flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

今和泉

2008-09-17 00:00:32 | 城郭・城下町

(いまいずみ 鹿児島県指宿市岩本)
 池田湖から再び錦江湾側へと出た。今和泉島津家があったこの地は、静かな佇まいをみせているが、今は「旬」なこともあって、ボランティアの方たちによる史跡案内が行われていた。このときは時間があまりなかったこともあり、今和泉の町割を歩き、今和泉島津家屋敷跡へと向かった。
 宝暦四年(1754)に築かれた今和泉島津家屋敷跡(別邸)は現在、主に今和泉小学校となっており、敷地内には井戸と手水鉢が残されている。また、錦江湾側には石垣が残されており、松林(隼人松原)となっている。
          (手水鉢 市指定文化財) 
 今和泉島津家は、島津一門家として延享元年(1744)に島津宗家吉貴の子忠郷をもって今和泉島津家を起こした。そして最盛期には、周辺の池田、岩本、串良、小牧、新西方、利永で一万五百九十三石を領していた。その後、天保六年(1835)今和泉島津忠剛のとき、一子(かつこ:後の篤姫)が生まれ、島津宗家への養女を経て徳川家に嫁ぎ、その後の徳川家に影響を及ぼした。

 この後は桜島に向かった。

コメント (2)
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