flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

毛越寺

2012-08-27 00:00:50 | ほとけのいおり

(もうつうじ 天台宗医王山毛越寺金剛王院 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢 世界文化遺産 国指定特別史跡・名勝)
 観自在王院の西側、嘉祥三年(850)に中尊寺と同じく僧円仁によって開創した寺院とされる。その後火災等で荒廃したが、平安時代後期に藤原基衡(もとひら)、秀衡(ひでひら)らによって再興され、「吾妻鏡」(あづまかがみ:中世の歴史書)には、堂塔四十余宇、僧坊五百余宇であったとしている。然し、嘉禄二年(1226)再び火災に遭い、更に天正元年(1573)には、葛西氏と大崎氏による兵火に遭って本尊と僧堂を除き焼失した。現在残る伽藍は、享保十七年(1732)に再建された常行堂以外、明治以降に建てられたものである。戦後、発掘調査が開始され、次第に現在の姿に整備されていった。   (大泉ヶ池)     (講堂跡)(金堂円隆寺跡)    (遣水:やりみず)      
(宝冠阿弥陀如来と常行堂)

    

コメント (2)
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