(浄土宗後富山平等寺 静岡県富士宮市東町 2006年5月26日)
永禄四年(1561)近隣の神田に弘法大師作の薬師如来を安置した堂宇があり、そこへ通夜した僧了公が霊夢を見て「願徳寺」を建立したのが始まりという。天正年間(1573-91)近隣の伝馬町へ移り平等寺と改められ、後に現在地へ移転した。慶安二年(1649)には徳川家光より朱印領三石二斗を受けている。宝永四年(1707)地震により堂宇が倒壊したが、間もなく再興された。また、明治7年には小学校「岳麓洞(がくろくどう)」の校舎として利用された。