flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

四天王寺庚申堂

2020-04-05 00:00:00 | ほとけのいおり

(大阪市天王寺区堀越町 2007年4月8日)
 かつては四天王寺の境内堂宇であった庚申堂は、大宝元年(701)正月七日庚申の日、豪範僧都が疫病に苦しむ多くの人々を救おうと一心に天に祈ったところ、帝釈天のお使いとして童子が出現し、除災無病の霊験を示したのが始まりとされる。以後、庚申の日に祈る行事が全国に広まったという。庚申堂は空襲により焼失したが、本尊の青面金剛は秘仏として残る。堂の前に三猿の石像があり、私の母方の先祖が天明三年(1783)に奉納したものである。



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