリッシュラベンダーは耐寒性が強いが、暑い夏は苦手で、
栽培地として、北海道の富良野が良く知られています。
我が家の鉢植えは開花数が少なく、今年は不調でした。
7月上旬の花、花色も薄いようです。
7月下旬の花です。
老株の現在の姿です。
ラベンダーは、鮮やかな紫色と香りが魅力のハーブで、
地中海沿岸を原産地とする、シソ科の常緑低木です。
鉢植えにしている2種の内の1鉢、
「フレンチラベンダー」は、5月中旬から6月に咲きました。
長年鉢植えしたままで、上部の幹は枯れこんで、
脇枝が長く垂れ下がって、懸崖造り風になっています。
意図して作ったわけではありませんが、
丈夫な、樹木であることが分かります。
ウサギの耳のような、苞のある花穂が特徴です。