flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

神足神社

2012-08-15 00:00:10 | かみのやしろ

(こうたりじんじゃ 京都府長岡京市東神足)
 旧神足氏が居城した神足城の一角であり、神社前方には堀と土塁が残っている。平安時代の記録「延喜式」に、乙訓(郡)十九座の一社として確認できる。社伝によると、斉衡元年(854)国の官社とされ、祭神は舎人親王(とねりしんのう:天武天皇の皇子)としている。また、「桓武天皇の夢」という伝説が残る。田村の地(神足)の池に天から神が降り立ち、宮中を南から襲おうとした悪霊を防いだ夢を見た。天皇は目覚め、田村にこの神を祀る社を建てさせ太刀と絹を秘蔵させた。以後、この社は神足神社と呼ばれ、付近の地名にもなったという。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする